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CD クラウス・テンシュテット、グレートEMIレコーディングス ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、シカゴ交響楽団(14CD限定盤)

クラウス・テンシュテット、グレートEMIレコーディングス ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、シカゴ交響楽団(14CD限定盤)

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    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2011年04月03日

    カラヤンがいる時代にテンシュテットがワーグナーの管弦楽集を出したときは衝撃的でした。ベルリンフィルにカラヤン臭さ(?)がなく、こういう風にも響くんだと思いました。学生だった当時、この人はずごい人だなと思いました。マーラー全集も魅力的でした。しかし、テンシュテットのCDは意外と購入していないので、大人買いをします。届くのが楽しみです。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年05月20日

    本盤には、テンシュテットがEMIに遺した録音のうち、ロンドン・フィルとの一連のマーラーの交響曲の演奏や、チョン・キョンファやケネディなどとの各種協奏曲の演奏を除いたほぼすべての演奏がおさめられている。本全集の中には、シューマンの交響曲第3番及び第4番、4本のホルンのためのコンチェルトシュトゥック、メンデルスゾーンの交響曲第4番、そしてドヴォルザークの第9番など、最近では入手困難な音源も含まれており、仮にその他の楽曲のCDを何枚か所有していたとしても、価格が2712円という廉価であることに鑑みれば、購入する価値が十分にある充実したラインナップであると言える。テンシュテットと言えば、何と言ってもマーラーの一連の交響曲の豪演が思い浮かぶが、本ボックスを聴くと、それ以外の楽曲でも数多くの名演を遺した大指揮者であったことがあらためてよく理解できるところだ。テンシュテットは、1985年に咽頭がんを患い、その復帰後はがんの進行との壮絶な闘いであった。健康がいい時だけに指揮を許されるという絶望的な状況に追い込まれたが、それでもテンシュテットは一つ一つのコンサートをそれこそ命がけで行っていったのである。したがって、1986年以降の録音は、それこそ死と隣り合わせの狂気のオーラさえ感じさせる渾身の豪演揃いであると言えるが、それ以前の録音においても、テンシュテットはオーケストラを徹底的に追い立て、それこそドラマティックの極みとも言うべき劇的な名演奏を繰り広げていた。本ボックスはその壮絶な記録であり、どの演奏もテンシュテットならではのとてつもない凄みのある超名演であると言える。先ずは、何と言っても十八番のマーラーの交響曲第1番(CD7)が素晴らしい。シカゴ交響楽団を指揮したためか、別売のロンドン・フィルとの一連のマーラーの交響曲集に含まれず、本ボックスの方に収録されているが、これは壮絶の極みとも言うべき爆演だ。1990年というテンシュテットとしても健康状態が最悪の時期であったが、本演奏のような渾身の命がけの演奏は、我々の肺腑を打つのに十分な圧倒的な迫力を誇っていると言える。とりわけ終楽章などは、ほとんど狂っているとしか言いようがないような爆発的な昂揚感を垣間見せるが、これぞマーラーの交響曲を鑑賞する醍醐味があると言えるだろう。同曲にはワルター&コロンビア響盤(1961年)やバーンスタイン&COA盤(1987年)という超名演があるが、本演奏はそれらに比肩し得る至高の超名演と高く評価したい。次いで、ワーグナーの管弦楽曲集を集めた2枚(CD10、11)を掲げたい。録音は1980年〜1983年という、カラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代の末期からザビーネ・マイヤー事件が勃発して両者の関係に大きな亀裂が生じ始めた頃の録音である。本演奏では、最晩年の病魔と闘うという鬼気迫るような凄まじい気迫はいまだ感じられないが、それでも、オーケストラを全力で追い立てて行く生命力溢れる爆演ぶりは、テンシュテットだけに可能な至芸と言えるだろう。テンシュテットは必ずしもインテンポに固執せず、楽劇「ニーベルング」の指環からの抜粋(CD10)においてはテンポを相当に動かしているが、それでいて音楽が矮小化せずスケールの雄大さをいささかも失っていないのは、テンシュテットならではの圧巻の至芸であると言える。これらの演奏の録音当時はカラヤン自身の健康悪化もあり、ポストカラヤンが大きくクローズアップされていた。そのような中で、いまだ病魔の影さえ感じられなかった当時のテンシュテットは、カラヤン自身の高い評価もあって後継者の第一人者との評価も得ていたのである。ベルリン・フィルも、関係が悪化しつつあるカラヤンへの対抗意識も多分にあったと思うが、ポストカラヤンと目される指揮者とは圧倒的な名演を繰り広げていた時期に相当し、本演奏においても、テンシュテットの圧倒的な統率の下、うなりあげるような低弦の重量感溢れる迫力やティンパニの雷鳴の如き轟き、天国的な美しさを誇る高弦の囁き、悪魔的な金管の最強奏など、カラヤンによる同曲の演奏とは一味もふた味も違う圧巻の名演奏を繰り広げているのが素晴らしい。他の楽曲もいずれも超名演であるが、とりわけシューマンの4本のホルンのためのコンチェルトシュトゥック(CD14)に注目したい。同曲はカラヤンが一度も演奏・録音しなかった楽曲であるだけに、何よりも全盛期のベルリン・フィルのホルンセクションの圧倒的な実力を知る上では格好の演奏と言えるのではないだろうか。ゲルト・ザイフェルトとノルベルト・ハウプトマンという両首席に、下吹きの名人と言われたマンフレート・クリアなど、当時ベストフォームにあったベルリン・フィルのホルンセクションによる卓越した技量と極上の美しい響きを味わえるのが素晴らしい。いずれにしても、本ボックスは、同時発売のマーラーの交響曲集と並んで、テンシュテットの桁外れの実力を広く知らしめる意味において、極めて意義が大きいものであると言える。価格も2712円という破格の廉価であり、クラシック音楽の初心者にも、そして本演奏をいまだ聴いていない熟達した愛好者にも自信を持ってお薦めできる名ボックスと高く評価したい。

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  • ★★★☆☆ 

    アンチグルメ  |  愛媛県  |  不明  |  2012年01月12日

    評価の高いセットだが、私にはいまいちだったので書かせていただく。価格に関しては14CDで3000円しないのだからCPの高さはピカイチだ。私はテンシュテットといえば,BBCレジェンドから出ているベートーヴェンの第九のライブの白熱した名演が記憶に残っているぐらいで、あまり聴く機会がなかったので、損をしてもいい気持ちで購入した。五つ星をあげてもいいものは、定評のあるマーラーとワーグナーの演奏くらいで、あとはあまり印象に残るものはなかった。録音がEMIの悲しさ、特にロンドンフィルとの物が、比較的新しい時期のものにもかかわらず冴えない。ベルリンやシカゴとのものが普通ていど。収録されている曲が名曲が多いだけに、他の指揮者との比較もしやすいだけに苦しいところ。総合点としては、三ツ星より少し落ちる。反論があることを承知の上で、あえて辛口の評価をしました。あしからずご了承ください。結論としては期待はずれだった、ということです。

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  • ★★★★★ 

    orisuke  |  新潟県  |  不明  |  2013年04月16日

    テンシュテットの音楽は、セッション録音だけで評価してはダメだと常々思っています(クーベリックも同類)。しかし、EMIの正規録音がこの値段でまとめて手にはいるのはやはり超魅力的!マーラー全集ともども即買いしました。大部分はバラで集めていたのですが、聴き過ぎてボロボロのものもあるので丁度良かったです。 正規版がぴっちり揃った分、これからはテンシュテットのマイナーなライブ音源探しに邁進できます(^_^;)。結構な数あるんですよね、これが。 このBOXで個人的に特に好きなのは、マーラー1番のライブとシューマン。特に、このシカゴ響との1番は空前絶後の壮絶な音楽。これを聞いた後は、他の演奏が全て可愛く聞こえてしまいます。

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  • ★★★★★ 

    くじら  |  東京都  |  不明  |  2011年06月02日

    田園についてのみコメント。 田園は10代(初めて買ったLPが田園)の頃から聴き始め(現在60代)、近頃ではもう聴かなくてもいいと思っていた。8番を聴こうと同じCDの最初に入っているので、飛ばすのも億劫なので聴き始めた。冒頭から参った。清々しい、軽やか、優しい、こんな田園もあったのだ。いかに自分が何も知らない未熟者であるかを思い知らされた。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2011年06月22日

    全部バラでコツコツ集めてきていたんで相当悩みました。しかし、世はまさにボックス時代、棚にいてくれるだけでもニヤニヤ・・・マーラーと一緒に買いました。今後も聴くのはバラの方でしょうけどね。それにしても、シューマン全集とかブラームス全集も残して欲しかったな。どこかの放送局にマスターテープ眠ってませんか?

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  • ★★★★★ 

    モーリス・ドビュッシー  |  茨城県  |  不明  |  2012年01月26日

    テンシュテットはロンドンフィルとの来日公演で聴いたマラ5の素晴らしさが忘れられない。以来,ベルリンフィルとのワーグナーやロマンティックなどにはまっていたのだが,仕事が忙しくなるにつれ,あまり聴かなくなっていた。最近,このボックスとマーラーの交響曲全集が非常に安値で出たことを知り,迷わず購入した。正統的にして情熱溢れるな音楽作りや独特の指揮スタイルから「錯乱するコウモリ」という異名をとったそうだが(来日公演の指揮もまさにそう)どの録音も正攻法にもかかわらず非常に熱く,これらの録音を聴くと,もっと長生きしてたくさんの録音を残して欲しかった(他のレーベルやオケとも)とつくづく思うし,カラヤンの跡を継いでいたらどうなっただろうか?など色々な思いがこみあげてくる。お勧めです。

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  • ★★★★★ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2011年07月09日

    14枚組3000円以下!これだけでも買う価値あり!テン様との初めての出会いはブル8かツァラツストラやったかな?あの頃はこんなエライさんとはつゆ知らず、「ああ、まあまあやなぁ・・・」ぐらいしか感じなかった。それが何とマーラーであんなに凄いの出す人やった、と判ってから脱帽!最敬礼!特にこれとペアで発売のマーラー全集は内容も値段もはっきり言って「詐欺」ですわ!「こんなん、出されては困りますわ!」って友人も言うてました。ちょっと横道にそれました。このセット、いろんな皆さんがコメントしておられますんで小生のようなひがみ者には書くことおまへん!でも敢えてお薦めなら、やっぱりマラ1でしょうか?えっ?面白くもなんともない?みんながええ言うとるもの推薦してもあかんか?そこで奥の手!あと出しジャンケンですんませんけど、意外に「ザ・グレイト」がベストやおまへんか?どうでっしゃろ?各々方・・・。

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  • ★★★★★ 

    いのすし  |  青森県  |  不明  |  2011年06月24日

    もし、あと10年元気で活動してくれたなら、どれだけのディスクを残してくれた事か。演奏解釈はどう変化していったのだろうか。1枚1枚聴く度にそう思う。大酒のみでヘビースモーカーだったそうだから、癌になっても仕方なかったかもしれないが、優れた芸術家が失われたというのは残念。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2011年04月24日

    峻厳さと穏やかさのバランスが絶妙で、消化不良を起こしそうなワーグナーを安心して聴かせてくれたこともあり、比較的良くCDをかけたような気がする。その意味でコストパフォーマンス良好。さらにこの選曲、この価格。ご馳走様。

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  • ★★★★★ 

    もよ  |  神奈川県  |  不明  |  2011年06月07日

    恥ずかしながら、テンシュテットという指揮者の演奏を聴いたのは初めてです。 正直驚きました。細部まで大事にした気持ちのこもった演奏で、どれもすばらしい演奏です。 細かいことを言うと、ブルックナーはちょっと消化不良な感じがしますが、巨人はものとてもすごい演奏だし、グレート、ライン、イタリア、新世界と高いテンションで聴き出したら直ぐに引き込まれ、最後まで離してくれない演奏です。 こんな価格でこんなすごい演奏が聴けて、本当に申し訳ないくらいです。

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  • ★★★★★ 

    murnau  |  GERMANY  |  不明  |  2011年05月01日

    ネクラな中坊の頃、自宅に半ば強引に襲撃してきた与太郎にゲーム独り占めされ、その脇で自宅なのに申し訳そうにポールの1st『マッカートニー』聴いていたら「お前、暗い音楽聴いてんだなぁ」といわれ、ここぞとばかり、入手したばかりのワグナー管弦楽曲集流したら、与太郎興奮してきて「この曲カッチョええなぁ!ドラクエにこんな曲あったっけ???」だって。思わずニヤリしたのは爽快だったなぁwww

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  • ★★★★★ 

    音楽の彼方に  |  不明  |  不明  |  2017年04月17日

    私はEMIサウンドで聴いたので、ワーナーサウンドになった場合どうなるか分からないが、どちらにしろ、演奏は大変立派であると思う。 ロンドン・フィルであれ、ベルリン・フィルであれ、よくもここまで現代風なドイツ音楽的な響きを出せたものだと思う。 特にブラームスの1番。これはそれが結晶の領域にまで達した、ドイツ音楽としての、そしてゲルマン魂がこもった演奏としての、古典的なブラームスだ。奇をてらうというより、ありのままの変化球を何の不自然さもなく表出する凄技をロンドン・フィルで可能としていうところ、脱帽である。 ほとんどはロマン派作品ばかりだが、シューマンやリヒャルト・シュトラウス、ドヴォルジャークなども興味深く、交響楽的指揮者であったテンシュテットの語り口調の巧さも特筆すべき。 爆演指揮者テンシュテットの一面として、このBOXでやりすぎているとすれば、ワーグナー録音か 他のBOXを買うよりも得するのは、テンシュテットの名演とされる、あるいはお時とするマーラー以外の曲が収録されていること(シカゴ響の「巨人」は入っている)。そして、ドイツ・ロマン派が多いので、親しみやすいことだろう。

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    古渡 弁蔵  |  北海道  |  不明  |  2013年04月21日

    過日届いたので、まだ一部しか聴いていません。この指揮者は堅実な演奏をしていると感じました。裏を返せば 、面白味が少ないということです。ハッとするインパクトが今のところ感じられません。ベートーヴェンを聴いてそう思いました。次第にいろいろと聴くにつれ、こうした印象がよい方向に変わればよいのですが。

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    ムッシュ  |  東京都  |  不明  |  2011年11月30日

    発売と同時に購入していたが、聴くのは今になった。テンシュテットについてはあまり興味なかったのですが、この激安セットを機にテンシュテット・ファンになりました。 素晴らしい指揮者です、テンシュテット! 久々に聴いたドイツ・オヤジ魂のクラシックです。これはお買い得。マーラー全集もポチしてしまいました。

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