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ブラームス(1833-1897)

SHM-CD ヴァイオリン・ソナタ第1番『雨の歌』、第3番 クレーメル、アファナシエフ

ヴァイオリン・ソナタ第1番『雨の歌』、第3番 クレーメル、アファナシエフ

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2013年02月16日

     発売された時は自分もまだこのCDの意味がわからずにいたが、何回も聴いているうちにだんだん魅力が増してきた。2013年現在ではブラームスにブゾーニを加えたオリジナルの形での盤は店頭にもHMVのラインナップにも入っていないのは不思議。クレーメル+アファナシエフの化学反応実験が成功したこの名盤が全曲盤で発売されないなんて…。   このコンビだからこそだが演奏は一般的なブラームスのソナタではない。ヴァイオリンは美声で歌うという感じはなくむしろ枯れた声でボソボソ詠う感じだろうか。誤解を恐れずにいうとここでのクレーメルのヴァイオリンは尺八のような響き(雰囲気?)をもっているように思うことがある。後年、クレーメルがツィメルマンとブラームスを演奏した時、「(アファナシエフとのCDと比べ)こんなに演奏も音もが違ってくるのか!」とびっくりしたものだが、どちらもクレーメルなのだ。様々な解釈・奏法で曲の魅力を引き出してくるのが彼の凄いところと思う。   ・・・2011年、あの大地震の年は海外からの演奏家は「大使館の意向により」こぞって来日を控えてしまった。そんな中クレーメルは予定通り来てくれたし、キャンセルした女声ピアニストに代わってアファナシエフも駆けつけてくれた。その気持ちがとても嬉しく思えた。しかもそのコンサートに参加できたのだから。そのプログラム中、このCDにも入っている第3番が聴けた。とても凄かった・・・。このCDを聴くたびにあの演奏を思い出す。

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    だいちゃん  |  埼玉県  |  不明  |  2011年06月22日

    クレーメル/ブラームス:ヴァイオリン・ソナタがカタログから消えていたというのは理解できないことです。クレーメルの録音の中でも特筆されるべきの名演です。ブラームス:ヴァイオリン・ソナタの録音の中でも最高のレベルでしょう。クレーメルは一見変わった演奏をしているようですが(この録音ではほかの奏者よりかなりゆったりしている)強い集中力でたるんだところはいささかもありません。きれいな音で甘くせつなく聴かせるわけでもありませんが、実に美しく深い表情で語りかけてきます。筆舌に尽くしがたくまさに「これぞ音楽!」。最近はテクニックとアイデア勝負とばかりの音楽不在な演奏家の録音が多いものですが、これは本物です。本盤はいささか古い(1987年)録音ですが、これをきっかけにクレーメルという音楽家が演奏する現代曲も聴いてみてはいかがでしょうか?

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