『シモン・ボッカネグラ』全曲 G.デル・モナコ演出、レヴァイン&メトロポリタン歌劇場、ドミンゴ、ピエチョンカ、モリス、他(2010 ステレオ)(2DVD)
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2012年08月30日
テノールのドミンゴがバリトンの役であるシモン・ボッカネグラを歌うというのが一番の見所・聴き所。 ジャンカルロ・デル・モナコによるプロダクションで、1995年にやはりこのプロダクションでドミンゴはテノールの役であるアドルノを歌っているので見くらべるのも面白い。 メトロポリタン歌劇場は映画館でオペラ公演の配信をしているが、この映像もその一つ。 ルネ・フレミングが案内役で舞台裏からこれから指揮台に向かう開演前のレヴァィンへのインタビューやプロローグの幕が降りてすぐ舞台袖でドミンゴにインタビューしたり、道具転換の一部を見ることもできる。 さすがに映像と音がきれいだ。(カメラワークもよく、まるで映画のよう。) プロローグから第1幕まで25年たっているが、プロローグで若さのあるシモンをドミンゴは演じているものの、決闘シーンでは歳が隠せないし、少し肥りすぎ(着すぎ)でアレッという感じを受けた。 第二幕第二場ではシモン、ガブリエレ、アメリア、そしてパオロの裏切りが立ち位置(構図)で分かりやすく演出されている。 第3幕フィナーレでのアンサンブルは歌唱・演技ともに感動的だ。 ドミンゴの演技が素晴らしい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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