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プッチーニ (1858-1924)

DVD 『トスカ』全曲 ゴッビ演出、コンロン&メトロポリタン歌劇場、ヴァーレット、パヴァロッティ、他(1978 ステレオ)

『トスカ』全曲 ゴッビ演出、コンロン&メトロポリタン歌劇場、ヴァーレット、パヴァロッティ、他(1978 ステレオ)

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    みんなのまーちゃん  |  東京都  |  不明  |  2019年09月19日

     このDVDも1997年のアンドレア・シェニエのMETの映像と同様にパヴァロッティが2007年に亡くなった後に発売されたが、こちらは1978年のシーズン開幕を飾った映像だ。パヴァロッティは1977年頃からこのカヴァラドッシやトゥーランドットのカラフ、次いでアイーダのラダメスと重たい役に次々に取り組むようになった。パヴァロッティは1980年代まではスカラ座を中心にウィーンなど欧州での活動が多かった印象があるが、METでもすでに人気者で1幕で登場した時点で拍手が湧く。私はデル・モナコの来日時の映像もそうだったことを思い出した。期待通りの見事な歌だ。  この映像で発見だったのはヴァーレットのトスカが素晴らしいことだ。ヴァーレットは1931年生まれで元々はメゾだったが1970年代の全盛期はソプラノも歌った。私はマクベス夫人やデリラなど癖のある役の印象が強かったのだが、ここでは見事なトスカを聴かせており、パヴァロッティを上回る盛大な拍手を浴びている。METのトスカはドミンゴとベーレンスの1985年のゼフィレッリ演出の映像がLD時代から有名だが、ベーレンスの違和感のあるトスカより全然良いと私は思う。ヴァーレットは2010年に亡くなっているのでこのDVDはヴァーレットの追悼盤でもある。スカルピアはマックニール。1985年の映像でも同役を歌っておりMETのスカルピアと言えばこの人。憎々しい雰囲気がふさわしい。  こちらの映像はティト・ゴッビの演出家としてのMETデビューだ。少し暗めの演出でゼフィレッリ演出のようなきらびやかさはなく、取り立てて変わったこともしていないが、ヴィスコンティ演出のトスカでカラスと共演した名バリトンの演出なだけに安定感がある。1978年のテレビ放送用の収録なので画質音質はそれなりだが乱れる箇所はなく安定している。ぜひ2020年のパヴァロッティ生誕85周年に国内盤も出して欲しい。

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