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ブラームス(1833-1897)

SACD 交響曲第1番 シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル

交響曲第1番 シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル

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  • ★★★★☆ 

    rela-cla88  |  愛知県  |  不明  |  2021年04月02日

    ヤングのブラームスには驚いた。懐が深く膨よか。まさにブラームスの響き。ビオラ、チェロの盛り加減が素晴らしく、ハーモニーの厚みがまさしくブラームス。巨匠的と言っても良い程、ゆったりとして恰幅のある演奏だと思う。この1番も素晴らしい演奏。出だしを聴き、黙って正座してしまう程の貫禄だ。かと言って演出めいた表現は皆無。真摯にブラームスと向き合い、流れの中で演奏している。本当に素晴らしいのだ。問題は4楽章最後の最後の和音。ここご不納得。ここだけが。何故か分からぬが寸足らずに聴こえる。ここまでこれだけ懐深く朗々と、素晴らしい音を積み上げ響かせながら、何故この短さなのか?これで良かったの?足りないでしょう?あぁ勿体ない。

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  • ★★★★★ 

    haru  |  東京都  |  不明  |  2016年10月02日

    最近のブラームス演奏にあまり見られないスケールの大きな演奏。大きく息を吸い込むような両端楽章の序奏部、それに続く畳みかけるように緊張を高めていく主部(けっして早くはない)。この指揮者は、テンポやアインザッツよりもフレージングを重視するタイプで、カラヤンやセルよりも、クレンペラーやテンシュテットに近いタイプ。いずれにせよ、録音も秀逸なので、愛聴盤のケルテスに並ぶ存在となりました。

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  • ★★★★★ 

    まめ太  |  兵庫県  |  不明  |  2011年08月26日

    全体を貫く尋常ではない緊張感が、この演奏の特徴だろう。オーケストラは非常な集中を強いられただろうと想像される。終始一貫してテンポは遅く、表現は濃密。音楽はむしろ横に流れる。なるほど、ブラームスの音楽に構築感を求める向きにはウケないだろうな・・・。実はかく言う私もこういう演奏は苦手なのだが、最初から最後まで一音たりとも聞き逃すまいと聞き耳立ててしまったのも事実なのであった。

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  • ★☆☆☆☆ 

    Abbadian  |  東京都  |  不明  |  2011年02月27日

     高評価の方が多いが,ヤング女史は,ブルックナーとブラームスの音楽の特質・様式感等の違いを全く理解していないか,その違いを過剰に意識したのではないか。とにかく,違和感のあるブラームスだ。アタックが常に「ふわっ」としていることで,アンサンブルやフレージングがもやもやし,またピラミッド型のサウンドではなく,中低域全体が膨らんで締りがなくなっている結果,「壮大」ではなく,芯がない肥満気味の音楽になってしまった。オケに戸惑いのようなものも感じられ,しばしば縦の線がずれることも気になる。彼女のブルックナーでは,こんな違和感はなかった。残念である。

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  • ★★★★☆ 

    zawa  |  京都府  |  不明  |  2011年02月12日

    まず、ジャケット。まるで美輪明宏を彷彿とさせるようなヤング氏の堂々たる姿。その音楽もじっくりとしたテンポで堂々と聴かせる。が、第3楽章まで。終楽章はその箍(たが)が緩んだのか、抑圧されたものが解放されたのかテンポが一気に速くなる。ヤング氏の計算だろうが、それが吉と出たのか凶と出たのか・・・? 私は最後のフィナーレまで堂々としたテンポで聴かせて欲しかった。残念!

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  • ★★★★★ 

    Vigore  |  兵庫県  |  不明  |  2010年12月29日

    これこそブラームスだ。重厚さに圧倒される。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  東京都  |  不明  |  2010年12月01日

    文句なしに素晴らしい。今流行りの軽めのブラームスではなく、非常に重厚で男性的ブラームスだ。正直、女性指揮者からこのような、構築性の高い音楽が聴けるとは思わなかった。しかも細部はこの指揮者ならではの細かい配慮が行き届いている。響きに対する配慮が抜群だ。この組み合わせで、ブラームス交響曲全集を是非完成させて欲しい。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年11月06日

    シモーネ・ヤングは、今や女流指揮者のフロントランナーのような存在である。既に、ブルックナーの交響曲の名演によって、広く知られているところであるが、ついに、ブルックナーと同時代の大作曲家、ブラームスの交響曲録音を開始した。本盤は、3年前の録音であるが、素晴らしい名演と高く評価したい。冒頭、男性指揮者顔負けの重量感溢れる堂々たる進軍で開始する。主部に入っても、テンポはゆったりとしたもので、微動だにしない風格に満ち溢れている。繰り返しも行われているが、いささかも冗長さを感じさせないのは、シモーネ・ヤングの自信と確信に満ち溢れた堂々たる指揮によるところが大きい。第2楽章の抒情豊かさは、女流指揮者ならではの情感溢れるもので、ブラームス特有の枯淡の境地を表現できるのは、シモーネ・ヤングの表現力の幅の広さの証左と言える。第3楽章は、普通の出来だと思うが、感動的なのは終楽章。第1楽章と同様に、ゆったりとした微動だにしないインテンポで、楽曲を進めていく。そして、終結部のファンファーレで、誰よりも極端にテンポを落とし、若干のゲネラルパウゼを挟むが、ここははじめて耳にするような新鮮さであり、シモーネ・ヤングの抜群のセンスの良さを感じさせる。SACDマルチチャンネルによる高音質録音も素晴らしいものであり、本盤の価値を高めることに大きく貢献している。

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  • ★★★★★ 

    ヤマト  |  新潟県  |  不明  |  2010年10月22日

    重厚なブラームスである。しかも細部まで神経が行き渡っており実に魅力的な演奏となっている。録音も優秀でハンブルグ・フィルの響きがとても心地よい。シモーネ・ヤングはブルックナーの2番以降、私が、最も新譜を楽しみにしている指揮者である。ブルックナーの快進撃が、ブラームスでも続くのは間違いない。ブラ1がこれほど魅力的に聴こえた演奏・録音はかつてなかった。ミュンシュ/パリ管を継ぐ現代の名盤・名録音の予感がする。 ブラームスファンは必聴の録音だと思う。

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