交響曲第2番、第11番 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2014年11月12日
ショスタコヴィッチの作品で最も好きなのが、11番(のとりわけ第1楽章)である僕としては、この曲に対してはこだわりがあるつもりだったが、このゲルギエフの演奏は非常にわかり易いし、好感度も高い。文句なく万人にお薦めできる。ショスタコはマーラーの後継者であると(たしかラザレフが)言っていたが、この演奏を聴いていると、マーラーの後継である以上に、アラン・ペッタションの前継?であることがよくわかる、そういった演奏だった。第2番はよく聴きこんでいないので感想は控えます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぶひ | 東京都 | 不明 | 2014年01月26日
2楽章のあの部分や4楽章の最後の部分ばかり強調されるだけではなく 1905年 全体がみえる演奏。 「それぞれの場面」「最終楽章への流れ」が 丁寧に鮮やかに浮かび上がってくる素晴らしい演奏だと思います。 特に印象に残ったところが民衆による請願の流れの部分 宮殿に行き着くまでです。 哀れな民衆の心象や背景が丁寧に奏でらている・ まだ皇帝に希望をもって信じていた?民衆の請願・叫び 「皇帝われらが父よ」と「帽子をぬごう」 この二つが絶妙に交差され なんともいえず厳しく悲しく美しい 初めて聴く人にオススメのCDだと思います。 単なる爆音ではありませんから。 余談ですが父ヤルヴィもいいと思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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clajaztaro | 岡山県 | 不明 | 2013年10月15日
交響曲第11番はショスタコーヴィチの交響曲の中でも私の大好きな曲の一つで、録音も優秀で楽しめた。この曲の名演の一角を占める演奏だと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Onon | 大分県 | 不明 | 2012年11月12日
このSACDは11月8日の大分公演を聴きに行く前の予習?の意味合いも含め、購入をしてして幾度となく聞き込んでいました。実演でも基本的にな解釈は同じですが、ディスクとは比較ができない程の迫力、説得力をもって聴衆を打ちのめした感がありました。録音も優秀ですし、11番に関しては現時点で最も優れたディスクだと思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ludwig3rd | 千葉県 | 不明 | 2010年12月06日
この指揮者によるショタコーヴィッチの第4交響曲でも感じたことだが、曲全体に対する見通しが悪いと思う。部分ごとには美しいが、いわばクライマックスが多すぎて終局へ向かう流れが阻害されているようだ。それでも3楽章まではある程度の抑制が効いており成功しているが、終楽章がばらばらでなにやらすわりが悪いのだ。数年前に来日した時に聴いた「ワルキューレ」では見事な音楽を作っていたので、オペラ向きの指揮者なのかもしれない。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年11月23日
ショスタコーヴィチの15曲ある交響曲の中でも、第2番及び第11番(他に第3番も人気がない)は、最も人気のない部類に入ると思われるが、本盤は、そうした既評価を覆すのに十分な名演だ。特に、第2番については、これまでの数々のCDの中でも随一の名演と言っても過言ではないのではなかろうか。第2番は、早熟の傑作と称された第1番とは異なり、およそ交響曲とは言い難い独特の様式によって作曲されているが、ゲルギエフが指揮すると、起承転結のはっきりした立派な交響曲に聴こえるから大したものだ。冒頭の暗い抒情から、後半部の壮麗な合唱に至るまで、ゲルギエフは実に精緻に楽想を描き出していく。下手な演奏では取ってつけたように響くサイレンの音色も、ゲルギエフの場合は、決して唐突ではなく、楽想の中に見事に溶け込んでいるのが素晴らしい。第11番も名演。凡庸な演奏だと、冗長ささえ感じさせ、ウドの大木のように聴こえる同曲であるが、ゲルギエフの指揮によると、スケールの大きい、そして構成力のしっかりとした大交響曲に聴こえる。特に、全曲のクライマックスを、第2楽章の中間部ではなく、終楽章の終結部に持っていったのは素晴らしく、ゲルギエフがこの大交響曲をしっかりと理解し、全体像をよく把握していることがよくわかろうというものだ。SACDマルチチャンネルによる極上の高音質録音も素晴らしい。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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クレポ | 三重県 | 不明 | 2010年11月22日
もったいない! 最後の鐘が迷子になってます。 全体としては高水準の演奏。 録音はいつもながら素晴らしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Deadman returns | 埼玉県 | 不明 | 2010年11月21日
先日METでゲルギエフの指揮する「ボリス・ゴドゥノフ」を観た。近年、好不調の波が取り沙汰され、どちらかというと期待が裏切られることの方が多いゲルギエフであるが、さすがに得意のロシア・オペラの分野では他の追随を許さない実に見事な演奏が繰り広げられていた。さて、このショスタコーヴィチの第11番であるが、作品の性格もあって、ゲルギエフのオペラ指揮者としてのよさが十二分に発揮された好演である。交響曲としての枠組みや音響による描写よりも、作品全体の雰囲気を大切にした演奏で、十分にドラマティックでありながら、むしろしみじみとした情感が胸を打つ。いわゆる爆演とは異なるが、聴後に残る感銘はその何倍も深い。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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