Sym.9: Klemperer / Po

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    じじちゃん  |  北海道  |  不明  |  2021年03月30日

    名演にして、面白かった。お腹がいっぱいになった。スケールのある壮大さに加えて、木管楽器のユニークな表現と聴きどころが随所にあり、びっくりもさせられた。突出したフルートは意識したものだったのか。どっしりとした構成が持ち味のクレンペラーにしては意外であったが、それがまた楽しめた。しょっちゅう聴きたくなるものではないが存在感のあるものだ。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年07月23日

    LP時代から気にはなっていた存在感のある演奏でクレンペラー78歳の時の収録「新世界」交響曲(オーケストラはPHO、タイム@12’29A11’59B8’30C12’13)であります。マァ一言で言えば天の邪鬼的で頑固な性格だった?クレンベラーの個性的な演奏であり一般受けはしないのではと思っている演奏です・・・しかしマニアなら一度は冷やかしでも聴いておいたらといった辺りなのでしょう。第1楽章等繰り返し演奏もされておりたっぷり時間をかけている事もあって全体として例の如くテンポはゆっくりしたものとなっています。個性的な面はこの曲へのアプローチで所謂民族性、土俗性或いは大陸からの望郷・郷愁の念と言った切り口とはやや異なったテイストを持っていることでそれは響きの上でクレンベラーの特徴である管楽器の扱い(録音技術的なものもあるとは思いますが・・・)にも左右されている事かと思います。第1楽章の出だしはそれこそそっけなく展開部での躍動感も爆発的ではありません・・・それだけに先の管楽器扱いも手伝ってあくまで客観的な感じです。続く第2楽章も本来?なら感傷的に進められる処を到ってサラッと通しています。遅いテンポというよりやや鈍重な感じの第3楽章を経ていよいよ最終楽章なのですがこの楽章においてもそのスタンスは維持され勢いは無い代わり実に安定的で後段の〆はマッシブな塊りが強調されます。結局結果として仕上がった演奏は先にも触れたクレンペラーの質実剛健的な側面に終始したものとなっており、一般的に受けている他の「新世界交響曲」演奏と大いに差別化を図った演奏と申せましょう。普通のCDは現在無い様ですが音質向上フォーマット盤が出ており大いにそのこだわり演奏が楽しめましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  2012年04月20日

    私のレビューではいつも繰り返し書いていることで恐縮だが、本SACDの登場を持ってオリジナル英国盤アナログレコードを手放すことに何の躊躇もなくなった次第である。「やっとCDがLPに追いついた」このような印象を一段と深めてくれる商品である。演奏については、ティンパニが弱くてモノ足らず派手なケルテスを愛好したのは昔の話。年をとるとなんとも味わい深い演奏であることがよくわかるのである。ところで、本シリーズの第2弾の発表がないのだがどうなっているのか。そろそろ続編のラインナップを知りたいのだが。EMIさんよろしくお願いします。

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  • ★★★★★ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2012年03月18日

    今度のSACD-SHMの音質は途方もなく素晴らしい。91年オランダプレスCDとの比較だがその差はマスターテープ3世代分は違っているかもしれない。キングスウェイホールを満たしたクレンペラーサウンドのパワフルかつクリアなサウンドを最小限のマイクで忠実に拾い上げたD・ラーターの手腕には本当に敬服するし、このSACDにして初めてこの演奏の凄みを味わい尽くすことができるといえよう。随所に新しい発見が満載で固唾をのんで聴き入っているうちに全曲があっという間に終わってしまった。本ディスクは今回のSACDリマスターシリーズ中最高の出来かもしれない。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年11月23日

    スケールの雄大な異色の名演だ。ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」と言えば、ボヘミア風の民俗色豊かな演奏を期待されるところであり、これまでに成し遂げられた名演の多くも、そうした点に主眼を置いてきたような感がある。しかしながら、クレンペラーには、そのような民俗色など、いささかも眼中にはないのではないかと思われる。クレンペラーは、同曲を、ベートーヴェンやブラームスの大交響曲に接するのと同様のアプローチで、指揮していると言える。冒頭のおどろおどろしい導入や、弱いティンパニの音色の響かせ方など、いかにもドイツ音楽風の重厚な響きがするし、第3楽章のゆったりとしたインテンポによる進軍も、あたかもブルックナーの交響曲のような重量感のある迫力だ。クレンペラーは、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」という国民楽派の交響曲を、ベートーヴェンの交響曲にも匹敵する大芸術作品に引き上げたのだ。したがって、同曲に、ボヘミア風の民俗色豊かな演奏を期待する聴き手からすれば、野暮ったさや場違いな印象を与えることも考えるが、前述のように国民楽派の範疇にとどまらず、後期ロマン派を代表する至高の芸術作品に引き上げたクレンペラーの功績は、やはり讃えられてしかるべきであろう。HQCD化によって、音質は相当に鮮明になっており、本盤の歴史的名演の価値を高めるのに大きく貢献していると言える。

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2009年10月02日

    買い損ねたけど、HMV諸氏のご意見に従い店頭の残りものを購入。ベルリオーズの幻想のそうであったが、この分析的演奏は必聴ものである。リマスタリングのおかげで聴きやすく、非常に情報量の多いCDになっている。「どの楽器がどこで音を出しているのかが見える」とでも書けばいいのだろうか?すべてが対等に存在しているが、バラバラではない。クレンペラーの凄さを感じさせる一枚。CDでは、今回の1300盤が音の調子がいいようです(LPは未聴)もしどっかで見かけたら購入しましょう。

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  • ★★★★☆ 

    味噌カツ  |  名古屋  |  不明  |  2008年09月27日

    確かにユニークだが、この上なく格調高い演奏。終楽章のなんと立派なことか!初めて聴いた時は心揺さぶられた…遅めのテンポで堂々と、しかし鈍臭くなく、リズムの刻みもしっかり。木管の音色も実に鮮明に響いており素晴らしく、トゥッティの響きは力強くもふくよかで、少しも攻撃的でない。颯爽としててかっこいいケルテスやクーベリックもいいけど、クレンペラーの格調高い立派な新世界も面白い。

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  • ★★★★☆ 

    顕  |  岐阜県  |  不明  |  2007年11月08日

    変な新世界ではこのクレンペラーとスヴェタラーノフが双璧だ。どう聞いてもこの2つは変だ。変だが面白い。だから、たくさんある新世界のCDの中で真っ当なアンチェルを除けば意外に良く聞く2大CDとなってしまっている。

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2007年10月30日

    僕はこの演奏こそ「新世界から」のファーストチョイスに薦めるべき名演と思います。ひたすら真摯に誠実に楽譜を音にして堂々と横綱相撲を見せている演奏です。決してユニークでも下手な演奏でもなく、むしろとっても模範的な演奏と思います。特徴としては他の演奏より木管や内声部が良く聞こえること(1楽章コーダのヴィオラの刻み!)でこれはクレンペラーの特徴です。そういう意味で諸兄のレビューではfukaさんに最も共感します。

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  • ★★★★☆ 

    マルコ  |  広島  |  不明  |  2007年08月08日

    スケールの大きな、個性的な演奏。リマスターはそれ程いいとは思えないが、演奏自体は大変素晴らしい。遅めのテンポで堂々と歩むこの「新世界より」、まさにクレンペラー。

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  • ★★★★☆ 

    為朝  |  京都府  |  不明  |  2007年07月23日

    たしかに凄い演奏。だが何か足りない。たとえば作曲家に直接師事していたターリヒの最後のライブと比較したら、明らかに足りない。だがそれは何か?ターリヒもクレンペラーも偉大な巨匠だ。クレンペラーは存在自体が奇跡みたいな人だから、多少演奏が下手でもなぜか感動してしまう。

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  • ★★★★☆ 

    パシュミナ王子  |  シャンバラ  |  不明  |  2007年02月21日

    演奏は最高。しかし録音は高中低の各域の音をちぎってはぶつけられているようで、とてものことに上出来とはいえない。例の某氏のリマスターだから宜なるかな・・。

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  • ★★★★★ 

    ショス8マニア  |  明石市  |  不明  |  2006年11月12日

    今後誰もこのクレンペラーの演奏を模倣するべきではない!いや、できる訳がない!皆、心のどこかに嘘をついて模倣するだろうからだ。そんなのは聴けばすぐ分かる。 確信に満ちてこの演奏ができるのはクレンペラー以外にはいない。だから聴き手はみな感動し何度もこのディスクに手を伸ばしてしまうのだ。

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  • ★★★★★ 

    肉ポエム  |  東京  |  不明  |  2006年05月21日

    第四楽章だけでもこの録音は不滅である。これほど格調高く鳴り響いたドヴォルザークがあっただろうか。ぼくは他に知らない。確かにドヴォルザークの持ち味の土着的・スラヴ的な表現はどこにも見られず生粋のファンからは怒りを買うだろう。まるでハイドンの様にドヴォルザークが鳴り響く様はこの作曲家をそれほど好まないぼくにとっては痛快に感じる。ひたすらドイツ的な響きを徹底したクレンペラーはすごい。誰もが思いつくようでそれを実践したのはクレンペラーだけなのだ。模範的な「新世界」に飽きてしまった人に強く薦めたい。

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  • ★★★★★ 

    KT  |  新宿  |  不明  |  2006年01月20日

    第3楽章冒頭をまず聴くべし。主部テーマの木管の孤独感、望郷感はクレンペラー盤でしか味わえない。

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