交響曲全集、管弦楽曲集 ミハイル・プレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団(7CD)
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2013年05月26日
曲目豊富で、しかも高水準の演奏が収められた、大変に結構なボックス。先にラフマニノフの交響曲を聴いた時には、ずいぶんあっさりとした表情付けでしたので、こちらもそんな感じかなと予想しました。ところが、第1番が始まると、「…えっ?!」と驚く。ゆったりしたテンポ、意外に濃い表情付け、低域のずんずん響く迫力ある押し出しに、「これはいいぞ!」と大いに喜ぶ。こんな調子で第1〜3番はいずれもじっくり構えた名演奏。ところが第4番がいけない。上記の傾向が一気にすっ飛び、何とも盛り上がらない、残念な出来。第5番も普通。第6番は持ち直し、特にフィナーレはオーケストレーションと情感とがピタリと合った見事な演奏です。そして「マンフレッド」、これもよい演奏。但し若干「寸止め」的な雰囲気はありまして、そこは惜しいな。管弦楽曲はどれも好演。録音も優秀。いいボックスですぜ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アッキ | 茨城県 | 不明 | 2011年09月10日
交響曲は 6番「悲愴」 がすばらしい。感傷的に陥りすぎもせず、健康的なのだがそれでいて内面に沁みてくるものがある。3楽章の速さ、アンサンブル 推進力には元気が出る!!この曲の名演は多々あるが繰り返し取り出すのはこのCD。5番も自然体な演奏。4番は・・ふくよかな響きでいいのですが、真面目すぎる感じ。2番 3番は申し分ありません。1番「冬の日の幻想」・・本当に霧に包まれたような演奏で好みは分かれそうだが、私はチェコフィル(マーツァル)の明るいトーンの方が好き。管弦楽曲はどれもいいが、とりわけハムレット ロメオとジュリエットは名演。プレトニョフ・・ベートーヴェンでは変なことをしていたが、チャイコフスキーでこれだけのことができたのだから、この姿勢でベートーヴェンと再度 真剣に向かい合って頂けないだろうか2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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