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ショパン (1810-1849)

CD ピアノ・ソナタ第3番、幻想曲、3つのマズルカ、即興曲第3番 メジューエワ

ピアノ・ソナタ第3番、幻想曲、3つのマズルカ、即興曲第3番 メジューエワ

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    セロ  |  奈良県  |  不明  |  2010年08月23日

    これまで私はソナタ第3番に関しては、主としてアシュケナージのCDを好んで聴いてきました(他のアシュケナージの弾くショパンの曲はほとんど聴かないのに)。 でも、今回のCD(メジューエワさんの演奏)は、他の演奏と比較にならないほどショパンの心の深い綾を感じました。例えば、3楽章ラルゴのホ長調の中間部、サンドとの語らい、あるいはサンドとの幸福な生活を表現しているという解説が一部にありますが、私は以前からこの説には否定的でした。この短調的要素を秘めたホ長調の中間部は、パリ郊外ノアンの別荘の2階窓越しに、月の光に照らされたノアン周辺の初秋の自然を眺めながら、ショパンは故郷ポーランドの自然を、なつかしさと共に帰郷がかなわない切なさ(悲痛)が交差する心境で、思い浮かべていたのではないでしょうか。 今回のメジューエワさんの演奏から、さらにその思いを抱きました。 いずれにしても、メジューエワさんには勿論のこと、彼女の演奏を私たちに提供して下さる若林工房さんにも、敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。ベートーヴェン、ショパンの次は、是非シューベルトのソナタ18〜21番(21番はライブCDはありましたが)を。急ぎませんからお願いします。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年01月10日

    メジューエワが満を持して臨んだショパンのピアノソナタである。メジューエワは、数年前からショパンに集中的に取り組んできたが、これまでの録音はいずれも小品。そのいずれもが驚くべき名演であったが、それ故に、ピアノソナタの録音への期待が大いに高まっていた。本盤は、そうした期待を裏切ることがない素晴らしい名演である。この後に録音されたピアノソナタ第2番ともども、メジューエワが、ショパンの大作にも見事な名演を成し遂げることを立派に証明することになった。それにしても、何と言う風格のある音楽であろうか。ショパンのピアノソナタ第3番は、もともとスケールの大きい音楽であるが、メジューエワも、そうした楽曲の特色を十分に踏まえた実に気宇壮大な名演を成し遂げたと言える。一音たりとも揺るがせにしないアプローチはいつもながらであり、その強靭な打鍵と、繊細な詩情のマッチングも見事である。同じロシアのピアニスト、エデルマンの名演が最近発売され、私も、当該演奏を最高の名演と評価したが、メジューエワの演奏も、エデルマンの名演に肉薄する至高の名演と評価してもいいと考える。併録の小品もいずれも名演であるが、特に、幻想曲が、いかにもメジューエワならではのスケール雄大な超名演。録音も鮮明で素晴らしい。

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    おっさん  |  神奈川県  |  不明  |  2010年08月03日

     久しぶりに厚ぼったい3番を聴きました。響きが豊かで、安心して聴けます。低音の扱いにところどころ違和感がありますが、いつものメジューエワのことで、個性と言えば個性なのでしょう。ソナタもさることながら、幻想曲が素晴らしいです。彼女の先生のトロップの演奏をちょっと思い出しました。

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    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2015年09月27日

    「フルトヴェングラーのような」という言い方は正しくないのかもしれません。しかし、フルベンの第九やブラームスの三番で衝撃的な感動を受けて、35年!今も忘れられず、何度聞いても、録音の古さはものともせず感動しまくっている身としては、このメデューエワのショパンの三番を聴いた感想の第一声が、そのようなものになるのを分かっていただける方もいるのではないかと思います。  ショパンの三番そのものは、私は、「ディーナ・ヨッフェ」を以って、過去最高としておりました。アルゲリッチも悪くはないですが、「ディーナちゃん最高!」みたいな気分でした。  このメデューエワ、ロシアというか、ソ連のピアニズムの継承者とみてよいのでしょう。 情緒的という言い方は当たらないでしょう。しかし、では、「情緒的でない」部分はまったくありません。  音譜を正確に、それは当たり前でしょう(ルビンシュタインみたいに、「落ちた音譜を拾う籠」もあってもいいと思いますが)。  とにもかくにも、恐るべきテクニックの持ち主だと思いました。 速いパっセージで打鍵が一音一音、明瞭というのはどなたも感じると思います。しかし、一音一音が明瞭な腕達者は、日本の若手にも掃いて捨てるほどいますが、これほどの感銘は受けません。  なぜなのだろう?・・・何度も何度も聴きながら、探ってみました。  この人の音には「タメ」があるのだと思いました。 ゆっくりとした部分で「タメ」を作ることは私にでもできます。だけど、ショパンのような難曲の速いパっセージで一音一音にタメを作るのは神業としか思えず、それをしていたのが、今にして思えば、ギレリスであり、リヒテルであり、そして、ヨッフェだったのかな、と思います。 幻想曲もすさまじい。これがこんな曲だとは誰か想像していた人がありますか?  これがこんな曲だと知っていたら、もっと弾き込んでみたかったと、もはや「エリーゼのために」も弾けなくなった数十年の怠慢を後悔しながら聴いています。

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    ぶひ  |  東京都  |  不明  |  2013年12月23日

    ピアノソナタ3番 この曲の演奏でまず気になってしまうのが1楽章第2主題 とても美しい旋律なので聞かせどころなのか  高らかにクッキリ歌い上げる曲がけっこう多いです。 私はひっそりと優しく美しさの諸さ儚さを静かに遠慮がちに歌い上げるタイプが好きです。この曲の第2主題に限っては。 意外ですがギレリスの3番がその路線で一番気に入っておりましたが メジューエワも上に書いたとおりその路線で気に入りました。 即興曲第3番も素敵です、テンポも調度良く和性をさりげなく響かせている

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    sadRed  |  千葉県  |  不明  |  2013年08月19日

    各曲についてはすでに優れたリビューが書かれているので、ここでは個人的なイリーナ・メジューエワ概論を簡単に。DENONから、ショパン生誕200年記念でCD5枚組の「CHOPIN eternal...」という名曲集が出ている。演奏者は日本と多少の縁のある人が多く、リグット(協奏曲1,2ほか)、リフシッツ(24の前奏曲)、グリモー、カメニーコヴァー、近藤嘉宏(エチュード10, 25)、トロップ(ソナタ2)、田部京子、アファナシェフ…らに混じってメジューエワはスケルツォ1、軍隊ポロ、マズルカ5,50が使われている。で、ほかの(まあまあ優れた)ピアニストたちと、メジュさんの断固たる圧倒的な違いがある。それは、ピアノの打鍵音の強さ・明確さだ。強いといっても、破(わ)れるような汚い音ではもちろんない。彼女のピアノの音は、すごいシリアスだが、そのガーン(低音)、カキーン(高音)という響きは耳から全身の神経に快感を与える。なまぬるい、いわゆる‘やさしさあふるる’美音は、どうも気持ち悪いのである。メジューエワの音は、完全な、強い、納得と肯定の音なのだ、少なくとも私にとっては。

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    すけるつぉ  |  神奈川県  |  不明  |  2011年12月03日

    ふと買った某著名P氏のピアノ・ソナタ第3番が、そのCDの一部のレビューアのコメント通り?の期待外れだったので、検索の結果たどりついたのが、どのレビューアも絶賛されているこのCDです。どの曲も気持ちの込められた味わい深い演奏で、メジューエワさんとレビューアの皆様に感謝しています。

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