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CD ジュリーニ・イン・アメリカ Vol.1〜ロサンゼルス・フィル編(6CD)

ジュリーニ・イン・アメリカ Vol.1〜ロサンゼルス・フィル編(6CD)

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    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2014年07月17日

    ジュリーニに関して、ロスフィル、シカゴ響、ウィーンフィル と3つのオケを振り分けた場合、もっとも個性の濃厚な音楽となったのがこのロサンゼルス・フィルだと思う。良い例がブラームスの第1番第2番であり、ウィーンフィルとのそれらに比べると、似て非なる「うざったさ」が満ちている。僕自身の感想になってしまうが、このウザったさ無くして、ジュリーニの存在価値は大幅に減退する。そもそもジュリーニの演奏は、「全体を見据えたおおらかな解釈」などではなく、細部にこだわり、しかしこだわり過ぎの一歩手前で手を引く、という瞬間芸に特徴があるわけで、僕としてはこの6枚組のBOXさえ持っていれば、ジュリーニは必要充分。その意味も含めて最高評価とした。

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    konaka  |  広島県  |  不明  |  2013年01月26日

    ジュリーニが元気だった頃の録音です。 ブラームスは、ウィーンフィルとの全集と比べると、響きの豊かさが劣るようなところもありますが、 この録音のほうが明るい響きで、好きです。

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  • ★★★★★ 

    harekazuya  |  東京都  |  不明  |  2012年06月04日

    ブラームスの2番はLP時代からの愛聴盤で、いまだにベストの演奏の一つと思っています。ヨーロッパに帰ってからのジュリーニの演奏にはどうもついていけず、なんとはなしに遠ざかっていました。今回価格につられて買ってみて充実した音に心が満たされました。ゆっくりと歌っていても密度を失っていません。それどころかゆるぎのない確信と力強さを感じ、同時に既成のものに縛られず無心に音楽に向かう柔らかさな無垢さも兼ね備えています。音色的にはスーパーオーケストラに劣るかもしれません。しかしそれだから真摯に音楽に向かう姿勢がより強く感じられます。ジュリーニが作る大きな構えにオーケストラのメンバーたちが信頼をよせ、迷い無く集中して、確信にみちた表現を聴かせます。そういう意味ではチェリビダッケに近いものがあるかもしれません。けれどチェリビダッケに感じる息苦しさがここにはありません。きっと実生活でよい人なのだろうと想像したりします。現代では維持しにくい人間の優しさや良心に包まれたい時、それもノスタルジーやセンチメンタルという逃避は避けたい時、これほど有効な音たちはそう多くないと思います。

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2011年09月02日

    これはすばらしいアルバムだなあ。ジュリーニという芸術家(指揮者であるにとどまらず)の偉大さを実に明瞭に示しています。まず、ベートーヴェンの交響曲3曲が圧巻!これらは「英雄」でも「運命」でも「田園」でもない、交響曲第3番・第5番・第6番であり、「このように演奏するのだ」という確信に満ちあふれております。表題性や壮大さ、劇性は排除され、まさにベートーヴェンの音楽が鳴り響く、そういう感じです。姿勢を正して聴きました。またLAPOが、いかにも偉い先生に「試験をされている」という感じで、神妙・精妙に演奏しているのも結構。次のブラームスでは、曲想に合わせて気分がもっとロマンへとはばたき、これまた名演。充実度は第1番が上かな。そしてシューマン。これまたさらにロマンティックでかつ壮大さを加え、「ライン」を聴く喜びに浸れます。すばらしいなあ。次なる「悲愴」は、ハッタリや勢いのなさがここではやや裏目に出て、いささか物足りない。特に第1〜3楽章には「熱」が欲しいね。その分、第4楽章は、マーラーやブルックナーの如く、美しくも充実した出来栄えです。最後のフランスものは、典雅な雰囲気の名演。比較的静かで落ち着いたところがよい趣味を感じさせます。録音は、ほんの少しながら鮮度が欠けているかな、ちょっとパサついた印象もあります。もともとロスだからこういう音かな。トータル、実に充実したすばらしいアルバムであります。このコンビ、いい相性ですね。LAPOがもっと地金の強いオケならば、はみ出し部分が出てきてここまでの成果にはならなかったかも。同じベートーヴェンでも、ベルリンフィルとの第9は特別感動しなかったしなあ。幸福な組み合わせにて、立派な成果が残されました。ジュリーニさん、本当に偉大な芸術家でした。

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    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2011年08月21日

    同じ世代であろうと思われる方のレビューを読むと懐かしくうれしくなります。中学生ころからクラシックにはまり、コツコツ買い集めたLP、FM放送を録音したカセット...。周囲には、そんな趣味を語り合う人も少なく...。しかし、時代が過ぎてもクラシックは楽しめて良いですね。さて、カラヤン、ベーム、バーンスタインなどの新盤がリリースされた時代、ジュリーニのLPまでは、限られたお小遣いでは、購入できず、FMの録音で聴いた程度。あらためて聴くと、ブラームスの交響曲2曲「英雄」「田園」など、こんな歌わせかたがあったのかと新鮮です。このころ確か、メータ・ロス・フィルのコンビで「ツァラ」や「惑星」など印象的でしたが、ロス・フィルにこんな演奏をさせるなんて、驚きです。立派な再生機器ではないせいか、今時のCD、DGにしては音質が今一でしょうか。そうそう、親に頼んで買ってもらった昔のアナログ・コンポは、大きくて迫力ありました。最近は、あのようなコンポは需要がないのでしょうか。電気店で見なくなりましたが。

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    陣馬山の仙人  |  神奈川県  |  不明  |  2011年02月28日

    ジュリーニとLPOの1982年の東京公演は3日連続で行われ、仕事を無理矢理切り上げて聴きに行ったことを懐かしく思い出します。。その時のプログラムにあったブラームスの第一、悲愴、マ・メール・ロワが、このCDで聴けるのですが、コンサートで感激したブルックナーが含まれていないのが残念。無いものねだりでしょうが。当時のこのコンビの貴重な記録がここにあり、ジュリーニの最良の演奏を堪能できるセットである。ブラームスは確かにウィーン・フィルとの録音より流れがスムースで力強さを感じる。ドビュッシーとラヴェルの1枚は超名演である。このディスクを聴くためだけでも、このセットは買いでしょう。

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    たけっちゃん  |  兵庫県  |  不明  |  2010年09月23日

    「独居人」さんのレビューを読んで「我が意を得たり!」と嬉しくなりました。私が感じて、うまく言葉に表現できなかったことを、見事に言い表しておられるのです。    私の場合、ジュリーニ先生の演奏はウィーンpoやコンセルトヘボウ等と録音した、晩年の演奏から聞き始めたのですが、このBOXの演奏は、ロスフィルの音色も若々しく溌剌としたもので、スペイン狂詩曲など、「独居人」さんの仰せの通り、音色も表現もホントに多彩な演奏だと思います。     私が何より嬉しく思ったのはブラームスの交響曲2曲。特に第1番は、ウィーンpoとのCDを聞いて「何や、この覇気も生気もない、停滞した演奏は!?」と失望したのですが、ロスフィルとのこの演奏は、堂々とした中に美しい旋律がたっぷりと歌われていて「これぞブラームス!」と感じます。  また、「田園」も味わい深い演奏で、特に第2楽章は最高です。     ということで、曲目も演奏も素晴らしく、大推薦!買わなきゃ損損!!のセットだと思います。   

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  • ★★★★★ 

    ∞er  |  東京都  |  不明  |  2010年08月22日

    ジュリーニのロスフィルとの来日公演を昔聴きに行きました。大阪公演は運命と悲愴が1日のプログラムでした。当日民放(朝日放送?)がテレビ収録を行い、後日放映されました。微かなな記憶ですが、CDより音楽の運びがスムーズで勢いがあったように思います。この映像のディスク化が実現すれば、このセットとともに貴重な遺産になると思うのですが。

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    独居人  |  東京都  |  不明  |  2010年08月06日

    ジュリーニ絶頂期のロサンジェルス・フィルとの録音。 彼らしい、紳士的な落ち着きと気品のある演奏となっている。 「英雄」はスケールの大きさを感じさせつつ、ゆったりと落ち着いたテンポでフルヴェン的なデュナーミクのある名演である。 「運命」は多少、突込み気味で性急さを感じさせながら、堂々たる展開である。 「ライン」はこれこそ気宇壮大で勤勉実直なジュリーニの演奏だ。 特に個人的なお勧めは、お得意のドビュッシー、ラベルのレパートリーだ。 「海」の様々な表情を想像力豊かに生き生きと表現している。 「マ・メール・ロワ」は子供の頃の感受性豊かな側面を通した幻想的な世界観を表現している。 「スペイン狂詩曲」は南国特有の熱帯夜のようなけだるい出だしから、色彩美あふれる世界観を表現している。 LPOのサウンドは金官が柔らかく響いて、CSOのような機能的な美感には欠けるが、それがより一層、優しさや慈愛を際立てているようだ。 とにかくこの値段でこのクオリティ、絶対損はないです。 リマスタリングは残念ながら、されてないようです。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    アンチグルメ  |  愛媛県  |  不明  |  2010年06月10日

    発売前にレビューを書くのは、おかしいかもしれないが、ジュリーニファンとしては黙っている訳にはいかない。わたしは、このCDに収録されているほとんどのものをLP時代に輸入盤を購入し、いまも愛蔵盤として保管しているが、どれもジュリーニの個性がよく現れている。CD時代になり、国内盤しかなかったものが、けっこう多かっただけに、今回の輸入盤の発売は大歓迎だ。特に、シカゴ響との録音には、グレートやドヴォルザークの8番のような、超一流の演奏が輸入盤ではなかっただけに、第2弾予定のシカゴ編がいまから待ちどうしい。少なくとも、持っていて損をすることはないはず。価格が当時のLP1枚分程度というのもうれしい。あとは、リマスタリングがうまくいって、音質が悪くなっていないことを祈るだけだ。

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