Forever

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    聖オーガスティン  |  IRELAND  |  不明  |  2010年10月02日

    前のリターンズでは、ロックグループみたいに再結成で金儲け?と思ったけど、今回は、メンバーはほぼ同じでも全く新しい音楽を作り出している。ファイブトリオズの若手とやった新しい感覚に比べれば後退しているけど、最近のチックの中でも特によかった。

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2010年10月01日

    Chick Coreaが今現在も変わらぬ活動を続けていることが、Jazzにとっていかに幸せなことか、しみじみと感じさせる作品です。このCD(1枚目)、タイトル、曲名、演奏形態、曲の構成、どれをとっても単なる再会・再結成・同窓会的セッションのようですが、一度聴き始めるととんでもない。一見新しいことなどないような外形に、此れ程までに新鮮な音楽が盛り込まれているのは驚き以外の何ものでもありません。Coreaの言葉にあるように、彼らはBeBop以来の、モード、Fusion、ロック....己が今までに辿ってきたあらゆる音楽的要素をアコースティックな演奏に注入して、これらのありふれたナンバー、ありふれた演奏形態を全く新しい音楽芸術に昇華させる。昨今の若手のJazz奏者の多くが、ジャズの古様式を忠実に再現することに腐心するのと対称的に、このCD(1枚目)には、どこをとっても、後ろ向きな部分がありません。ラスト3曲の白熱ぶり、特に’No Mystery’~’Senor Mouse’の2曲は、たった3人でありながら、まるで全盛期のGil Evans Orchestraを聴いているような錯覚にとらわれる。Jazzがもしかすると到達していたかもしれない、最も高い音楽がここに聴かれることは、長年Jazzにつきあってきたものとして心から幸せです。70歳を前にして、なおも前進し続けるCoreaとその仲間たちに、最大の感謝と尊敬を捧げたいです。CD2枚目の位置づけはBonus CDで、1枚目の真剣勝負とはうってかわってリラックスした演奏ですが、全く違う意味で物凄く質の高い演奏の連続で、価値の高い記録と思います。

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