『石の客』全曲 チスチャコフ&ボリショイ劇場、ヴァシリエフ、ポチャプスキー、他(1995 ステレオ)
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2010年06月30日
ロシア音楽史の中で実に重要な作品だが、国内版で紹介されたことはあるのだろうか? 物語はモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』と同じくドンファンの物語。 プーシキンの同名の作品を一字一句変えずに(?)作曲するという意欲的な作品だが、このCDでは作曲家がリブレットに手をいれたとある。 ト書きなどをカットして言葉だけを作曲したということだろうか? プーシキンの原作を読んだことがないので未確認なのだが・・・。 ロシア語のイントネーションを旋律にする挑戦をし、ムソルグスキイに大きな影響を与えたことでも有名な記念碑的な作品。 たしかに全体の旋律はそんなに派手でなく、話し言葉が全体の旋律をつくっている。 ロシア語初心者にとっても文章(詞章)がとても聞き取りやすい。 言葉がうまいこと旋律にのって歌われているのがよく分かる。 作曲の技術がいかに優れているかの証明だろう。 プーシキンの作品だが、物語の舞台がロシアでないためにスペイン的な香りのする音楽で彩られている。 未完のままダルゴムィシスキイが亡くなったのでキュイとリムスキイ=コルサコフが補筆完成した。 ブリリアント・レコードは現在廃盤だったり入手困難ないろんなレコード会社の録音を格安で次々に販売してくれるのでファンとしてはたまらなくうれしいのだが、リブレットの情報が極端に少なく、くわしいことはホームページを見てくれとある。 安いだけにこれだけはさすがにがまんしないといけないか。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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