交響曲第7番『レニングラード』 ユーリ・テミルカーノフ&サンクト・ペテルブルク・フィル(2008ライヴ)
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拝一刀 | 千葉県 | 不明 | 2011年07月01日
外面的な派手さは無いが、これほど深い解釈による「レニングラード」は貴重だ。ゲルギエフのように力で押し切る演奏は腐るほどあるが、弦楽隊を駆使し、まさに弦が切れるのではと不安になるほど狂奏させているため、音楽に重厚感が増し、オーケストラが発する音楽がひとつの塊として聴く者の魂に叩きつけられる。これほどの深い音楽は現代ではテミルカーノフ以外創り上げることができないだろう。ティンパニーだけが突出して力任せにボカスカ叩きまくる演奏も悪くはないが、そのような演奏は誰にでもできるものだ。この円熟した呼吸の深い、まさに巨匠の域に達したテミルカーノフの「レニングラード」は非常に素晴らしい!4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2010年12月24日
比較的抑えめの、ライヴ。感興のおもむくままの盛り上がりもなく、ただ冷静な演奏でもなく、変な言い方ながら、ごくまっとうな演奏だ。本当はもっと突き抜けたところが期待されるのだがなあ。テミルカーノフは、やっぱりどこか煮え切らないなあ。FMでしばらく前に放送されたどこか別なところでのライヴはもっとすごかった記憶があるんですがね。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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でぃ | 茨城県 | 不明 | 2010年07月31日
ショスタコの名盤は録音が古いものが多いですが、音の良い名盤がでました。爆演系ではないスマートな演奏ですが,丁寧な中にも決めるときは決める迫力があります。また,和声がとてもきれいであり,4楽章の後半の表情付けは今まで聞いたレニングラードの中でもっとも素晴しいです。尚,3楽章の後半はカットされていることは賛否分かれると思いますが,個人的には4楽章とのつながりを考えると決して悪くない解釈だと思います。ムラヴィンスキーとは異なった路線で巨匠となったテミルカーノフは今後もショスタコを積極的に録音して欲しいと思います。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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