交響曲第39番、第40番 ヤーコプス&フライブルク・バロック・オーケストラ
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2010年05月24日
問題作の『プラハ』『ジュピター』に続く待望の新録音。もちろん即興的な強弱の変化や思わぬバスの強調、ルフトパウゼなど随所に新味はあるが、曲の性格のせいか、前作ほどの暴れっぷりは見られない。39番は第1楽章第1主題を完全に歌謡旋律と解し、メヌエットでは主部とトリオのテンポが全然違うアーノンクールの方がよほど過激だし、40番もやりたい放題のオノフリに比べたら、全くまとも。第2楽章など遅めのテンポで意外なほどのしっとり味だし、終楽章展開部冒頭の名高い不協和音楽句も拍子抜けするほどおとなしい。それでも両端楽章展開部の激しいドラマは期待通りだし、リピートを単なる反復と考えず、反復の際に新たな表情を加えるのは面白い。たとえば39番終楽章では曲を結ぶ気取った音型に楽譜にない強弱をつけているが、一度目と二度目では強弱が逆になっている。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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