『仮面舞踏会』全曲 マルトーネ演出、ロペス・コボス&マドリード王立劇場、M.アルバレス、ウルマーナ、他(2008 ステレオ)
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燕の巣 | 静岡県 | 不明 | 2012年01月22日
ヴェルディの傑作だが、ボストン版とスウェーデン版で歌詞も異なり、好みが別れる珍しい作品。本盤はボストン版、アルバレスの歌唱と演技が本当に熱い。同じボストン版のパヴァロッティの80年NYメト盤(92年NYメト盤はスウェーデン版)を凌ぐ出来に仕上がった。80年NYメト盤に馴染んだ世代だと、BDの高画質は隔世の感がある。演出もオーソドックスで素晴らしく、暗い場面の多いこの作品を綺麗に魅せる。脇役ながら、オスカル役のマリアネッリが、本盤の価値を更に高めた。86年生まれと若いが、ケルビーノやオクタヴィァン役も併せ、ズボン役で不世出の名声を得る片鱗を感じさせた・・・。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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天然芝 | 秋田県 | 不明 | 2010年03月13日
最近当レーベルから次々と優れたプロダクションを送り出しているテアトロ・レアル、この「仮面舞踏会」も充実した内容である。映像作品となると歌い手にも美男美女を求めたくなるのが心情というものだが、アルバレス&ウルマーナは些か貫禄がありすぎるものの、そもそもこの作品が歌本位のものであることを考えれば、これが本来ヴェルディオペラのあるべき姿なのかもしれない。 ということで、この二人の歌唱は素晴らしいしルックスは強面だが美声のヴラトーニャ、ボーイッシュな容姿と軽やかなコロラトゥーラもうってつけなマリアネッリのオスカルも適役。 演出は映画監督らしく場面場面の構図や照明・衣装が美しく、場面転換も手際よく終幕の舞踏会への転換も巨大な鏡を巧みに利用してなかなか豪奢に見せてくれる。 ロペス・コボスの指揮はやや直截な感じながらドラマティックな感興に富み飽きさせない。 ブルーレイの画質・音質は文句なしの美しさでヴェルディ中期の名作を、こうした美しく楽しい映像で鑑賞できることはまことにありがたい。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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