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ブルックナー (1824-1896)

SACD 交響曲第5番 インバル&東京都交響楽団

交響曲第5番 インバル&東京都交響楽団

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    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2014年10月04日

    インバルってブルックナーを全然わかっていない指揮者だと思う。いやそれ以前に、ブルックナーのみならず、マーラーだってベートーヴェンだって、わかろうとしている気配すらなく、とにかくひたすら楽譜を音化するという『仕事』に専念しているように見受けられる。このCDにしても、いわゆる「ブルックナートーン」というブルックナー信者?の琴線をくすぐってやまないパーツを、もう少し強調した演奏をしてくれたりしていれば、フツーの名演以上の成果は得られるはずなのに・・・。そんな風に思いながら聴き進めていたが、やはり全体の完成度や、なんと言っても「聴きやすさ」「わかり易さ」などを加味して、最高評価以外の何物でもないという結論に達した。たぶんブルックナーの交響曲の中で難易度の最高なのはこの5番の終楽章だろう。この部分ですら、とても心地よく、五月蝿くならずに聴き入ることが出来る。

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  • ★★★★☆ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  2010年09月17日

    重量級だが、ヴァントと比べてしまう。そうすると、細部の「テキトーさ」が目立つ。ヴァントはブルックナーを愛し、一生をかけていた。比較は酷か。賞賛すべき点は都響の能力。コバケンの「わが祖国」をサントリーで聴いたときも、あまりにうまいのでびっくりした。気合が入ったときのN響と互角かそれ以上かもしれない。インバルより、都響のメンバーに拍手。みなさんもっと演奏会に行ってください。都響のチケットあまってますよ。

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2010年07月05日

    なるほど、これは見事な演奏です。入念な表情付けがとても良い効果を生んで、ハッとする瞬間が至る所にあります、しかもそれが単なる思いつきや手管ではなく、曲の構成・流れにみごとにはまっていて、ほとほと感心いたしました。インバルさんのブルックナー、旧録音に比べ、段違いの成熟を見せたのではないでしょうか。オーケストラも好演。ラストまでしっかりと力を発揮しています。ま、最後で若干音がくすむような感じになるようにも聞こえますが、小さなことです。録音も大変に結構。量感をしっかりとらえるとともに、細部も余すことなく納めています。いや、このディスクは傑作です!すばらしい!

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年05月03日

    インバルは、私としてはどちらかと言うとマーラー指揮者というイメージがあるが、それでも、かつて初稿などを駆使して、ブルックナーの交響曲全集を完成した指揮者であることを忘れてはならないだろう。第5は、その全集時から約25年ぶりの録音ということになるが、インバルの円熟の境地を感じさせる素晴らしい名演だ。演奏の特徴を一言で言うと、非常に緻密でしっかりと解釈された演奏ということができるだろう。全体的なテンポはかなり早めのテンポ。冒頭のピチカートからして、過去の様々な名演に比してかなり早い。第2楽章のアダージョの名旋律も、もう少しゆっくり演奏して欲しいと感じるほどの早めのテンポだ。しかしながら、インテンポではなく、場面毎に巧みにテンポを変化させる。強弱の変化にしても同様で、これほどまでにテンポや強弱の変化を精緻に駆使した演奏は、これまでにはなかったのではないか。だからと言って、杓子定規には陥らず、第5特有のスケールの雄大さにいささかの不足はないのは見事というほかはない。金管楽器などの吹奏も、迫力を欠くということはいささかもなく、それでいて無機的な音は一音たりとも出していない。こうした東京都交響楽団の好演も特筆すべきであり、インバルとのコンビが漸く軌道に乗ってきたことを大いに感じさせる。このコンビによるブルックナーの他の交響曲の演奏にも大いに期待したい。

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  • ★★★★☆ 

    shiodome  |  東京都  |  不明  |  2010年04月09日

    昔から都響は弦のきれいなオケだと思っていたが、ライブとはいえSACDがなかなか高純度な音を捉えているのには驚いた。上野文化会館はよくデットな悪いホールと言われるが、かえってオケの実力がよくわかってしまう。都響はインバルによって透明度が向上し、これなら世界でも十分トップクラスとして通用しますよ。都響に腰を落ち着かせてもらいたいのだが、どうやらチェコフィルですか・・・。インバルのブルックナーは全体構造重視でテンポよく飛ばしていくので、好き嫌いが分かれますが(私はじっくりやってほしい派ですが・・・)、HR響との初稿の全集があるのですから、都響とはノーヴァクなどで別の切り口を見せてもらいたいところです。

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  • ★★★★★ 

    norry  |  東京都  |  不明  |  2010年04月05日

    誠に厳格なブルックナーである。フレーズやブロックごとの緩急の付けかたの激しさ、「原始霧」になることなく全ての音符を明確に引き切る弦セクション(フィナーレの最後でもはっきりと聞こえる!)、強い意志に貫かれた金管のコラール、といったアプローチは、フランクフルト放送響との録音や、同時期(1987年)の同響との来日公演(同じ会場!)の際と基本的に変っていない。よくゴシックの大聖堂に例えられる同曲であるが、インバルの演奏は、むしろコンクリート打ちっぱなしのモダニズム建築の大聖堂を想起させる。都響の響きは今一歩熟成が欲しいというところ(マーラーの場合そう感じないのは不思議だが)であるが、これには会場のデッドな音響も影響しているであろう(余談であるが東京文化会館の設計はモダニズム建築の巨匠であるル・コルビュジエの弟子の前川國男である)。ブルックナーの演奏については、カトリシズムの神秘性の観点から語られることが多いが、この演奏はむしろ旧約の世界に近い感じがする。そういえばインバルはユダヤ教の司祭の家の出であると聞いたことがある。そのことを妙に納得してしまう演奏である。前にも書いたが、とにかくエクストンには頑張ってこのライブのシリーズを続けて欲しい。現在これほどまでに哲学的・思想的に内容のある音楽を聞かせる指揮者がほかに何人いるだろうか。

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  • ★★★★★ 

    ancko  |  CZECH REPUBLIC  |  不明  |  2010年04月03日

    非常に意志のみなぎった演奏。 随所でインバルならではの解釈が楽しめるが、 オケがしっかりとそれに応え高次元の演奏技術で表現している。 好悪を超えた素晴らしいブルックナーだと思います。 個人的には、EXTONのインバルシリーズでは一番のお気に入りです。 第4楽章のコーダ前のトランペットの楽譜換えはゾクゾクする効果があります。 お薦めです。

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  • ★★★★☆ 

    たくぽん  |  東京都  |  不明  |  2010年03月30日

    インバルのブルックナーは鋭角的で、緩急が激しい。 この5番で、そのアプローチはさらに顕著である。 東京文化会館の残響の非常に少ない音響空間もあり、竹を割ったように明晰な、巨大な音のタワーのようなブルックナー像が現れる。しかも、そのタワーはムラムラと熱気をはらんでいる。 都響は本当にうまくなった。首都圏オーケストラトップクラスの実力である。金管はやや音色が硬いが、はずす箇所はない。弦は特筆すべき音色。間違いなく世界の第一級のクオリティだ。 巨匠的ブルックナーに飽きたら、購入をお勧めする。

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