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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD セレナード集(ドヴォルザーク、スーク、ヴォルフ、グリーグ) ミュンヒンガー&シュトゥットガルト室内管

セレナード集(ドヴォルザーク、スーク、ヴォルフ、グリーグ) ミュンヒンガー&シュトゥットガルト室内管

商品ユーザレビュー

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    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2018年12月28日

    ドヴォルザークはもちろん、ヴォルフがとても良いです。というか、ヴォルフ狙いで購入しました。大変美しく柔和で躍動感も満点です。音もとても良いです。良い意味で「本当にミュンヒンガー?」って思いました。

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  • ★★★★★ 

    センメル  |  東京都  |  不明  |  2017年10月20日

     ことによるとミュンヒンガーが遺した録音の中の最高傑作がこのドヴォルザークかもしれない。私たちが抱いているセレナードのBGM的な曲想、特にマリナーやクーベリックらがもたらす平穏な語り口を真っ向からくつがえす驚くべき名演奏である。ミュンヒンガーのこの曲への共感は尋常でなく、時には優しく語りかけ、時にはほとばしる情熱が緩急をともなう濃厚な表情となって訴えかけ、同時に音楽の流れはきわめて自然で格調高く、聴く者はこの曲がいかに機智に富んだ起伏の大きい佳曲であることを思い知らされるのである。しかも演奏者の個性をセレナードのワク内にピタリと収めているのは、いかにもミュンヒンガーらしい。第2楽章の羽根のように優美な歌とリタルダンドの妙、第3楽章の激しい追い込みと一転むせかえるような歌、第4楽章のいじらしいまでの愛情を示しつつ造形を立て直す天才的なテンポ設定のうまさなど、まさにフルトヴェングラーに迫る表現力といってよい。彼に比べると、同様に曲への愛情を一途に表出しようとしたケンペの演奏は繊細さを欠いていかにも鈍重であり、積極的に変化をもとめたチョン・ミョンフンは表情が硬く時に暴力的に響く。  ミュンヒンガーはバロック啓蒙家として一世を風靡し、縦横をキッチリ緻密に描くのを信条とし、一方ウィーンフィルとのフルートとハープ協奏曲やハフナーセレナード(モーツァルト)では、彼のクリアな音楽性がもたらす典雅な響きで私たちを魅了してきたものだが、晩年は厳格な合奏力と引き換えにロマンティックといってよいほど内容にこだわり、味わいが濃くなった。  私は1982年の来日公演に接したが、楽員たちに直立しての演奏をもとめ、自ら台に乗ることなく中央で大振りに指揮する小男の姿はいささか珍妙にみえたものだ(彼は意外に背が低い)。頑固そうな顔立ちからはリハーサルの厳しさもかくやと思われたが、プログラム中の当曲においては、すでに往年の統率力も覇気も失っており少々失望した。一方当CDの録音は1975年、晩年期の少し前の緻密さと後年の表現力がひとつになったピーク時期にあったのだろう。混入したシュッという掛け声にみられるごとく気力が充実し稀有の名演となった。この曲を愛する方、いやむしろセレナードとして軽い曲と認識されている方に、ぜひともこの演奏をお薦めしたいと思う。

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  • ★★★★★ 

    tanobu  |  兵庫県  |  不明  |  2013年03月25日

    購入動機は・ミュンヒンガー/シュツツガルトの名・曲の組み合わせでとくにスークが含まれている(チャイコがないのも結構)・録音に期待大・マルチバイ価格に魅力等。ドヴォルザークはこの人どうなんだろうかと心配したが自然(バロックくささなし、ドイツくささもなし)だがフレーズの変わりにルバートがあるのはチョットどうかな。スークは曲を知らなかったがいい曲だ(ただし素人ではやや難しいか)。最も気に入ったのはグリーグ、これぞミュンヒンガーならではのガッチリしたドイツ音楽としてのホルベルグ(ホルベアじゃない)、いい演奏だ。この古い録音がまたすばらしい。総合的にアンサンブル力量、録音状態ともに最高で名盤と思います。

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  • ★★★★★ 

    ja036985  |  不明  |  不明  |  2011年06月26日

     私は指揮者の名前だけを聴いていたが実際の演奏を、このCDを通して初めて聞いた。ドヴォルザーク、グリーグ等はカラヤン盤がとても有名だが、それらとは全く趣が異なり、全く違う次元での弦楽器の美しさを表現している。そして各声部が大変美しく聞こえてきて、ただ単純な整理整頓で終わっていない点が、本当に素晴らしいCDであると思う。  この美しさを知ると、なかなか他が聴けなくなってくると思われる。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年04月02日

    (HMVレビューを見て・・・)そうですか、私の亡父と同年生まれミュンヒンガーが亡くなって20年ですか(私は日経新聞での彼の死亡欄記事の切り抜きを「フーガの技法」のCDに入れています)。1960年代後半にはNHKTVでも演奏模様を見た覚えがあり、1972年地元神戸で開かれたミュンヒンガー指揮/シュトットガルトCOのコンサートではバッハ、モーツアルトそしてこのドボルザークの弦楽セレナードでした。そして一番印象に残ったのがこの曲で1950〜1960年代バロック、古典音楽専門演奏家と思っていたミュンヒンガーが1970年代レパートリーの拡充なのかアンコールピースでもロマン派以降の曲も演奏しLPでこれらの曲を楽しんでいます。彼の一面を聴くという冷やかしでは終わらないきっちりとした音楽性のある演奏かと思います。本盤は久しぶりのミュンヒンガー登場ということでレビューを書き込むわけですが、本盤中一番有名なこのドヴォルザーク「弦楽セレナード」1975年録音の演奏タイムは@4’11A6’10B5’44C4’39D6’10とスッキリしたものでしかも神経の行き届いた絹の肌触りの演奏に仕上がって当時のミュンヒンガーのある変化もうかがえます。その他(スークの弦楽セレナード・・・1971年録音、タイム@5’34A5’40B7’58C7’08)も含め素晴らしい演奏と思います。後年ベートーヴェンの交響曲選集盤(オーケストラはSRSO)が出ますがひょつとしたらそれが彼としては一つの帰結点だったのかも知れません(この選集・・・いつのまにかカタログから消えた?のは寂しい限り)、指揮者としては体調の関係もあり早く引退してしまいました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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