フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2005年12月11日

フライシャーは流麗な演奏で曲の魅力をいっぱい楽しませてくれます。セルの指揮はいつものピシっとした文句のつけようのないもの。録音はオーケストラがちょっと大きめで、ピアノ重視にの人には不満があるかも。数ある同曲ＣＤの中でも屈指の名演。というか最もきちんとした演奏。

 

J.BRAHMS  |  神奈川県  |  不明  |  2011年05月22日

ＬＰで購入以来、ＣＤで４回ほど買い直しましたが、ＬＰの質感とかけ離れ酷い音でした。今回、購入し、かなり当時の音に近く溜飲を下げました。２曲とも上記理由もあり、他の演奏者を２０種類程度購入しましたが、この盤には及びませんでした。フライシャーのピアノは音楽に純粋に感じ、その豊かな表現を優秀な技巧がサポートしてます。セルの伴奏は筋金入りで、一般には冷たいとかとんでもない誤った評価がされる場合がありましたが、まあ聞く、若しくは感じる能力が無い人間が、表面的な判断で評価する風潮があったことは許し難いものです。他盤の伴奏は時に楽譜に書いてあるから、音にする様な場合がありますが、セルは音楽が必要とする情感を深く持ち、揺るぎない構成力と相俟って感動的な演奏を成し遂げています。他の交響曲、協奏曲の演奏も今まで聴いたことの無い方は、是非お聞き戴ければと思います。

 

おっさん  |  練馬区田柄  |  不明  |  2007年04月07日

兵庫のＦＭさんが書かれているとおり、シューマンのカデンツァを流麗かつ端正、そして情熱も込めて弾いてくれています。同様にグリーグのカデンツァも完璧。フライシャー最高の名演だと思います。各カデンツァ後のオーケストラの入りはいつものセルとちがってロマンティック。

 

FM  |  兵庫県  |  不明  |  2007年01月25日

シューマンの1楽章のカデンツァをここまで情熱的で誠実に弾いた演奏があったでしょうか。こういう演奏をもっと評論家の皆さんに取り上げてほしいし、もっと宣伝しても良いと思うのですが。

 

座頭  |  兵庫県  |  不明  |  2017年07月25日

名盤です。評価が高いリヒテルやリパッティらよりも、さらにいい。フライシャーはセル同様、普段はクールな表現をするタイプだが、この2曲では目一杯情熱的で、圧倒的な迫力。セルとクリーブラドの響にも厚みがあり、ライブのようなスリリングさも楽しめる。お薦めです

 

ウーヤーター  |  東京都  |  不明  |  2018年07月23日

フライシャーさんの若々しいピアノが素晴らしいです。オケはこの２曲の最高演奏でしょう。格調が高く、迫力があります。

 

プリン  |  奈良県  |  不明  |  2017年05月17日

演奏はすばらしかった。しかし録音が良くない。ピアノの音はリマスター時厚化粧を施したのが丸見えの、おかしな音がでている。いい演奏なだけにリマスターの失敗が残念。 　２曲のうちシューマンは特に感銘を受けた。抒情性とシューマン独特の神経質な面をよくひきだしていた。