ピアノ作品全集 ヴラディーミル・アシュケナージ(13CD)
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CHOPINIST | 大阪府 | 不明 | 2010年07月13日
ショパン生誕200年に贈る、ショパン演奏史に輝き続ける金字塔。とくにショパンを学習されるお子さんがいらっしゃる家庭にはぜひ家宝としてお持ちいただきたいセット。聴こえ方に若干違いがあるのは、アナログとデジタルの録音の違いではなく、11年間に使用された様々な録音場所の違いによるピアノや音響の違いによるものと思われます。アナログとデジタルの境目を感じさせないのはすばらしいことではないでしょうか? 誰もが評価する英DECCAの優秀録音は、バックで鳥の声(24の前奏曲)やクラクション(ロンドop.73)が聞こえるほどクリアです。 さて、内容についてですが、ときに力強く、ときに繊細なタッチでドラマチックかつロマンチックなショパンの世界を描き出すピアニズムに我を忘れます。そしてアシュケナージというピアニストの真骨頂であり、その人柄を象徴するのは、ディスク12,13に収録されているような演奏機会に恵まれない作品でも、丁寧な解釈と演奏でショパンならではの世界を描き出していることです。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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eroicka | 不明 | 不明 | 2009年11月11日
全集としては、これほどまとまりが良く、演奏の質の高いものはなかろう。音質にバラつきはあるが、表現・技巧ともにまさに定番の名に恥じぬもので、申し分ない。一定の節度を守りながら自己主張するアシュケナージらしいロシア的ピアニズムを堪能できる。ショパン作品を本腰入れて聴きたい人にもピアノを習う人にお手本やリファレンスとして聞いてもらうにも、まずこれから入るべしと薦められるものだ。欲を言えば、協奏曲などオケつきの曲も加えてもらえればいいのだが。さらに、これを足がかりに、ポリーニなりアルゲリッチなりフランソワなりコルトーなりとの比較に手を染めていけば、ショパン演奏史という大海原を楽しく回遊できるだろう。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kurokage | 千葉 | 不明 | 2007年10月04日
名曲名演目白押しのショパンですから、全集に何を求めるかで評価が分かれると思いますが、全曲をこの水準の演奏で所有していることの満足感には大きいものがあります。余り聴けない第1ソナタなども入念な演奏で、奏者の人柄が感じられます。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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じんべい | なにわ | 不明 | 2004年03月05日
現在「ショパン全集」と銘打つものの中で最も完全型に近いのが、このアシュケナージの全集です。それだけでなく、このショパン全集では、彼の真面目な演奏スタイルにより、どんな取るに足らない作品もおろそかに扱わず、細部まで丁寧に演奏していることで、演奏の水準にほとんどムラがないことは特筆すべきことです。実に細部まで美しく彫琢された、現代的なすこぶる明快なショパン演奏です。磨きぬかれた輝かしい音色、ニュアンスに富んだ表現力、優れた音楽性、筋のよい安定したテクニックと、あらゆる面において満足のいく優れた演奏だと思います5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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じんべい | なにわ | 不明 | 2004年03月04日
17年ほど前に大枚はたいて買った(たしか当時は作曲年代順に録音されていて36000円もした)アシュケナージのショパン全集。引越しの時無くしてしまったので今回思い切って買いなおした。(あまりの安さにビックリ!)ショパンファンの私としては、この全集はどの曲も演奏の水準が非常に高いレベルで、ほとんどムラがなく安心して聴ける決定盤です。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レエル | 不明 | 2008年07月11日
テンポが速く激しい曲など指の移行が激しやすく、音が濁ったり、籠ったりで小喧しい箇所も見受けられるが、バラードやノクターン等、長い音のニュアンスやフィーブルな表現では波頭の置き方がとても丁寧で、響きが中空を伸縮しながら浮遊しているようで、暫しトランス状態に陥り旋律をも忘れてしまう。これは曲自身が持つ美しさを演奏が超えてしまった瞬間かも知れない。マズルカやポロネーズ等、曲によってはルービンシュタインやアルゲリッチ、ミケランジェリ、フランソワ等の方が一枚上だが、演奏の質量、特に録音状態を考慮すれば完成度が高く、全集として最もショパンの『美心像』に近いのは、このアシュケナージかも知れない。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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彦左衛門 | 福岡 | 不明 | 2002年02月01日
フーガなど珍しい作品まで網羅しかつ最高度の洗練・ドラマチックな表現力を堪能できる。満足度は最高級。特に唖然とするほど多彩で詩趣豊かな練習曲、潤いと強靭さがしなやかに融合した前奏曲集、名演の連続技と言うべき夜想曲は凄い。必聴盤。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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彦左衛門 | 福岡 | 不明 | 2002年05月15日
多分同じボックスセットの再発盤。スケルツォに的を絞ると、危機の予兆=雷鳴としての決然たる打鍵からレッジェロで駆け回った末のバス部における念押し、白昼夢の幸福なまどろみを見事再現したトリオ、いずれとっても詩的なドラマがいっぱいのロ短調など最高。雄弁で繊細なのだ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まはらじゃ | インド | 不明 | 2004年12月20日
LP発売時、高校生の私は父におねだりしてクリスマスプレゼントに買ってもらいました。以来何度も聞いています。皆さんご指摘の通り非常に安定した演奏で安心して楽しめます。毒を求める人には向かないかもしれませんが。LPでは作曲年代順にまとめられていました。私はこちらのほうが良い編集だと思います。作曲順編集のCDは発売されているのでしょうか?2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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やまねこ | 東京都 | 不明 | 2003年11月13日
もちろん、歴代の大家やキーシン、ポゴレリチなど新鋭の方が素晴らしい曲もあるけれど、ベートーヴェンの全集と違って全体に駄演というものは皆無に等しくどれも不足のない水準と思う。特にエチュードのタイトル付きでないナンバーなどは決してアシュケナージがただ無難なだけのピアニストではないことを証明している。「ショパンが聴きたい」時に安心出来る1セット。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古き良き時代 | 大阪府 | 不明 | 2019年12月06日
素晴らしい名盤が素晴らしい価格で実現しました。 企画・演奏・録音全て申し分ありません。 演奏評は他の方に譲るとして、録音は大変良かったです。特に初期録音である練習曲は、ピアノの金属音をオンマイクで捕えた素晴らしいものです。アシュケナジーの他の録音では、ベートーベン全集の最初期(31&32番)がこの練習曲と同じ傾向の名録音でした。「新しいものほど良い」ではない事を改めて感じました。 ともすれば、ポリーニやアルゲリッチに隠れ気味だったアシュケナジーでしたが(実際、聴いていてワクワクし興奮させてくれる演奏はポリーニやアルゲリッチであるのは事実です)、このようなまとまった企画ものでは抜群の存在感がありました。 唯一の要望事項は、協奏曲が入っていない点です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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fuka | 横浜 | 不明 | 2005年04月10日
私も今はこのCDをきいてますが、作曲順に編集されたLPを何枚か持ってました。晩年の一枚はまったく擦り切れるまできいたものです。再録もよかったですけど。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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guiliamtell | 長野県 | 不明 | 2020年01月12日
ショパンの演奏の第一人者で演奏の質もスタンダードで解釈も素晴らしい。以前はそれぞれ別売りで購入していましたが、全集セットの方がリーズナブルです。通常では中々CDでは取り上げられない「演奏会用アレグロ」「華麗な変奏曲」、レアな小品「エコセーズ」や「フーガ」などが並ぶ、ショパンのピアノ作品(遺作も含む)を全網羅した最高でアシュケナージの金字塔です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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