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プッチーニ (1858-1924)

DVD 『トゥーランドット』全曲 チェン・カイコー演出、メータ&バレンシア州立管、グレギーナ、ベルティ、他(2008 ステレオ)

『トゥーランドット』全曲 チェン・カイコー演出、メータ&バレンシア州立管、グレギーナ、ベルティ、他(2008 ステレオ)

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    オペラが婚約者な男  |  東京都  |  不明  |  2010年07月08日

    最近なにかと不調と言われがちなグレギーナですが、ここでは豊かな中音域を聴かせてくれます。さすがに高音はギリギリだし、数年前に比べて声と発音がこもりがちになりましたが…。それでも女性として目覚めていく演技はさすがです。何年も前から「歌いたい」と言ってた役柄だけに思い入れが特に強いみたいですね。それにリュー役のアレクシアと共に演出家の細かい演技指導に見事に応えています。 そのアレクシアですが、歌唱自体は「それなり」な印象ですが、美しい舞台姿と細かい心理描写、それに見合った声で、リセウ盤のフリットリに匹敵する演技を見せます。特に第三幕、実際に○○ながら歌ったリューを観たのは初めてでした…。 ベルティは…まあ…数年前よりかは良くなったかな…。 演出は映画的で、細かい設定や演技指導がとてもリアルです。メータのダイナミックな指揮も相まって、総合的にはカレッラ&リセウ盤のDVDと良い勝負かもしれません。

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    えぬぬ看護師長  |  新潟県  |  不明  |  2010年03月14日

    ブルーレイになって映像美が堪能できる。 音もDTS-HD MasterAudio 5.1chで素晴らしい。 演出は、西洋人が考える中国だか日本だか東南アジアだか判らない東洋ものよりも、東洋人にも安心して自然に受け入れられる。 グレギアーナのトゥーランドットは好演。 カラフはイマイチか。 他の演奏でのDVDを持っているので、自分は日本語字幕は必要ないですが、初めての見る方には日本語字幕がないのがイタイかも。

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    sakon  |  埼玉県  |  不明  |  2010年02月24日

    チャンイーモウも面白かったが、チェンカイコーの演出の方が一層趣が深かったですネ。  まず、主役三人の性格付け、演技指導が素晴らしいので、テーマがはっきりと浮き彫りされ、アルファーノの補完した部分も余り違和感なく観る事が出来ました。  大きな舞台の間口と奥行きを生かし切ったデザインと演出。美術と衣装、特にトゥーランドットとリュウの衣装が素晴らしいし、二人の動き、微妙な表情の変化と対決が見事に映像化されていました。舞台と言うよりは映画と言った方が良いかもしれません。リュウは白系の衣装に天女の羽衣のように異様に永い比礼(天女をイメージしているのかも?)をまとい、その比礼が赤紫から紫へと変わります。トゥーランドットは宝塚の男役のように登場して、赤、緑、ピンクへと何度も衣装を替えます。  チェンカイコーは円熟を迎えたようです。映画メイランファンも素晴らしかったですよ。  メータの指揮も珍しく冴え渡っていました。25カ国から呼び寄せられたオーケストラも中々良い演奏をしていました。とにかく繊細に美しく、今までのトゥーランドットでは気が付かなかったメロディーなども聞こえて来て嬉しかったですネ。  歌だけが少しだけ残念でした。カラフは余り良くありませんでしたし、トゥーランドットの高音がややヒステリックになり、リュウの歌唱が少し不安定な気がしたのは錯覚でしょうか? それでも歌とルックスと演技の全てで最高のリュウでした。リュウの死の場面では涙さえ零れそうになりました。ティムールも若いのに中々です。皇帝が今にも死にそうで面白いですよ。そうそう首切り役の設定が素晴らしい。  近年、特に今世紀に入ってクラシックの演奏者のレベルが上がったのかしら。カラヤン時代の名演奏のように一塊になって襲ってくる演奏が少なくなった気がしてなりません。     sakon

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2010年01月19日

    ここに登場する中国は『蝶々夫人』同様、西洋人のオリエンタリズムの中の幻想の中国だから、別に本場物である必要を感じないが、それでも場違いなものがない舞台はありがたい。演出は手堅いが、トゥーランドットが登場のアリアの後、謎解きの場までに衣替えする、リューの死に方が普通と違うなど色々と工夫がある。第1幕では男装と言っても良いストイックな服で登場するトゥーランドットが最終場のピンクの服になるまで、彼女の「女」としての目覚めを丁寧に描いて見せるが、最近特に評判の芳しくない原作由来のマッチョイズム(男性優位主義)をどこまで払拭できたか。指揮は『指輪』より遥かに良い。もともとイタオペの経験豊富なメータだが、この曲は特に彼の押しの強さに合っている。グレギーナは名声にたがわぬ見事な声。演技もなかなか巧く、ニルソンのような過去のカリスマと比べない限り、申し分ない題名役と言える。ベルティはロブストな立派な声のテノールだが、特別な輝きに乏しく、なぜ彼が命を懸けてトゥーランドットを愛するのか、もともと分かりにくいこの人物の心理が説得力を持ったとは言えない。リューは健闘、とても好感が持てる。 

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