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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

Blu-ray Disc 交響曲第5番 ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団

交響曲第5番 ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年10月15日

    正に”キーピング・スコア” 作曲家が書き残した総譜に書かれていることを遵守して演奏する姿勢を掲げている 楽曲の詳細な解釈と解説による巻と コンサート・ライヴの巻から成る構成は楽曲理解に役立つ教育的出版となった このショスタコーヴィチ第5シンフォニーがニ短調であることから ベートーヴェンの第9シンフォニーが下敷きになっていることを挙げている ただあちらは最後はニ長調の「喜びの歌」で終わるのに対して こちらはニ短調のままであることを挙げ 本当にこれが勝利のエンディングであればこうだと SFSOに実際に演奏させ続けて実際はこうだと聴衆に比較聴取させる説得ぶりだ 丁寧な解説の中でMTTがしばしば使った言葉”セイム・デッド・エンド”こそ ショスタコーヴィチの音楽の本質と真意を言い当てている 全曲演奏はイギリスの夏の風物詩プロムスにおけるものだが 大変な名演奏でロンドンっ子を熱狂させた 音響の不満も感じさせなかった もしまだなら あなたも如何

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     |  広島県  |  不明  |  2009年12月18日

    第1楽章冒頭から、ショスタコーヴィチが凄まじい迫力で迫ってくる。2楽章の諧謔的なマーラー風のスケルツォも説得力があるし、また3楽章の寂寥感も捨てがたい。最後の第4楽章はnon troppo でないallegroで疾走し、中間部からはうんと速度を落として、死者を悼むレクイエムの趣を色濃くしてゆく。そうして迎えるエンディングは実に感動的だ。もっとも、それは静謐な感情の中でのそれだが。なお、今回の収録はロンドンのアルバートホールでのライヴなので、通常のサンフランシスコのデイヴィスホールとは趣も音も違っている。ただし、音質、画質はいつも同様にともに優れている。

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    New Alessi  |  千葉県  |  不明  |  2009年11月24日

    itunesだけで音源も購入する事が出来ますが、別テイクのせいか、こちらの演奏のが良い気がします(トロンボーンもやはりアシスタントを使っていました。流石に終楽章の最後はプロでも厳しそうですもんね〜)。このシリーズでブルックナーやマーラー、新ヴィーン楽派も取り上げて頂きたいですね。

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2009年11月23日

    ドキュメンタリー部分では、ほぼヴォルコフの偽書『ショスタコーヴィチの証言』通りの解釈、すなわち終楽章は「強制された歓喜」であり最後はハッピーエンドではなくむしろ葬送行進曲という解釈をスコアの内在的分析によって跡づけてゆく。実際にオーケストラを使った、アナリーゼの実演はなかなかの見ものだ。演奏部分はロンドン、ロイヤルアルバートホールでのプロムスでBBCが収録したライヴなので、いつもほどの凝ったカメラワークは見られないが、巨大なスケールと繊細さを兼ね備えた素晴らしい名演。前述の解釈で演奏しているので、終楽章冒頭は普通に始めて強烈にアッチェレランド、中間部以降は考えうる限り最も遅いテンポだが説得力は絶大。第1楽章再現部冒頭の遅いテンポも凄まじい圧迫感だし、第3楽章の寂寥感も心に沁みる。

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