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CD ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ名唱集(10CD)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ名唱集(10CD)

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    Piano Music Japan  |  神奈川県  |  不明  |  2010年12月09日

    1925年5月28日生まれのフィッシャー=ディースカウが84才の時に自身が『フィッシャー=ディースカウの偉大な上り坂の日々』(← 箱表に書いてある表記の直訳だぞ!)を振り返って、選曲した10枚組が1132円! オペラが2枚、ドイツリートが8枚で、オペラは「ドイツ語オリジナル」が1枚と「イタリア語オペラとフランス語オペラ」が1枚でモーツァルト以外はドイツ語訳上演である(爆) ヴェルディ+プッチーニ+ビゼーがフィッシャー=ディースカウの声でドイツ語で聴ける貴重な機会だ(爆) ドイツリートは、シューベルト=3枚、ブラームス=1枚半、ベートーヴェン=1枚、シューマン=1枚、マーラー=半枚(オケ)、ヴォルフ=半枚、R.シュトラウス=半枚の構成。これが「フィッシャー=ディースカウ自身の功績」評価である。(バッハは無い) デビュー以来のエポックメイキングな録音は(1つだけを除き)全て収録されている。この10枚だけ聴けば『デビュー → モノラル録音時代の終焉』までの飛躍の日々が全部聴けるCDになっている! 時間軸順に記載して見よう。 1948.01.19録音のビリング(p)シューベルト「冬の旅」放送録音が全ての起点、続く同年シューベルト「白鳥の歌」は曲順が後年とは違うのが耳を引く。 この放送が評判を呼び、ベルリン市立歌劇場と契約し同1948.11.18フリッチャイ指揮ヴェルディ「ドンカルロ」ドイツ語訳詞上演でオペラデビュー。フリッチャイとは5演目を収録しており、感謝の念は指揮者中群を抜く。 1949年クルーストと初録音、ベートーヴェンを1枚全部任せた。尚、ベートーヴェン録音は1982-84のEMI録音まで自身が評価するまとまったセッション録音をしていないようなので相当な高い評価。この(女流?)ピアニストとはEMIでシューマン「リーダークライス」作品24を録音したことも有名だ。(この10枚組に入れられず、EMIの11枚組に組み込まれた。)他に、シューベルトとシューマンとブラームスも収録され、ムーアに比肩する扱いだ。 1951年はフルトヴェングラーにてザルツブルク音楽祭で起用されマーラー「さすらう若人の歌」(録音無し)。翌年6月EMIでセッション録音。1951.10.07には、生涯頼りにすることになる ジェラルド・ムーアとシューベルト「魔王」「夜と夢」「君こそわが憩い」でEMIでセッション録音開始。ヴォルフとR.シュトラウスを全部任せ、シューマンも1部弾いている。同じ1951年録音のシューベルト「美しき水車小屋の娘」初録音も張りのある若々しい声が詩にマッチしている。 1952年には、ロイター(p)とブラームス「美しきマゲローネ」全曲初録音。翌年にも再録音したり、後年リヒテルと名演を残している原点がこれ。 1954年にはヴァイセンボルン(p)が登場、シューマンとブラームスを演奏。尚、CD8の6-8Bandはヴァイセンボルンの1954.06.15録音なのだが、誤記されている(泣) これでピアニストの登場はおしまい。全部で5名だ。おそらく全員が「遙か年上のベテランピアニスト」だったと思うが写真が1枚も無いので断定はできない。 同じ1954年には、さらに重大な事件が起こる。「バイロイト音楽祭」の「タンホイザー」にカイルベルト指揮で出演する。もちろん録音されているのだが、CDが「超売れ筋」 https://www.hmv.co.jp/product/detail/1427444 の為なのか、この10枚組CDに唯一収録されなかった。興味ある方は是非聴いてほしい。カイルベルト指揮は1958年ザルツブルク音楽祭のR.シュトラウス「アラベラ」の方が収録された。 翌1955年6月には、ケンペ指揮マーラー「亡き子をしのぶ歌」をベルリンフィルとセッション録音。誰もが持っているよな〜。 同年夏にはクリュイタンス指揮でバイロイト音楽祭で「タンホイザー」再演。これは収録された。 1957年ザルツブルク音楽祭は、超重要な指揮者2名と。ベーム指揮でモーツァルト「フィガロの結婚」、カラヤン指揮でブラームス「ドイツレクイエム」、どちらもウィーンフィル。 どうですか? この超豪華メンバー。「音楽史」を作って来たのがまさにフィッシャー=ディースカウなのです。 ・・・と、自身が雄大に語っているのですが、音楽の素晴らしいこと。シューベルト「3大歌曲集」の初録音(含む放送)から、何と説得力のあるディクションとフレージングのことだろう。ビリングとムーアもうまいのだろうが。マーラー「さすらう若人の歌」がフルトヴェングラーの心を揺さぶったことも音で聴ける。フリッチャイとのヴェルディ「ドンカルロ」(1948)、ドニゼッティ「ルチア」(1953)、モーツァルト「魔笛」(1954)、ベートーヴェン「フィデリオ」(1957)、モーツァルト「ドンジョバンニ」(1958) はどれも「若き日のフィッシャー=ディースカウの熱き思い」をストレートに伝えてくれる。フルトヴェングラーやケンペとの名演は私が言葉を足す必要は無いだろう。ビリング、クルースト、ムーア、ロイター、ヴァイセンボルンの5名のピアニストは、ソロピアノの名演は残していないが、フィッシャー=ディースカウが「選び抜いたピアニスト」である。HMVを検索すれば他にも多数の共演ピアニストを見つけられるだろうが、「ステレオ時代のムーア&エッシェンバッハ」以降は別にして、「モノラル時代」での最高峰5名のしかも最高の演奏だけを選んだのがこのCDだ。22〜33才の記録だ。ハンプソンもヘンシェルもゲルネも、遙か及ばない偉業。 これをわずか 1132円 で聴けるのは、本当に幸せだ。 個人的には、まず、シューベルトの3枚が至宝。22才で録音した「冬の旅」+「白鳥の歌+α」は、後々の(ブレンデルとの)録音までを照射したような強烈な印象。1部の人が「冬の旅」の移調についてごちゃごちゃ言っているが、最新のベーレンライター新シューベルト大全集でも「中声用」に採択されている調性、きちんと調べてから書いてほしいモノだ(爆) 『33才までにここまでの高みに登った歌手』は、レパートリーが全く異なる マリア・カラス 以外は(少なくとも録音が残っている歌手では)いない。 1曲1曲を吟味して聴いても、この演奏を超しているのは(フィッシャー=ディースカウ自身の演奏を含め)それほど多くない。 1人でも多くの人に(マルチバイの低価格で)聴いてほしい。 ちなみに、表から中袋まで全部ドイツ語表記、CD2が「オペラのドイツ語訳詞上演」だから居直ったかな? > Documents(爆) プッチーニ「ラ・ボエーム」ってドイツ語で歌われると「ウィンナ・オペレッタ」のような響きがするんですね!(爆) とっても魅力的だわ。『フィッシャー=ディースカウファン』は必ず聴いてほしい。「ドイツリートファン」も是非是非聴いてほしい。「オペラファン」は、(イタリアオペラファンには)微妙かも知れない感触もあるのだが、この値段なので聴いて下さい(爆) 訳詞が必要な人は、https://www.hmv.co.jp/product/detail/3760279 を購入してCD11のPDFを読むと、リートの半分以上がある。こちらの方が声がさらに若々しい。重複はシューベルトの2曲(EMIセッション録音開始の「夜と夢」「君こそわが憩い」)のみ。これは、フィッシャー=ディースカウ の計画通りですが、この「声の魅力」には勝てないよな(爆

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