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ピツェッティ(1880-1968)

CD ピアノ協奏曲『真夏の歌』、『フェドーラ』前奏曲、カビーリア カエターニ&シューマン・フィル、S.S.カエターニ

ピアノ協奏曲『真夏の歌』、『フェドーラ』前奏曲、カビーリア カエターニ&シューマン・フィル、S.S.カエターニ

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2017年08月02日

    聴いて好かった ”フェードラ”前奏曲で由って来る音楽性は明らかだ 今も協和音による和声法で音楽が書けることを証明している 時代錯誤の化石的音楽と揶揄する人があれば言おう この美しい音楽に横槍が刺せるのか それとも過去の誰かの音楽に似ているとでも言うのか 唯一無二の個性から発した創意である事は明らかだろう カエターニ夫妻による”真夏の歌”と題されたピアノ・コンチェルトの演奏を堪能した 素晴らしい演奏だ ピツェッティの音楽は語らう事で進行する そこには尽きない平明さと和やかさの流れを見る 何か思い込んだ方角へ突き進んだり ひとり心の奥に沈潜していくような姿は全く見られない だから狂喜乱舞する時もない おおらかで繊細な心配りと慈しみがにじみ出ている音楽は優しい美しさに染まっている 本当に聞いていて気持ちがいい 一人でも多くの人の耳に届くことを願っている   

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  • ★★★★☆ 

    テリーヌ  |  兵庫県  |  不明  |  2016年07月22日

    ピアノ協奏曲「夏の歌」”Canti della stagione alta”は素晴らしい曲だと思います。第3楽章は胸躍るものがあります。この盤の演奏はいまひとつベストではないかもしれませんが、作曲家自身の情熱は表現できているように思います。昔持っていた音源(FM放送の私録音)でかなり優れた演奏(演奏者失念)があったので、それと比較するのは酷かもしれません。個人的にはこの曲が大好きですので、演奏云々は二の次かもしれません。

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  • ★★☆☆☆ 

    のろま  |  東京都  |  不明  |  2016年02月05日

    この解説には誤植が2つある。1曲目は綴りが「Fedra」なので、日本語表記すると「フェードラ」である。「d」の次に「o」が入らないから、「ド」が長音になるはずがなく、「フェドーラ」ではおかしい。ウンベルト・ジョルダーノ作曲のヴェリズモ歌劇「Fedora」と混同したのだろう。「Fedra」はダンヌンツィオ原作、「Fedora」はV.サルドゥー原作で、綴りも違うので別物である。それから、3曲目も同じくダンヌンツィオを原作とするが、「カビーリア」という表記と、「カリビーア」という表記が混在している。こちらは綴りが「Cabiria」なので前者が正しい。ナクソスの担当者が横文字に弱かったのかと邪推したくなる。肝心の音楽のほうは、フェードラ前奏曲は、若書きのせいもあるのか、単調で面白みがない。カビーリアは、劇的な内容でそれなりに聴き応えはあるが、作曲者がなぜ独唱をテノールにしなかったかが疑問。もう少し静かな曲ならバリトンでも良いと思うが、オケも混声合唱も響きが分厚く書かれているので、バリトンではキーが低くて高揚感に欠け、独唱としての存在感が中途半端な印象を受ける。協奏曲は、チッコリーニの独奏によるライブ録音より音質は断然よいが、第2楽章など、ソリストに比べてオケの響きがやや薄いところがあるのが残念。3曲合わせて50分未満ということもあり、「買って損した」感が強く、星2つ。

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