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チャイコフスキー(1840-1893)

CD チャイコフスキー:『偉大な芸術家の思い出に』、ラフマニノフ:『悲しみの三重奏曲』 ラン・ラン、ヴァディム・レーピン、ミッシャ・マイスキー

チャイコフスキー:『偉大な芸術家の思い出に』、ラフマニノフ:『悲しみの三重奏曲』 ラン・ラン、ヴァディム・レーピン、ミッシャ・マイスキー

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  • ★★★★☆ 

    フルシチョフ  |  東京都  |  不明  |  2012年07月22日

    ピアノトリオは常設の団体が少ないため、なかなか名演に出会えないが、これはなんとももったいないディスク。レーピンとマイスキーが練達の演奏を繰り広げるのに対して、ランランが浮いている。ピアニストもロシア人のベテランであれば、とも思うが、そもそもが曲ではなくランランを売るためのディスクであるから、それも叶わぬ願いというもの。ランランは音量、テンポとも明らかに頭でコントロールしているのが明確に判ってしまい、音楽の自然さに欠ける。この曲を演奏したことがほとんど無いのではなかろうか。ボロディントリオの名演があるので、とりあえず困ることは無いのだが・・・・。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年06月28日

    マイスキー、レーピンには共にこのチャイコフスキーピアノ三重奏曲の過去録音盤(勿論各々別演奏)があり前者は1998年アルゲリッチ、クレーメルという凄いメンバー共演でのライブ、後者はベレゾフスキー、ヤブロンスキー共演の1997年の録音でした。さて、本盤は2009年マイスキー、レーピンがラン・ラン(録音当時推定27歳)と共演した話題のスター級演奏者による演奏盤で演奏タイムは通しで49’31と他の演奏と比較すればややじっくりと進めたものです。第1楽章些か線細な軽い感じでスタートしますが時にシャープさを見せ始め中程ではゆっくり情感を込め「間」も適度に使って緩るやかにそのチャイコフスキーの敬愛したルビンシュタインへの追悼意義を深め終わります。次の楽章は変奏方式で時には振幅を大きく取り結構聴かせます。最終楽章はそれまでとは趣きを異とし速めに運び曲想に沿って深い味わいに漂い、時にはフェイントをかけて新規メンバー?ラン・ランの勢いだけでの演奏ではありません・・・もっとももう少し個性豊かさが出てもとは思いましたが・・・。それでも例のピアノによるこれまでの回想テーマは力強く念押しする如くでありました。そして次第に葬送へ静かな歩みの中に消え入る様に曲が閉じられます。ラン・ランと言えば「のだめカンタビーレ」最終楽章で上野樹里演ずる のだめ のピアノ影武者として指導もしたし北京五輪で式典での演奏で少し困った様な少女をあやす様に助けたりその優しい人柄が本盤演奏に反映している様にも思えますね。レーピン、マイスキーは夫々ある意味懐ろを大きくした演奏でそうスリリングな演奏とは申せませんがもう結構適度な年齢を重ねていたラン・ランにとっても喧々囂々の室内楽への足がかりとなる記念碑的演奏盤には違いないと思います。ラフマニノフの方(タイム14’56)は未聴です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年05月29日

    マイスキー、レーピンには共にこのチャイコフスキーピアノ三重奏曲の過去録音盤(勿論各々別演奏)があり前者は1998年アルゲリッチ、クレーメルという凄いメンバー共演でのライブ、後者はベレゾフスキー、ヤブロンスキー共演の1997年の録音でした。さて、本盤は2009年マイスキー、レーピンがラン・ラン(録音当時推定27歳)と共演した話題のスター級演奏者による演奏盤で演奏タイムは通しで49’31と他の演奏と比較すればややじっくりと進めたものです。第1楽章些か線細な軽い感じでスタートしますが時にシャープさを見せ始め中程ではゆっくり情感を込め「間」も適度に使って緩るやかにそのチャイコフスキーの敬愛したルビンシュタインへの追悼意義を深め終わります。次の楽章は変奏方式で時には振幅を大きく取り結構聴かせます。最終楽章はそれまでとは趣きを異とし速めに運び曲想に沿って深い味わいに漂い、時にはフェイントをかけて新規メンバー?ラン・ランの勢いだけでの演奏ではありません・・・もっとももう少し個性豊かさが出てもとは思いましたが・・・。それでも例のピアノによるこれまでの回想テーマは力強く念押しする如くでありました。そして次第に葬送へ静かな歩みの中に消え入る様に曲が閉じられます。ラン・ランと言えば「のだめカンタビーレ」最終楽章で上野樹里演ずる のだめ のピアノ影武者として指導もしたし北京五輪で式典での演奏で少し困った様な少女をあやす様に助けたりその優しい人柄が本盤演奏に反映している様にも思えますね。レーピン、マイスキーは夫々ある意味懐ろを大きくした演奏でそうスリリングな演奏とは申せませんがもう結構適度な年齢を重ねていたラン・ランにとっても喧々囂々の室内楽への足がかりとなる記念碑的演奏盤には違いないと思います。ラフマニノフの方(タイム14’56)は未聴です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    れいくー  |  奈良県  |  不明  |  2010年01月20日

    人気者を集めたトリオという事もあって、聴くのが凄く楽しみでした。 こんな素晴らしい企画に尽力していただいた方々に深く感謝します。 (レーピンは1997年にベレゾフスキー、ヤブロンスキーとチャイコフスキーの三重奏を録音していて、その演奏はコンパクトではあるが、3人の息の合った美しい演奏に仕上がっていました。) この演奏自体は大変素晴らしいもので、3人の能力を充分に発揮出来ていると思いますので、一聴には値します。 が、前述されている方がおられますが、ギレリス、コーガン、ロストロポーヴィッチのトリオの稀有な名盤と比較してしまうと、曲の解釈の違いなのかもしれませんが、表現が甘いと思われるし、真摯さが伝わっては来ません。

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  • ★★★☆☆ 

    なかのも  |  東京都  |  不明  |  2009年12月09日

    三つの楽器の音力(おとぢから)を比較するとピアノが弱い。演奏会または映像で個人の演奏を見聞きすると感じなかったが、三人比較すると「ラン・ランの独奏からくる感銘はあの独特の身振りからくるのではないか」と思い始めました。

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  • ★★★☆☆ 

    Ichigen  |  埼玉県  |  不明  |  2009年11月13日

    ギレリス、コーガン、ロストロポーヴィチ盤のようなインテンポの直球勝負を期待していたが遠く及ばなかった。特にピアノは凝り過ぎというかもっと一本調子でいい。ギレリス達盤から半世紀が過ぎても未だにこれと肩を並べる“本格派”が現れてない。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年11月03日

    ラン・ラン、レーピン、マイスキーは、いずれも、それぞれの楽器演奏者の中でもトップを争う個性派であるが、本盤は、初顔合わせとは言えないくらい息のあった演奏を行っている。チャイコフスキーもラフマニノフも、情感溢れる曲であり、曲想も目まぐるしく変化するが、相手に合わせようという安全運転の箇所はいささかも見られず、むしろ、三者が、それぞれの思いのたけを全力でぶつけ合うような激しさがある。したがって、例えば、チャイコフスキーの第2楽章の終結部など、聴き手のドキモを抜くのに十分な迫力であるが、それでいて決して気品や美しさを失わないのは、三者の音楽性の高さの証左と言えるだろう。このコンビでの、更なる新録音を大いに期待したい。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2009年11月03日

    むしろモダンでシャープな感覚のアルゲリッチ、クレーメル、マイスキー組に対して、世代としては遥かに若いラン・ランがホロヴィッツばりのグランド・マナーを見せるのは面白い。レーピンもクレーメルに比べれば、ごく普通の(悪い意味ではなく、ごく普遍的な)ヴァイオリニスト。前の盤とは対照的なコンセプトにも柔軟に対応できるマイスキーはさすがに懐が深い。強烈なコントラスト、熱狂的な盛り上がりを見せるリカド、サレルノ=ソネンバーグ、メネセスの演奏は忘れがたいが、現在、入手不能のようなので、ロマンティックなチャイコフスキーぶしを堪能したい人には第一に推せる演奏。前述の二組のように、この曲では意外にもヴァイオリニストが演奏の性格を決定することが多いが、これは明らかに一番若いラン・ランが主導している演奏だ。

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