シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番、他 フラング、セナゴー&ケルン放送響
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2013年08月29日
このヴァイオリニスト・・・V.フラングと指揮者T.センデゴーは本盤収録曲を2009年演奏時どちらも24歳頃・・・若いですね・・・。私はシベリウスのヴァイオリン協奏曲(タイム@16’17A8’19B7’17)を聴いていますので感じた事をメモさせていただきました。彼女はあのムター気に入りのノルウェー出身のヴァイオリニストであり強い表現意欲が第1楽章カデンツァではテクニック一辺倒ではなくじっくり攻められる事によって確認はされますがどうもバックのケルンRSOの音色が低めになって抜けが冴えず篭り気味なのがヴァイオリン音色をセーブして冷たさを発露する結晶感触がトーンダウンしてしまったのは残念です。中間楽章は底深いところからゆっくり落ち着いて語られて行きます。そして最終楽章での連打ティンパニーが自然の不気味さを表しつつクロージングヘ・・・。表現意欲の為か少し個性的な面をどう受け取るかが問題ですが若い人が優等生的演奏に陥らず存在感を示してくれている事には拍手を送りたいと思います。併録のプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番(同10’06A3’51B8’10)、シベリウスのフモレスケ第1番(同3’42)、第2番(同2’09)、第5番(同3’48)は何れも未聴ですので本盤全体当面OKランクにおいておきましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります) 。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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