ヴァイオリン・ソナタ全集 シュタンツェライト、フェニェー
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年11月15日
美しいカヴァー写真に見とれながら聴き出した ヴァイオリンの歌に添えるようにピアノが随伴する第1番までと打って変わって 第2番では対話になる 二者が緊密な関係性を獲得して伸びやかに語り出す愉しさは無類だ 第3番は対話性を保ちながらも 二者それぞれの独自性がクローズアップして補完し合う部分も意味深く聞こえる 音楽の豊かさが増しより魅力ある音楽になった スタイルは変わらないものの作曲家ディーリアスの技量も人間性も高められたと分かる ディーリアスに限らない こうした弦楽器とピアノによるデュオは作家の内なる全貌を映し出してしまう どの年代のソナタにもディーリアスは映っている 憧れと釣り合う孤独の分銅が載った秤が均衡へ向かって揺れている 生涯さすらい人であったディーリアスの身軽さと危うさが透けて見える この音楽にシンクロナイズする魂の安らげることを祈りつつ お聴きになっては如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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