ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、第3番 ヘッツェル、ドイチュ
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年01月22日
(楽譜を読めない私が言うのは不謹慎かもしれないが)何もしない、楽譜をただ音にあらわす…。当たり前のようなことが一番難しい。それがごく自然にこのCDから聴くことができる。余計な飾りもないしこれ見よがしのひけらかしもないのにこの落ち着きは一体何だろう。 普通の白米が普通にうまい、滋味深いブラームスのデュオを聴きたい方にお勧め。ヴァイオリンは柔らかに音を紡いでいく。H.ドイチュによる温もりのあるベーゼンドルファーのピアノの音がヴァイオリンをひきたてる素晴らしい二重奏。 私が買ったのは93年だからSACDの音質はレビューできません。でもSACDでなくても音楽の良さは伝わるはず。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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盤捨印 | 東京都 | 不明 | 2012年10月17日
ヘッツェルはレヴァインとバルトーク・ヴァイオリン協奏曲を共演する予定だったが不慮の事故で実現できなかった。それだけに「ソリストとしてのレコーディングをかたくなに拒んできた」というのは意外。NIMBUSのバルトーク作品集で、コンチェルトの独奏をしていたのはヘッツェルだったと記憶するし、グラモフォンにはレヴァイン(ここではピアノを担当)を含む仲間と組んだシューベルトからプーランクに至るアンサンブルのCDが何枚か出ている。さらにアルヒーフのバッハの作品にも参加していたし…まあ、前振りはこのくらいにして、この演奏だが、夢見心地の様な淡い憧憬から、身もだえるような内面の葛藤、シュトゥルム・ウント・ドランクを彷彿とさせる情熱…ブラームスの持つ様々な要素を見事に過不足なく表現していて素晴らしい。とにかくヘッツエルの音色が美しく、聞き惚れてしまう。ドイツュのピアノも負けず劣らず美しく、さらに雄弁で、絶妙なアンサンブルを醸し出している。録音も最優秀。言うことなし。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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papageno | 東京都 | 不明 | 2011年04月27日
余計な自己主張の一切ない枯淡のブラームスだと思う、ムターのような自己主張のある演奏にも正直惹かれるが、おりにふれ棚から取り出すのはこのディスクだ。ブラームスの室内楽はソリスト的要素よりもアンサンブル的要素が必要だと思うが、これはヘッツェルが誰よりも解っていたのだと思う、だからこそ最初の(そして最期の…)録音にこの作品を選んだのだと思います。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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プレジデント | 東京都 | 不明 | 2010年05月08日
特に大きな仕掛けをするのではなく、素直に書かれている「音楽」をカタチにする。しかし、じわじわと音楽の持つ熱が私に伝わり、聞き終えれば感動を覚えている。そんな演奏。名コンマスである彼の最大の美徳である。 職人として、「芸」ではなく「技」でもって、私たちに感動を与えてくれる。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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安曇野のカラヤン | 長野県 | 不明 | 2009年10月06日
一時期メーカーに問い合わせても再発売の予定なしと言われがっかりしていましたが、再発売ということでようやく手に入れました。澄んだ音と言うか、岩清水のような音に驚きました。癒されるという言葉だけでは表現できないホッとさせられるというか、人間に還らせてくれるというか、そんな音楽を聴くことができます。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2009年07月25日
ヘッツェルが不慮の事故により死を迎える半年前の名演。もちろん、不慮の事故であるから、死を前にした諦観のようなものは感じられないが、演奏のどこをとっても心温まる情感に満ち溢れており、ヘッツェル畢生の名演と言っても過言ではない高みに達している。SACD化によって、ヘッツェルの至芸をより鮮明に味わうことができるようになったのも嬉しい限りだ。12人の方が、このレビューに「共感」しています。
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croquette | さいたま | 不明 | 2002年05月24日
中庸であることの尊さ。仕掛けや細工がない、声高に叫ぶこともない、そんな演奏だからこそいつまでも慈しみたいCD。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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croquette | さいたま | 不明 | 2002年05月22日
普通であることの尊さ・気高さ。声高にはならないけれど、それだからこそいつまでも繰り返して聴きたい、そんな演奏です。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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