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ベルリオーズ(1803-1869)

CD 幻想交響曲 カラヤン&ベルリン・フィル(1974−75)

幻想交響曲 カラヤン&ベルリン・フィル(1974−75)

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  • ★★★★★ 

    トロ  |  不明  |  不明  |  2024年02月11日

    暫く発売が途絶えていたシングルレイヤー発売はとても嬉しい。しかし、春祭のシングルレイヤー盤のように、同曲の旧録音も同時収録しての企画ではないのが残念でならない。

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  • ★★★★★ 

    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2015年03月23日

    「幻想交響曲ってこんなに面白い音楽だったのか!」と目からウロコの思いでした。 これまでこの曲、ミンシュ・パリ管、小澤・ボストン響、アバド・シカゴ響の録音の他にも、FMでも何度も聴いたし、N響その他の演奏会でも接してきましたが、どうものめり込めないものがありました。その中では小澤征爾のものが、オーケストラの演奏技術を鑑賞する楽しみを少しばかり感じた程度でした。ここ数年でCDプレーヤーとアンプを更新したのを機に新しい録音を一枚買っておこうと思いたち、ラトルのものを買おうかと思いつつ、ベルリンフィルハーモニーのEMIでは何度か音の不味さで失敗したからな、と逡巡していたところ、このカラヤンの版をみかけて、カラヤンのは聴いたことがないような気がするし、音の悪い新しいものよりはいいかな、と買った次第でした。 ところが!です。karajan fanさんが仰るように、「上手い!」の一言。これほどまでに音楽でストーリーを表現できるものとは思いませんでした。というより、この曲にはストーリーがあったんだ、と初めて気づかされました。 どの楽章も「物語」が聞こえてくるような、演劇を観ているような印象です。聴き終わってから「これはいいわぁ!」と何度もひとりごとを呟いてしまいました(小澤のものを聴き直すとそれはそれで良さを感じることはできましたが)。 かつて、カラヤンのおかげで第九が大好きになったことがありましたが、またカラヤンのおかげで大きな発見がありました。それにしても録音からすでに40年。もったいなかったなあという思いと、あまたの演奏を聴いてきて、いまこのときだからこれほど感銘が受けられたのかもしれないな、とビミョーな気分です。 ちなみに、録音はイエス・キリスト教会の方ですね。懐かしい音です。SACDでなくても十分に良い音で聴けました。歪みも濁りもなく、アナログステレオ録音の爛熟期というにふさわしい録音だと思います。

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  • ★★★★★ 

    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  2014年10月13日

    ミュンシュの爆演ライブが聴いたときは「これだ!」と 思ったものの、CDとして安定して聴ける演奏として、このカラヤン になる。 とにかくよく計算された演奏ではあるが、 70年代絶頂期の両者でしか成しえない貴重な録音

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  北海道  |  不明  |  2014年05月11日

    この曲はカラヤンでなければといった気持ちになれなかったので、そもそも関心なんかありませんでした。でも百田氏がその著書で名演と評していたこととデパートの中古市で偶然このCDを見つけたことから買ってみました。やっぱりカラヤンはすごいなと思わざるを得ませんでした。いや、ベルリンフィルがすごいのか。ともかく聴き終えて大満足でした。特に鐘の響きには背筋がゾーッとさせられました。本当の教会の鐘を使っていると百田氏が言ってましたが、重く震えて聴こえてきます。何かあの世の世界を思わせる恐怖さえ感じました。ミュンシュにはない新鮮さがあり、また一つ名盤を持てた喜びを500円で味わえました。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年11月26日

    カラヤンの幻想交響曲は次の演奏盤がありますが普通聴けるものとしては前の三盤かと思います。1954年PHO(タイム@14’43A6’23B16’46C4’50D10’44)、1964年BPO(同??@14’17A6’07B16’50C4’38D10’26)、1975年BPO(同@14’27A6’20B16’45C4’38D10’47)、1977年BPO(同@13’42A6’12B16’23C4’33D11’58)、1987年BPO(同@14’13A6’23B16’55C4’41D11’11or@14’37A6’42B17’03C5’02D11’37)、1975年カラヤン67歳頃絶頂期の演奏録音である本盤、第1楽章「夢と情熱」やや肉厚さを予感させオペラの間奏曲の雰囲気を醸し出します。「間」を取りながらエコーも効かせ華麗にアプローチ。中盤攻めて行く箇所は流石上手いもので最後エピソード的な〆はゆっくりとしています。第2楽章「舞踏会」重いバックにサポートされワルツは息遣いが聴こえるようです。結び目は速めに・・・。第3楽章「野の風景」はややベッタリした感触でその分厚さ故この楽章で味わいたい憂鬱さは乏しいようで要は語り過ぎ。しかし最後の管とティンパニーの遣り取りは緩慢さを武器に不気味さを強調してそれなりに納得してしまいます。第4楽章「断頭台への行進曲」はドスを効かせてスタートさせ本体展開は割りと軽く経過。入り込まず何か一線を隔した感じとなり迫って来ないのも頼りないです。最終楽章「ワルプルギスの夜」はちょっと不自然なエコーのある鐘が気にはなります。全体重々しい運びはBPOサウンドが拍車をかけます。後半叫声と聖歌が不気味に入り混じりクライマックスへ雪崩れ込みますがやっぱり何か突き放した印象は拭えませんでした。好き嫌いは別にしてカラヤンの上手さは認めざるをえない様です。素晴らしいランクとしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    karajan fan  |  北海道  |  不明  |  2010年02月05日

    カラヤンはこの交響曲を作曲者自身が付記しているように、失恋体験を告白することを意図した標題音楽として忠実に再現している。そして、ベルリオーズが意図的に演出しようとしたサイケディックさを極上の美しさをもって幻想的に仕上げている。 とくに私にとっては第1楽章の「夢、情熱」がこの中では白眉である。むせ返るような、やるせない恋の感情を、弦楽器群と木管楽器群の見事なアンサンブルで表現している。やはりこの当時のBPOは上手い! どちらかと言えば毒々しい狂気的な印象がある曲だが、カラヤンは「断頭台への行進」や「ワルプルギスの饗宴」までも美しく、そして上品に創り上げている。 そして最後の最後まで張り詰めた緊張の糸が途切れず、一気にクライマックスを作り上げるところはカラヤンならではの構成である。 さすがにカラヤンにこの手の楽曲を演奏させると上手い! とにかく、美しさではこの盤の右に出る演奏にはお目にかかっていない。

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  • ★★★★★ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2009年09月24日

    冒頭からいきなり軟体動物のようなぬめぬめとしたレガートや、ヘルマンスによるフェーダー操作が見えるかのような超ピアニッシモを聴いただけで「ああカラヤンだ」と分かる。そして盛り上がる場所では弦も金管もグンと前に迫り出し、サイボーグのような暴力さ剥き出しとなる。しかしこれこそがベルリオーズが表現したかった狂気であり、カヤランの演奏以外はどれも生ぬるく感じてしまう。下の方でも書かれておられるが、白眉は終楽章の鐘の音。どこぞの教会の鐘をサンプリングしたうえで、電子的に低域を付加しており、まるでコントラバスを重ねているようにも聴こえるが、この鐘の音は、怒りの日のテーマを吹く金管と絶妙なマッチングを示す。なお残念なことに、バスドラムやティンパニの低域成分を録音でカットし過ぎている。OIBPでこの辺を修正して再発されることを切に望みたい。

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  • ★★☆☆☆ 

    山沼  |  山形県  |  不明  |  2009年09月08日

    ベルリオーズが求めていた音楽ではない。 彼にフランスものは向いていないように思われる演奏 ちなみに、これはフィルハーモニーでの録音ではなく、イエス・キリスト教会での録音。誤表示があるようです。

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  • ★★★★★ 

    超玄人な批評家  |  UNITED KINGDOM  |  不明  |  2009年09月01日

    この幻想交響曲での聴き所は、第5楽章の鐘の音。弔鐘の音。それに尽きる。演奏自体は、金管を鳴らせまくり、ベルリンフィルの弦楽の美しさが消えている。それが残念だ。しかも、金管が上手いとは言えない。雑な演奏をしている。だからこそ、あの「弔鐘の音」が印象的に響きわたる・・・。

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  • ★★★★★ 

    超玄人な批評家  |  UNITED KINGDOM  |  不明  |  2009年09月01日

    この幻想交響曲での聴き所は、第5楽章の鐘の音。弔鐘の音。それに尽きる。演奏自体は、金管を鳴らせまくり、ベルリンフィルの弦楽の美しさが消えている。それが残念だ。しかも、金管が上手いとは言えない。雑な演奏をしている。だからこそ、あの「弔鐘の音」が印象的に響きわたる・・・。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年07月18日

    カラヤンの幻想としては3枚目のCDであるが、意外にもこの74年盤が最後の録音である。カラヤンは、その後、89年の死去の年までに幾度となく演奏会で幻想を採り上げているが、スタジオ録音しないままあの世に逝ってしまった。その理由についてはよくわからないが、本盤は、最後の録音という名に恥じないくらいの名演だと思う。74年と言えばカラヤンとベルリンフィルの蜜月時代の末期であり、カラヤンの卓越した統率力と各楽章の的確な描き分け、それにベルリンフィルの卓抜した技量も相まって、珠玉の名演に仕上がっている。終楽章の鐘の音色にはやや違和感を覚えるが、ベルリンフィルの重量感あふれる演奏には意外とマッチしているかもしれない。

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