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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD 交響曲第8番、第9番『新世界より』 クーベリック&ベルリン・フィル

交響曲第8番、第9番『新世界より』 クーベリック&ベルリン・フィル

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    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2011年10月04日

    「我が祖国」SACD-SHMの再レビューを投稿しようとしたが、システムが受け付けないのでこの場を借りて…。筆者はオリジナルスCDの音質を酷評した者であるが、SACD-SHMのサウンドは別物というほど改善されており、DG録音とは思えない自然なサウンドステージの再現性と、低域方向へのFレンジの伸びには目を見張るものがある。ディテールのミクロダイナミクス再現性も信じ難いほど向上し、その結果本ディスクをもってクーベリックの「我が祖国」の決定盤と推すことになんの躊躇も感じない。一方のドヴォルザークではDGお馴染みの低域成分のカットが致命的であり、さすがにオリジナルスCDより改善されてはいるが「我が祖国」ほどの感激は得られない。ちなみにヘルマンスが収録した第8番より、ヴィルトハーゲンが収録した新世界のサウンドステージの方がナチュラルであるのは、ヴィルトハーゲンがDGのエンジニアの中でも音場重視派で、使用するマイクの数も6〜12本と少ないためである。「我が祖国」のトーンマイスターはヴィルトハーゲンであるが、オリジナルスCDのサウンドが酷かったのは、マルチトラックのマスターテープからのリミキシング時にマスタリングエンジニアがバランスを取り損ねたことが原因だと思われる。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月20日

    クーベリックは、ドヴォルザークの交響曲、とりわけ第8及び第9については何度も録音しているが、その中でも最も優れた演奏は、本盤におさめられたベルリン・フィル盤であると考える。第8については、その後、バイエルン放送交響楽団とともにライブ録音(1976年)、第9については、バイエルン放送交響楽団(1980年)、次いでチェコ・フィル(1991年)とともにライブ録音しているが、バイエルン放送交響楽団との演奏は、いずれも演奏自体は優れた名演に値するものであるが、ノイズの除去のために低音域を絞ったオルフェオレーベルの音質が演奏のグレードを著しく貶めていることになっており、私としてはあまり採りたくない。第9のチェコ・フィル盤は、ビロード革命後のチェコへの復帰コンサートの歴史的な記録であり、演奏全体に熱気は感じられるが、統率力にはいささか綻びが見られるのは否めない事実である。こうした点からすれば、クーベリックによるドヴォルザークの第8及び第9の決定盤は、本盤におさめられた演奏ということになる。それどころか、他の指揮者による名演と比較しても、トップの座を争う名演と高く評価し得るのではないだろうか。このうち第8は、1966年と録音年がいささか古いが、それだけにベルリン・フィルが完全にカラヤン色に染まっていない時期の録音であり、チェコの大自然を彷彿とさせるような情感の豊かさや瑞々しさが演奏全体に漲っているのが特徴だ。テンポなども随所で変化させており、トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫が漲っているが、音楽の自然な流れをいささかも損なっていないのが素晴らしい。本盤の4年後に、セル&クリーヴランド管弦楽団による同曲最高の超名演(1970年)が生まれているが、本演奏はそれに肉薄する超名演と高く評価したい。これに対して、第9は1972年の録音。ベルリン・フィルがほぼカラヤン色に染まった時期の録音だ。それだけに、全体的にはチェコ風の民族色がやや薄まり、より華麗で明瞭な音色が支配しているように感じるが、それでも情感の豊かさにおいてはいささかの不足もなく、第9の様々な名演の中でもトップの座を争う名演であることには変わりはない。ただ、名演としての評価は揺るぎがないものの、クーベリックらしさと言う意味においては、第8と比較するとややその個性が弱まっていると言えるところであり、このあたりは好き嫌いが分かれるのかもしれない。ベルリン・フィルも、両演奏ともにクーベリックの指揮の下、素晴らしい演奏を繰り広げており、各管楽器奏者の卓越した技量には惚れ惚れするほどだ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月20日

    クーベリックは、ドヴォルザークの交響曲、とりわけ第8及び第9については何度も録音しているが、その中でも最も優れた演奏は、本盤におさめられたベルリン・フィル盤であると考える。第8については、その後、バイエルン放送交響楽団とともにライブ録音(1976年)、第9については、バイエルン放送交響楽団(1980年)、次いでチェコ・フィル(1991年)とともにライブ録音しているが、バイエルン放送交響楽団との演奏は、いずれも演奏自体は優れた名演に値するものであるが、ノイズの除去のために低音域を絞ったオルフェオレーベルの音質が演奏のグレードを著しく貶めていることになっており、私としてはあまり採りたくない。第9のチェコ・フィル盤は、ビロード革命後のチェコへの復帰コンサートの歴史的な記録であり、演奏全体に熱気は感じられるが、統率力にはいささか綻びが見られるのは否めない事実である。こうした点からすれば、クーベリックによるドヴォルザークの第8及び第9の決定盤は、本盤におさめられた演奏ということになる。それどころか、他の指揮者による名演と比較しても、トップの座を争う名演と高く評価し得るのではないだろうか。このうち第8は、1966年と録音年がいささか古いが、それだけにベルリン・フィルが完全にカラヤン色に染まっていない時期の録音であり、チェコの大自然を彷彿とさせるような情感の豊かさや瑞々しさが演奏全体に漲っているのが特徴だ。テンポなども随所で変化させており、トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫が漲っているが、音楽の自然な流れをいささかも損なっていないのが素晴らしい。本盤の4年後に、セル&クリーヴランド管弦楽団による同曲最高の超名演(1970年)が生まれているが、本演奏はそれに肉薄する超名演と高く評価したい。これに対して、第9は1972年の録音。ベルリン・フィルがほぼカラヤン色に染まった時期の録音だ。それだけに、全体的にはチェコ風の民族色がやや薄まり、より華麗で明瞭な音色が支配しているように感じるが、それでも情感の豊かさにおいてはいささかの不足もなく、第9の様々な名演の中でもトップの座を争う名演であることには変わりはない。ただ、名演としての評価は揺るぎがないものの、クーベリックらしさと言う意味においては、第8と比較するとややその個性が弱まっていると言えるところであり、このあたりは好き嫌いが分かれるのかもしれない。ベルリン・フィルも、両演奏ともにクーベリックの指揮の下、素晴らしい演奏を繰り広げており、各管楽器奏者の卓越した技量には惚れ惚れするほどだ。

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    fuka  |  東京都  |  不明  |  2014年05月16日

    8番については私もこれが最も好きで何度聴いたかわからないくらいです。この作曲家の持つ土着的なメロディやリズムに都会的なスタイリッシュさが絶妙なバランスで表現されていると思います。後年のライブもいいですがやや荒っぽさが前面に出ていますので、出来栄えとしてはこちらをとります。ただしライブでのマーラーやベートーヴェン2番にみられるような豪快なドライブ感も両端楽章には十分ありますので、クーベリックらしい演奏です。同じチェコでもノイマンの演奏とは随分異なり、好みの分かれるところでしょう(コバケンもノイマンの方ですね)。カラヤンの一連の演奏や、緩徐楽章が素晴らしいブロムシュテットも忘れられません。さて、今年はドゥダメルVPOがどんな8番を聴かせてくれるのでしょう。今からワクワクです。

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    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  2009年06月21日

    第9はともかく第8が最高の名演!これ以上のものはもう出ないんではないかな?とにかく1回聴いてみて下さいな、だまされたと思って・・・。 この第8に比べると第9はちょっと・・・。もちろん他の演奏以上のレベルではあるが、第8が素晴らしすぎて・・・。同じBPOを振ったフリッチャイの爆発的名演や、いかにも香りのするノイマン/チェコPOに比べるとちょっと物足りない。もっと爆発させても良かったのかも知れないけど、どうだったんでしょうか?でも第8だけでも満点ですわ。

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    KANA07  |  石川県  |  不明  |  2011年07月16日

    第8番に関しては、最初に買ったCDでその後、カラヤン、ノイマン、セルなど名盤を購入してきたがこのクーベリックの演奏を超えるCDの出現していない。スケールの大きさ、躍動感、フルートをはじめソロのうまさ、古いがすばらしい録音などどれをとっても最高の域に達している。 新世界のほうも名演であるが、演奏に一部クセがあり後のノイマンやカラヤンの演奏のほうが一つ頭抜け出している感がある。 また、この名盤のSACD化が予告されているが絶対の買いであり、買いそびれないようお薦めする。

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  • ★★★★★ 

    Foley, Detroit  |  不明  |  不明  |  2009年06月28日

    両翼配置の弦楽が効かせる旋律の動き、鳴りっぷりの良い金管、斬り込み鋭く鈍重とならないティンパニ等々、純朴ながら心に迫る素晴らしい演奏です。

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  • ★★★★★ 

    abbadon  |  栃木  |  不明  |  2007年06月28日

    クーベリックのおそらく4種(記憶では)ある「新世界より」の中では最高に脂の乗った時代の演奏。 LPを買ったのが30年近く前ですが、今でも歴史的名演だと思っています。 さすがベルリンフィルの合奏力。ベートーヴェンの3番もこの組み合わせで最高ですが、お国ものということもあり燃えています。

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    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2006年01月06日

    「新世界」でのベルリンフィルの密度の高い響き、ここ!という箇所でのド迫力には今更ながら感心させられる(アバド時代以降のこのオケには望むべくも無い)。加えてクーベリックのアツイ指揮ぶり!温厚な演奏の多いこの巨匠も、お国ものになると血が騒ぐのか、凄い燃焼力を見せる。

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    よっちゃん  |  さいたま市  |  不明  |  2004年04月26日

    第九番はアンチェル盤を持っていて、何気なく聴いていたのですが、某FM番組でクーベリックのを聴いて感動しました。うっすら目に涙が・・・。 望郷の念をなかなか吹っ切れないドヴォルザーク(クーベリック?)の気持ちが伝わってくる。第四楽章の有名な勇ましい旋律が哀しく聞こえる。 カタログ番号を調べて購入したのがこのCDです。なおカップリングの第八番もすばらしい。スラヴ舞曲風でどの楽章ものびのびとしている。映画音楽のような第三楽章が特に好きです。

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    masato  |  新潟県  |  不明  |  2011年10月09日

    恥ずかしながら,この2曲は今まで私の中では“ムード音楽”でした。晩年のカラヤン&ウィーン・フィルの美しさで完全に満足していました。この演奏を聴いて,この2曲を初めて“交響曲”として感じることができました。芯のある美しい音たちが,互いに交わり,響いてくる…文字通りの交響的な芸術作品として,新鮮に耳に入ってくる…。素晴らしい…!(※カラヤンの美しさを否定するわけでは決してありません。この演奏を聴いた後でも,カラヤン&ウィーン・フィルの作り出す美しさには抗することはできません)

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  • ★★★★★ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2011年06月23日

    「青春の巨匠」時代の森田健作を想わせる演奏…つまり熱と力でグイグイ推進する若さが素晴らしい。演奏そのものも完璧と言える。もし難を言うなら、ドヴォルザークに土臭いカントリースタイルを望むリスナーには、物足らないのかもしれないが…

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    ベルフィオーレ  |  tokyo  |  不明  |  2005年10月21日

    第8番のLPからの買い替え。久しぶりに聴いたが、60〜70年代のベルリン・フィルの演奏のすばらしさにはあらためて感心する。これを聴くとジョージ・セルを含めて他の演奏はとても聴く気にならない。パワー全開の演奏かと思いきや、終楽章ではもっと吹き鳴らしたいであろう管楽器を抑え、全体的な盛り上がりを向かえるクーベリックの指揮には脱帽する他はない。

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