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マーラー(1860-1911)

CD Comp.symphonies: Inbal / Frankfurt.rso, Etc

Comp.symphonies: Inbal / Frankfurt.rso, Etc

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  • ★★★★★ 

    ハッチ  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月12日

    マーラーブームの先駆けとなったのがベルティーニとインバルのマーラー交響曲全集。インバルは今でもマーラーのスペシャリストであるが、フランクフルト放送交響楽団との全集は金字塔でもある。 私はマーラーの8番をこよなく愛しているので、インバルとマーラーの8番は3枚のアルバムを持っているが、フランクフルトとの録音は最高。

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  • ★★★★★ 

    Dinkelbrot  |  群馬県  |  不明  |  2020年03月24日

    もう15年以上前に、Brilliantで廉価ボックスセットになったので、それっといて購入した。リマスタリングされた現在のものと同じかどうか分からない。それでも録音レベルはやや低いものの拡がり・定位が自然で優秀な録音だ。鮮烈でもある。久々に聞いたが、再生装置が良くなるほど録音の良さが認識できる。30年前のワンポイントステレオマイクロフォンを使ったデンオンの録音技術に脱帽。バーンスタインのようにこぶしを効かせる演奏ではないが、見通しの良いものでこれはこれである意味最高の演奏かも知れない。

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  • ★★★★☆ 

    司那夫金  |  所在地  |  不明  |  2013年05月12日

    インバルは最近、日本のオケを振ってマーラーを演奏しているが、それらのCDに比して、このフランクフルト放送交響楽団との演奏のほうが遥かに推薦に値する。全曲通して主張がハッキリしている(同じ視点から演奏されている)のが素晴らしく、中でも3番5番は同曲中最高の演奏の一つに数えたい。この全集から聴こえてくるマーラーは、一言で言えば「光を発しないマーラー」だと思う。愉しさ、ウキウキ感 などとは無縁で、冷たく冷静に、マーラーの世界を描き出すことに成功している。それでも星5つに出来なかったのは、個々の演奏に関しては、やはり疑問を感じるナンバーもあるという理由だ。全集としての色彩は統一されている分、2番や9番などがその犠牲?になっているような気がする。

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  • ★★★★★ 

    マコシュテット  |  神奈川県  |  不明  |  2011年07月30日

    最近インバルにはまってます。 テンシュテットやバルビローリの濃厚系をおっかけて来ましたので おそるおそる買ってみました。 演奏は意外に濃厚でした。もっと無機質かと思っていましたので。 ただ隠れていた楽器を強調するのはいいのですが、ドキッとして音楽 にひたれない時もあります。 一つ気になったのが#3−6 #7−5の冒頭の「チュイッ」なる データ落ち音?が残念です。みなさんのところではどうでしょうか。 それでもブルックナー全集も含め愛聴番になりそうです。 ブルックナーも無機質だと思っていたのですが、スクロバチェフスキー を購入した後はそれよりもずっとロマンティックだと思いました。 程よいテンポでたっぷり歌いこんでいますよね(遅すぎない)。 最近球アンプからトランジスタアンプに変更しました。管弦楽は解像度がよい分粗がめだちます。よって評価が以前と変わってしまいます。クリアな録音がやはり評価があがります。濃厚だったと思っていた?バルビローリでさえ、少し冷めて聞こえます。しかしやはり年代の音ですね。この頃の録音はやはり球アンプがいいです。(脱線すみません)

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月25日

    本盤におさめられたマーラーの交響曲全集は、インバル&フランクフルト放送交響楽団の実力を世に知らしめるとともに、インバルの名声を確固たるものとした不朽の名全集であると言える。それどころから、録音から20年以上が経過した今日においても、あまたのマーラーの交響曲全集の中でも上位を占める素晴らしい名全集と高く評価したい。インバルのマーラ―に対する評価については百家争鳴の感がある。それは、指揮者が小粒になった今日において、それだけインバルの存在感が増した証左であるとも考えられる。インバルのマーラーは、近年の東京都響やチェコ・フィルとのライヴでは随分と変容しつつあるが、本盤の各演奏においては一聴すると冷静で自己抑制的なアプローチであるとも言える。したがって、演奏全体の装いは、バーンスタインやテンシュテットなどによる劇場型の演奏とは対極にあるものと言えるだろう。しかしながら、インバルは、とりわけ近年の実演においても聴くことが可能であるが、元来は灼熱のように燃え上がるような情熱を抱いた熱い演奏を繰り広げる指揮者なのである。ただ、本盤のようなスタジオ録音による全集を完成させるに際しては、極力自我を抑制し、可能な限り整然とした完全無欠の演奏を成し遂げるべく全力を傾注していると言える。マーラーがスコアに記した様々な指示を可能な限り音化し、作品本来の複雑な情感や構造を明瞭に、そして整然と表現した完全無欠の演奏、これが本盤におけるインバルの基本的なアプローチと言えるであろう。しかしながら、かかる完全無欠な演奏を目指す過程において、どうしても抑制し切れない自我や熱き情熱の迸りが随所から滲み出していると言える。それが各演奏が四角四面に陥ったり、血も涙もない演奏に陥ったりすることを回避し、完全無欠な演奏でありつつも、豊かな情感や味わい深さをいささかも失っていないと言えるところであり、これを持って本盤におけるインバルによる各演奏を感動的なものにしていると言えるところだ。前述のように、本全集におけるインバルによる演奏に対する見方は様々であると思われるが、私としてはそのように考えているところであり、インバルの基本的なアプローチが完全無欠の演奏を目指したものであるが故に、現時点においてもなお、本全集が普遍的な価値を失わないのではないかと考えている。1985年から1988年という極めて短期間に(1992年のスタジオ録音である第10番のクック全曲版については、もともとの全集とは別個に録音されたものであり、ここでは全集と区別して考えたい。)録音されたということも、各交響曲毎の演奏のムラをなくす結果に繋がっていると言える。そして、本全集でさらに素晴らしいのは、マーラーのような大編成のオーケストラ曲においては画期的とも言えるワンポイント録音による極上の鮮明な超高音質である。様々な楽器セクションがこれほど鮮明に、そしてナチュラルに分離して聴こえるというのは、他の録音でも極めて少ないと言えるところであり、本全集の普遍性に大きく貢献しているのを忘れてはならない。それにしても、本全集はとてつもない廉価であると言える。私が所有しているインバルの交響曲全集は1989年に発売された初期盤であるが、ゴールドディスク仕様で愛蔵家ナンバー入りのものであり、価格は何と56000円であった(いかにもバブル全盛期の産物と言えるが、これは現在でも十分に通用する高音質であり、クラシック音楽界が長期不況下にある今日においては、本全集の完成に要したであろう膨大な費用や労力が今では懐かしく思い出されてならない。)。これに対して本盤は、リマスタリングも行った上で、当初の全集には含まれていなかった第10番のクック全曲版を加えて約8000円というのは驚異的な廉価と言える。いずれにしても、本全集は普遍的価値を有する名演奏と極上の超優秀録音、そして廉価であることを考慮すれば、誰にでも安心してお薦めできる名全集と高く評価したいと考える。

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  • ★★★★★ 

    norry  |  東京都  |  不明  |  2011年04月15日

    この全集について語りたいことは山ほどあって、到底このレビュー欄には収まりきれない。マーラーの各交響曲のことや、インバルの解釈のことについては、現在進行中の都響やチェコフィルとのチクルスの盤で語る機会もあるので、ここではこの全集について端的に指摘しておきたい。マーラーの音楽の本質である独特のポリフォニーを、この全集ほど十全にそして完璧に表現しえた演奏はかつてなかった。この全集の特徴を一言で言えば、「完璧さ」である。この時代のインバルとFRSOが、いかに狂おしい情熱をもってマーラーのスコアの本質の完璧な再現に挑んだか、これはその前人未踏の記録なのである。このレベルの録音が、わずか2年の期間で、しかも番号順(8と9は前後した)に発売されたというのは、いまだにレコード業界での奇跡であろう。「冷静、分析的」であると評されることが多いこの全集であるが、それは、情熱を抑制、制限した結果での冷静さや分析的再現なのではなく、むしろ、完璧さを目指して熱狂的であればあるほど達成される冷静さであり、分析的表現である。ここを誤解してはならない(誤解している人が多い)。それにしても、これほどまでに潔く首尾一貫した態度でのレコード製作というのも珍しいであろう。しかも巨費を投じなければならないマーラーの全曲演奏という仕事においてである。これは、川口義晴という稀に見る志の高いプロデューサー(デンオンにおける氏の業績はもっともっと評価されなければならない)と、ピーター・ヴィルモースという天才エンジニア(B&Kマイクによるワンポイント録音という方式も、氏の天才的なセンスあってこそ至高の音響に繋がったと思われる)、そして何よりも、インバルという天才指揮者のトライアングルによって達成された、20世紀の文化遺産である。やはり製作会社が、バブルに向かって突き進んで行く時代の日本の会社(デンオン)であったということも大きいであろう。大袈裟かもしれないが、私が歴史家なら、この全集はバブル期の日本が世界の文化に貢献し得た最大の事例の一つと評価したいところである。マーラーの全集は他にも枚挙に暇ないところであるが、どれが歴史の評価に耐えるものであるか、この全集は身をもって証明するだろう。「端的に」のつもりが長くなってしまって恐縮である。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2010年09月15日

    緻密に書かれたスコア。しかし誰もそれだけでは満足しない。より巨匠的なアゴギークやディナミークで、マーラーの「情念」を埋め込んでいく。まあマーラー自身の指揮も、そうだったのだろう。しかし、もっと音楽だけを見つめてみれば、さらに豊かな音響世界が享受できるのではないだろうか。インバルの哲学とは違うかもしれないが、私はそうした感覚で、この演奏を聴いている。押しつけがましく脂っこいドイツ人的嗜好がなく、好感が持てる演奏で、長大重量級の作品でも抵抗感なく聴き始められる。録音は大音量にしても決して聞き辛くならない上質な職人芸を感じる。不思議なほど、聴くたびに評価が上がるのは「歳の所為」かな。星一つ評価を上げます。

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  • ★★★★☆ 

    ピー  |  愛知県  |  不明  |  2009年10月29日

    名録音として話題になった名盤の全集が廉価セットになった。 これは、録音の優秀さを楽しむために購入。 録音スタイルが独特で、他にはない音像が楽しめる。抜けるような透明感が心地いい。演奏そのものはむしろ凡庸なイメージ。

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  • ★★★★★ 

    nori_sun  |  福岡県  |  不明  |  2009年10月18日

    すっきりと室内楽のように見通しのよいマーラー。 マーラーは”どんちゃん騒ぎ”に聞こえるところがあり、あまり得意ではなかったんですが、コレはとても良いですね。 10番第一楽章のオクターブのうち9音が鳴るとこなんかもコレだと”分った”気になります。 録音はマーラーだから、逆に良かったのかも。モーツァルトとかだと”スカスカ”に聞こえるかな。文句つけてもしょうがない、この演奏、録音で、この価格なら”買い”でしょう。

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  • ★★★★★ 

    kebuschevsky  |  愛知県  |  不明  |  2009年04月26日

    発売当時、マーラーブームの真っ只中、画期的な録音とインバルの熱血な指揮ぶりということで、大騒ぎでした。システムによっては低域の再生に問題があるようですが、自然な空間が広がることは間違いない。後世に残したいマーラー全集のひとつ。

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  • ★★★☆☆ 

    のざぽん  |  茅ヶ崎  |  不明  |  2009年03月11日

    インバルのマーラーは あいまいで難しいですが 演奏はわるくないので、 ぎゃくをいえば 聴けば聴くほど 味が出る演奏とも いえないこともないでしょう

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  • ★★★★★ 

    joud  |  東京  |  不明  |  2008年12月04日

    一時期はバーンスタインのマーラーをよくかけましたが、最近はこの見通しのよいインバルのCDを聴くことが多いです。演奏も、録音もこの全集が最高です。

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  • ★★★★☆ 

    セクスィー部長代理  |  ギンザ  |  不明  |  2008年11月13日

    今や百花繚乱の感のあるマーラー録音ですが、このインバル録音がエポックメーキングとなったのは否定できないのではないでしょうか。最初に聴いたのは5番でしたが、その演奏、録音ともに感じられる透明感に感心した記憶があります。個人的好みからすれば、テンシュテットなのですが、気分によって色々な演奏が安価に楽しめるようになったのは幸せなことです。

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  • ★★★★★ 

    shiodome  |  東京  |  不明  |  2008年10月16日

    マーラーを何度も聞きたいと思うのは、この全集です。これほど全体を見通した透明な演奏もないと思うのですが。マーラーおたくの人は文句をつけたくなるみたいですね。細部にこだわって全体の交通整理が出来てない(例えば名盤とされる・・・)は聞いてて疲れ、お蔵入り。 また、このレビューを見て、録音が悪いという人がいるのには驚いた。

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  • ★★★☆☆ 

    コーキロマンハ  |  神戸市  |  不明  |  2008年01月25日

    フランクフルト放送響の響きは美しく録音もホールのスペース感が感じられ、きれいです。が、この頃のインバルの解釈は総じて鈍重に感じられます。マーラーの管弦楽って転性と転調の妙が醍醐味ですので、早すぎず、でも流れるテンポをベースにした旋律の強弱と緩急の綾がポイント。あまり鈍重だと抒情も出ず、時折出るマーラー特有の親しみのある調べもかき消されてしまいます。フィルハーモニア管でのインバルはそうでないような気がするのですが・・・。

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