合奏協奏曲集作品6 アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ(3CD)
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ROYCE | 神奈川県 | 不明 | 2017年07月17日
ピリオドスタイルの団体だが、アーノンクールのようなしかめっ面の音楽ではなく、もっと気楽というか、肩の力を抜いた遊び心を感じさせる演奏を繰り広げている。正統的なクラシック音楽というよりも、カウントリー・ミュージックとかジャズの即興性に近いものさえ感じる。ジャケットの田舎の田園風景を背景にした古風なバスの写真は、演奏内容を暗示しているといえるかもしれない。伝統的なスタイルの演奏を聞きたければ他の選択肢が多々あるので、こういう変わり種の存在は歓迎できる。ちなみに私はカラヤンとベルリンフィルによるゴージャスなベルベットトーンの演奏も結構好きである。カラヤンのバロック音楽なんて、今では時代錯誤のスタイルと言われるだろうが、演奏の良し悪しと演奏スタイルは別だと思う。そういう意味でもこのCDの演奏は、ちょっと風変わりなところがなかなかに面白くて楽しめた。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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akiapple | 大分県 | 不明 | 2013年03月18日
ヴィヴァルディやコレルリなどのイタリアものに部類の才能を発揮するアルモニコであるが、ヘンデルはどうも相性が悪いようで、聴いていて居心地が悪くなった。それにこの作品はヴァイオリンの掛け合いがおもしろいので、ヴァイオリンを左右に分けて演奏すると効果満点なのだがそうはなっておらず、この点でもマイナス。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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グラシル・たけちゃん | 東京都 | 不明 | 2009年09月05日
IGAによる合奏協奏曲・・・斬新な演奏と思いきや少々期待外れであった。低音域を充填するとか、中間旋律を強調するだとか、気の効いた装飾が散りばめられているのかと思えばそうでもない。美しく奏でて欲しい箇所で弦楽が突き刺さり過ぎ、盛り上がって欲しい箇所に限って大人しく拍子抜けする。今さら比較対象になるはずのないかつてのピノックの演奏に抑揚を付けただけの印象さえある。合奏協奏曲に必要な大らかなハーモニー、これが余りに足りない。例えばマンゼの演奏には空間的音の広がりがあり、広場で聴いているような清々しさがあった。IGAの演奏は室内で頑張ってしまった感があり、せせこましいのだ。数ある演奏の中では優秀なものといえるが、IGAの力量であればさらにダイナミックな演奏ができたはずだ。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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shiodome | 東京都 | 不明 | 2009年05月26日
四季で強烈な演奏をしていたので期待して購入したが、これはあまり感心できない。演奏効果ばかり狙っている感じで、適当に流している箇所も目立つ(気がする)。いったいヘンデルで何がやりたいのか・・・。そこがアーノンクールと決定的に違うと思った。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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hyogepi | 新潟県 | 不明 | 2009年05月17日
ピノックやホグウッドよりも豊かなアーティキュレーションを駆使しながらアーノンクールよりも自然なアゴーギクというのが第一印象。といっても、ピノックやアーノンクールの中間と言うことではなく、緩徐楽章はもとより急速楽章も歌うところは存分に歌い、生気に満ちた演奏となっている。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Mr.Liu | 東京 | 不明 | 2009年01月14日
この演奏はアーノンクールの呪縛から抜け切れていない−つまり順次進行のテヌート、極端な強弱のコントラストなどである。とはいえ若々しく溌剌とした、時にカントリーヴァイオリンを思わせるような明るい演奏は聴いていて非常に楽しめる。また、到底ヘンデルのCDとは思えないようなジャケットの写真が好きだ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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