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ワーグナー(1813-1883)

DVD 『ワルキューレ』全曲 ブロンシュウェグ演出、ラトル&ベルリン・フィル、ギャンビル、ウェストブローク、他(2007 ステレオ)(2DVD)

『ワルキューレ』全曲 ブロンシュウェグ演出、ラトル&ベルリン・フィル、ギャンビル、ウェストブローク、他(2007 ステレオ)(2DVD)

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  • ★★★☆☆ 

    Friedlich  |  所在地  |  不明  |  2015年12月18日

    ラトル好き・ベルリン・フィル好きの人は見ていいだろう。カラヤン以来のベルリン・フィルのワルキューレ。もちろんカラヤンの抑制された録音よりも、ベルリン・フィルらしいダイナミックな底力とスーパープレイを発揮する。総じてオケは指揮を含めてバイロイトでの数々名演を超えているわけではないが、合格点と言っていい。 歌手はジークリンデのエヴァ=マリア・ウェストブローク以外は突出しているわけではない。ギャンビルのジークムント、ホワイトのヴォータンは水準レベル。ただ小柄なエファ・ヨハンソンは視覚的に、ゲームやアニメのワルキューレキャラのようなブリュンヒルデだ。 通常ブリュンヒルデ=でかい声のオバハン歌手、ジークリンデ=リリックな美人歌手という図式常識だった。B=ニルソン、S=クレスパン、B=ヴァルナイ、S=ブロウェンスティーン、B=ジョーンズ、S=アルトマイヤー等々。 ところがここでは視覚的にも声楽的にもジークリンデのウェストブローク=大人の人妻、ブリュンヒルデのヨハンソン=希望乙女なのだ。これはワーグナーの意図にしたがったもので、私が知る限り初だ。ラトルが強く意識したものならこれは興味深い。 問題はブラウンシュヴァイクの演出。余計な過剰情報がない分最初は良かったが、最後の最後まで凡庸。ジャケット写真にあるように椅子3つに寝かせたブリュンヒルデの背後にちゃちな炎の映像を映写させる。ここでの魔の炎の陶酔感は皆無。シンプルで平凡な舞台は最後にヤマを作って見るモノを圧倒するのが作劇というものだが、本作は拍子抜け。火の映像をとってつけたようにそのまま映すようではプロの演出家としての基本的な素養にも疑問を感じる。 よってワルキューレの総合的な感動度合いとしての☆の数は3つ。

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  • ★★★★☆ 

    ombredouble  |  東京都  |  不明  |  2009年04月29日

    期待して見たがいまいちの感を拭えない.ラトル=BPhの響きは明晰だがライトモティーフの処理や和声感の移り変わりに鈍く、ドラマの展開に有機的に結びつくには至っていない.OAEとの《ラインの黄金》は素晴らしかっただけに残念.仏演劇界の大御所ブロンシュヴェイクの演出は室内劇的で丁寧なものであり、冒頭からしてふっと眠りに落ちるジークムントが印象に残るが、どうもこの人はオペラ歌手相手に本領を発揮できず(スカラ座での《ドン・カルロ》も、初日直前に題名役のフィリアノーティ降板の憂き目にあった)、そう何度も見る気にはなれない.

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  • ★★★☆☆ 

    ヨッシー  |  神奈川  |  不明  |  2008年12月13日

    まずBPOがなんといっても素晴らしいです。歌手は、録音が悪いせいかどうか私にはわからないのですが、カーテンコールの喝采が本当かなと思ってしまうほどに、非力な音に聞こえます。演出も確かに緊張感に欠けますが、第3幕のワルキューレたちが登場すると、ワルキューレたちが女性であることをこのようにしっかり描いた演出は確かに興味深いと思いました。見栄を張る男という性と本音で生きる女という性のドラマという一面がこの楽劇にあることを教えられました。

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  • ★★★★★ 

    ワーグナーファン  |  神戸  |  不明  |  2008年09月29日

    実演を見たものとして感想を書いておきますと、まずBPOの演奏が圧倒的です。やはり世界一のオーケストラの奏でるワーグナーには質、量ともに文句のつけようがありません。歌手ではジークリンデのヴェストブロックが最高の出来で圧倒的、ホワイトのヴォータンも安定感があります。ギャンビル、ヨハンソンは水準を保っています。さらにこのDVD収録の年に完成したエクスの劇場も素敵です。演出は現代的ですがそれほど奇異なものではありません。今年の「ジークフリート」は収録したのでしょうか。気になりますね。

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