オルガン作品集 リヒター(1979年ライヴ)
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匠 | 愛知県 | 不明 | 2010年02月09日
圧倒されました。この演奏に立会ってナマで聴きたかったと心底思います。とはいっても私の生まれる数ヶ月前の出来事なので完全に不可能ですが... 幻想曲BWV572の2部や、BWV548、BWV564のトッカータなどにおける重厚でエネルギーに満ちた、まるで音の塊が体当たりしてくるような力強さ。分厚いペダル音も充実しています。全盛期のリヒターが指揮するバッハのカンタータやミサ、受難曲などに感じられるエネルギーに満ちた響きを思い起こさせる素晴らしい演奏です。一転コラールはゆったりと遅めのテンポで、やはり晩年のリヒターだなという印象。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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まさやん | 大阪府 | 不明 | 2010年01月08日
リヒターの1979年来日公演は、有名なトッカータとフーガを含むプログラムAが2月17日東京、20日大阪、22日仙台で演奏され、その間の19日にはゴルドベルク変奏曲の演奏がありました。そして23日「たった1回」演奏されたプログラムBが今回収録された演奏です。これとプログラムAの東京での演奏はFM放送で流されました。当時プログラムAでの技術的破綻とゴルドベルク変奏曲は大いに驚いた記憶が今でも鮮明に思い出されます。今回CD化に当たりプログラムAは採用を見送られましたが、こちらは有終の美を飾る名演と言えましょうか。2つの演奏に垣間見る葛藤をモーツァルトの交響曲第40番と41番との対比に例えるのはどんなものでしょうか。晩年のリヒターは自身の短命を予感し「時間が無い!」が口癖だったとか。今となってはリヒターを偲ぶのに絶好の1枚ではないでしょうか。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Bartokも大好き | 名古屋 | 不明 | 2008年03月11日
この時、東京カテドラルにいました。最晩年のリヒターの穏やかな顔が印象的でした。もちろん、演奏は全身を包み込む祈る曲ばかり。帰りに目白まで演奏を反芻しながら帰ったのを覚えています。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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グラシル・たけちゃん | 埼玉県上尾市 | 不明 | 2008年01月04日
東京カテドラルの前を車で通った時にふとこのCDをかけたくなった。壮大なスケールの幻想曲。ささやく様なコラールや緩徐楽章。ミスタッチやメロディーの迷走はあれども、極めて神秘的で胸が熱くなるリヒターである。当時、この教会で演奏を聴いた方々が本当に羨ましい。この録音を発売してくれたTDKに感謝する。東京の冬に響いたリヒターのオルガン。69年に東京上野の夜を印象付けたマタイ同様に、この独特の雰囲気をこれからも大切にしていきたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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シアリル・ルイスX | 金沢市 | 不明 | 2004年09月01日
私は、独奏楽器としてのオルガンを聞いたことはほとんどないのですが、このCDには心底驚嘆させられました。オルガンとはこれほどまでに色彩豊かな音を出すことができたのですね。お恥ずかしながら初めて聴く曲ばかりでしたが、驚いたことに退屈しませんでした。この日のリヒターは調子が悪いと言われていますが、今の私には、目くるめく音の色彩の変化で感覚を心地よく翻弄してくれるのでこれで十分です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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akkun | 名古屋の近く | 不明 | 2003年06月08日
春が近い日だった。目白駅から歩いて東京カテドラルで聴いたリヒターは、とても好々爺だった。演奏も、じっと語りかけるような、押しつけがましさなどみじんもない、それでいて心にしみ入るものだったと記憶している。最初で最後のリヒターだったが、今でも鮮明に覚えている。厳しさだけではない、暖かいリヒターの姿がここにある。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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