カラヤン、ヘルベルト・フォン(1908-1989)

CD 伝説のデッカ・レコーディング(9CD)

伝説のデッカ・レコーディング(9CD)

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  • ★★★★★ 

    どぜう  |  東京都  |  不明  |  2012年02月23日

    ステレオ初期の録音にもかかわらず、デッカの優秀な技術により音質が良い。そして壮年期のカラヤンの演奏が若い。「颯爽と」という表現がピタリとはまっている。収録されている曲も多種多様でこれ一組でしばらく楽しめると言ったら言い過ぎだろうか。名演の誉れ高い「ブラ1」に始まって、ご当地奏者の楽興の粋を感じるハイドン&モーツァルト、郷愁の「ドヴォ8」「ブラ3」、迫力の「惑星」、R.シュトラウスの交響詩群、ウィンナ・ワルツの数々、「ペール・ギュント」など、一聴しておきたい演奏がたくさん。殊にチャイコフスキーの3大バレエ音楽はWPhの美しい弦によって、一層の輝きを得ているように思う。後年、BPhと再録音しているが、歌いまわしというのか、フレーズの節々に隠し味があって、朗々と歌い上げている。また、「ツァラトゥストラ」の「後世の人々について」の透明な響きも捨てがたく、上げればキリがない(「ドヴォ8」のにおい立つようなメロディー、ペール・ギュントの「ソルヴェイクの歌」・・・)。こうしてみると、(もちろん強奏部も素晴らしいのだが、)総じて「動」より「静」の部分に着目して聴きたいセットではある。

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  • ★★★★★ 

    空蝉  |  東京都  |  不明  |  2011年12月02日

    数多いカラヤンのセット物の中でも個人的には究極の一品だと思います。録音も良く、なんといっても演奏内容が信じられないほど素晴らしいです。とにかくハズレが一つもないのが恐ろしい。モーツァルト・ドヴォルザークはこれ以上の名演はないのでは?というデキ。チャイコフスキーやアダン、シュトラウスなどの通俗曲も天下無敵の名演奏です。ブラームスやベートーベンも超正統的で楽譜と真摯に対峙した規範的演奏で、カラヤンの天才ぶり偉大さが改めてわかる。この御年でこういう究極的完璧な演奏ができてしまうと、以後の生涯30年位、確かに真面目一徹な演奏ばかり繰り返すのも飽きてしまうのかもしれない…。カラヤンがベルリンフィルを率いてからカラヤン色の演奏を追求したくなってしまうのもある種わかるような気もします。才能が有りすぎたのでしょうね…。値段はちょっと張りますが、絶対に手元に置いておきたい商品です。

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  • ★★★★★ 

    まっこ  |  千葉県  |  不明  |  2010年10月25日

    日本盤SHM-CDで購入したが音質も良くDecca時代の演奏がセットで揃うのがいい。演奏は芳醇で明るい。DGのような厳しさには欠けるがオーケストラも流暢で美しい。ドボルザークの8番やチャイコフスキーのバレエ音楽、はこの盤が一番楽しい。永遠に残して欲しい音源だと思う。

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  • ★★★★★ 

    レオブルー  |  東京都  |  不明  |  2009年07月31日

    黄色い看板以外もあるんだ と伝説の に惹かれて買いました。これはすごくいいです。伝説などと大袈裟なことでなく録音演奏その他もう ウームとため息がでました。気難しくなくそれぞれを堪能させていただきました。しかしよくこの録音状態で残っていたものです。伝説ではなく奇跡です。

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県安曇野市  |  不明  |  2008年11月16日

    この9枚半分以上持っていますが買いなおしました。改めて聴いてこれがけっこう音が良いと思います。ペールギュントのピアニッシモの弦楽器の瑞々しさといったら…。チャイコフスキーのバレエは金管楽器が意外と荒々しくこれも痺れる…。後年の練りにねりったセッション録音も良いのですが、これらの50年近く前の録音群は本当に素晴らしいですね。

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  • ★★★★★ 

    cherubino  |  福井県  |  不明  |  2008年01月02日

    ブラームス、モーツァルト、『惑星』・・・いずれも名盤揃いで、かぶりを覚悟で買い直します!ちなみにこれらの歴史的な録音を聴くには、ジョン・カルショウの自伝『レコードはまっすぐに』の翻訳版(山崎浩太郎氏の労作!)を読んでみると何倍も楽しめます。『2001年宇宙の旅』のサウンドトラックに使われた音源に関する逸話についても、この本のp.282-284を必ず!参照してください。

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  • ★★★★★ 

    ヴェラスケス  |  鹿児島県  |  不明  |  2013年11月12日

     1つのオーケストラ芸術に於ける最高峰の甘く夢見るような短き幸福の記録。

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2013年01月31日

    1950年代後半にカラヤンとウィーンフィルがDECCAに残したステレオのセッション録音を集めたもの。シリアスなR.シュトラウスやブラームス、モーツァルト、ドヴォルザークからバレエやワルツまで幅広いレパートリーだが、一つとして外れがない。まだ灰汁の強くなる前のカラヤンが、往年のウィーンフィルのむせかえるような芳醇な香気ある響きを駆使して、覇気のある音楽を聴かせている。お勧めはなんといっても、「ツァラトウストラ」とブラームスの1番、3番だ。この当時、カラヤンはEMIにも契約切れまで録音を残し、相前後してDGで「英雄の生涯」を録音し、その後の飛躍の場を確保している。思えば、この当時がカラヤンが楽壇の帝王と呼ばれる存在に向けて、最も活気のあった時期だったのかもしれない。

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  • ★★★★★ 

    fuka  |  横浜  |  不明  |  2008年03月01日

    ブラームスの1番は力が漲っていながら流麗というカラヤンらしい演奏ですが、ここにはそれにみずみずしさが加わって独特の名演になっていると思います。ハイドンのドラムロールも素敵です。言い尽くせませんが、魅力に溢れた愛聴盤です。

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  • ★★★★★ 

    yam  |  東京  |  不明  |  2008年02月04日

    昨日届いて、一気に聞きました。 ブラームスの1と3が素晴らしく、またドヴォルザーク8番も最高です。 「惑星」だけは古さを感じますが、とにかく素晴らしい演奏と録音で、買って良かったです。 文句なし。

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  • ★★★★★ 

    k.k  |  大阪府  |  不明  |  2017年01月04日

    一部重複する作品はありますが、晩年の気のないウィーンフィルの録音より活気があり輝いています。いずれは全部揃えるつもりでしたのでBOX仕様は嬉しく思います。録音年代は古いですが、さすがデッカ古さを感じさせません。RCAと双璧に良く、CBSソニーとは比べ物になりません。作品としても、惑星、ジゼル、ハイドンの交響曲、ドボルザークのイギリスなど、カラヤンが後に録音する回数が少ないものも含まれています。また、価格もTレコードさんよりも2,000円近く安く購入できたのもラッキーでした。

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  • ★★★☆☆ 

    umibouzu1964  |  山口県  |  不明  |  2023年08月17日

    カラヤンの解釈は、この60年代に既に完成していたという思いを新たにした。ウィーン・フィルの音も美しく、カラヤンも作為的なところが少ない。一方、個性は控えめなので、そこが評価の分かれるところだろう。録音は、当時としては良いが、やや古くさくなった。オリジナルジャケットだったら、なおコレクションとしての価値が高まったはずなのだが。

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  • ★★★★☆ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2018年07月05日

    凄い。レビュアー全員満点。ここで低い評価をしたらドン引きだろうが、どうもこの一連のデッカ録音にはカラヤンらしさが良くも悪くも感じられないのだ。一言でいえば、粗い。演奏自体もそうだが、「惑星」で明らかなスコア読みミスがあるにもかかわらず、カルショウもノーチェックでそのまま通してしまっている点など、通常のカラヤン録音ならありえないと思う。他のレビュアーの方も触れておられるが、カルショウの自伝を読むとカルショウとカラヤンの関係は良好とはいえず、カルショウもデッカ上層部へのグチばかりが書き連ねてあり(中間管理職そのもの)、お互い多忙の中やっつけ仕事の面が見えてしまうのだ。もちろん素晴らしいものもいくつかあり、「ツァラトゥストラ」チャイコフスキー3大バレエ、グリーグはウィーンの魅力もでた名演。やっつけ仕事のはずの「ジゼル」が聴きごたえ十分なのも面白い。どの曲も一筆書きのような勢いがあるところが良さであり、カラヤンらしい緻密な構成感が後退しているところをどう評価するかによって感想も変るだろう。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2012年10月06日

    デッカの優秀録音といっても、さすがにステレオ初期では、最高とまでは言えない。ジゼルもチャイコもバレエ音楽とは思えないほどシンフォニックで煌びやか。聴かせ上手ともいえるが、演出過剰で押し付けがましく感じることも。ブラ1は逆にすっきりとした演奏で、ウィーンフィルの伝統に乗っかかった感じ。無条件に素晴らしいのはヨハン・シュトラウスで、こうもりやワルツは、ウィーンの情緒に溢れ文句なし。総合的な評価は難しいが、今一歩の値下げを期待して最高を…。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年11月14日

    カラヤンが1960年前後にDECCAにVPOと収録した数々の名盤です。後年BPO或いは再びVPOとDGやEMIに再録したものも当然ありますが先ずこれらのDECCA盤を越すとは私には思えません。残念ながら私は上の9CDの全てを聴いた訳ではありませんがカラヤン、VPOの充実ぶりというかスタッフを含めたメンバーの息吹がそのままパックされた各盤で私の手元にあり聴いたものについては個別タイトルで夫々コメントしていますのでここでは省略します。総括して「最高」と申せましょう。

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