デビルマン Kcdx 愛蔵版
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白塗りのサル | 神奈川県 | 不明 | 2009年11月29日
堕天使サタンの逸話とダンテの「神曲」を縦糸に新約聖書「ヨハネの黙示録」を横糸に紡ぎながらクライマックスには詩情を織りなす不朽の名作。 シレーヌとの戦いでは邪悪なイメージである「悪魔」とはまた違った角度から、ギリシャ神話の戦いの神にも通ずる「戦士」としての「悪魔」を映し出す。 それにしても勇者アモンを犠牲にしてまで不動明をデビルマンにしたてた理由が両性有具であるサタンの恋心からきているとは。 作者が意図したかどうかは不明だが、「天使のきまぐれ」という要素が盛り込まれており、あらゆる点で文学的要素の高い作品である。 「デビルマン」には知る人ぞ知る「番外編」というのがある。 所謂「外伝」もので時空を旅しながらその時代に現れるデーモンを不動明が退治するものであるが、勇者アモンと恋仲であったサモトラケの二ケを抹殺するなど結果的にはサタンに操られた時空の旅あった。 只、この「番外編」には歴史に対する独自の解釈が盛り込まれており、ヨーロッパ全土を火の海に誘った一人の男が売れない画家時代に搾取されたユダヤ人への呪いである等、人はきっかけ次第で悪魔になれることを表現している。 そういえば、「デビルマン」本編で不動明をかばったとして牧村家に災いが及ぶがこれも現代の「魔女狩り」を彷彿とされてりる。作者のメインテーマがここに隠されているようである。 「番外編」に話を戻すが、個人的にはぜひ旧「番外編」も含めた新作として新たな着想で歴史の考証をして頂き、本編のクライマックスで多くを語られていないエピソードを外伝にさりげない形で盛り込み発表して頂きたい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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不動明 | 日本 | 不明 | 2008年04月16日
不滅の名作読むべし!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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