おっさん  |  神奈川県  |  不明  |  2010年09月20日

　グールドの演奏は、伝統にも聴衆にも徹底的に背を向けて自分の世界で弾いているのに、どこか常にぬくもりを感じさせる。彼流のやさしさ、あこがれといったものがにじみ出ていて、この小品集も定番曲にひけをとらない名演奏。小品でもバッハ色は歴然としていて、作品の価値にも驚かされる。

 

一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年08月22日

グールドのバッハ　小フーガ、前奏曲等のこのアルバムはバッハのこれらを作曲した目的が弟子や子息への教育用ということだとされていますが作品的には教育用といったレベルから飛翔して一つの作品グループを形成しているように思えます。特にグールドの手にかかると各曲の構造が些かの容赦も無く無機的に分解され再構築されていく過程を見せ付けられる思いがします。例によってグールドの口ずさみ声が持続的に聴こえるのが一種の「救い」にもなり教育用という身近さに気づかせてくれる「間」も感じます。素晴らしい盤と申せましょう。”

 

一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年08月20日

グールドのバッハ　小フーガ、前奏曲等のこのアルバムはバッハのこれらを作曲した目的が弟子や子息への教育用ということだとされていますが作品的には教育用といったレベルから飛翔して一つの作品グループを形成しているように思えます。特にグールドの手にかかると各曲の構造が些かの容赦も無く無機的に分解され再構築されていく過程を見せ付けられる思いがします。例によってグールドの口ずさみ声が持続的に聴こえるのが一種の「救い」にもなり教育用という身近さに気づかせてくれる「間」も感じます。素晴らしい盤と申せましょう。

 

一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2008年08月17日

グールドのバッハ　小フーガ、前奏曲等のこのアルバムはバッハのこれらを作曲した目的が弟子や子息への教育用ということだとされていますが作品的には教育用といったレベルから飛翔して一つの作品グループを形成しているように思えます。特にグールドの手にかかると各曲の構造が些かの容赦も無く無機的に分解され再構築されていく過程を見せ付けられる思いがします。例によってグールドの口ずさみ声が持続的に聴こえるのが一種の「救い」にもなり教育用という身近さに気づかせてくれる「間」も感じます。素晴らしい盤と申せましょう。

 

ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2006年06月04日

グールドの傑作はいくつかあるが、彼の天才を実感したければ、この録音は一押し。本物の名手は小品がうまい。いくら宣伝や情報操作で偽装しても、小品をいくつか弾かせれば、そのピアニストの全貌はほぼ分かる。この録音で取り上げられている前奏曲集は怖い部類に入る。相当な実力者以外は人前では弾かないほうが良い。誰でも弾けるが誤魔化しの一切効かない小品は最高度に難しく、特にこの曲集、音楽性のレベルが一聴でバレてしまう。グールドは自らの音楽性を曝け出しつつ、誰とも違う音楽を聴かせる。全く驚嘆する。縦の線の処理が見事です。

 

ゆ  |  東京  |  不明  |  2006年01月28日

このSK93016盤もDSD(Direct Stream Digital)とSBM Directによる最新のリマスターで現在での最高の音質です。単独でならこれが一押しの買いです。