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バッハ(1685-1750)

CD インヴェンションとシンフォニア グールド

インヴェンションとシンフォニア グールド

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  • ★★★★★ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2012年12月17日

    過去に何度も再発され、SACD黎明期にはシングルレイヤーまで発売された名盤であるが、これを今更ながら購入する人間はよほど音質にこだわるマニアしかいないと思うし、そのマニアの期待を裏切らないような高品質なマスターサウンドを提供することがメーカーの最大の義務であることは言うまでもない。しかし最近は「待望のSACD化!」といって飛び付くと、不自然なまでに現代的な化粧が施された作為的なリマスターに愕然とするケースも少なく無く、今回のSACDも半信半疑ので購入となったが、幸いにして杞憂に終わった。今回のハイブリッドが正真正銘のセッションマスターからのリミキシングであることは、そのクリアなピアノの音質と、グールドの頭部が見えるかのような鼻声のリアルさを聴けば明らかであるし、シュワーという心地良いヒスノイズや、音にならない超低域ノイズがしっかり再生されるのを聴くにつけて、リマスタリングエンジニアのオリジナルマスターに忠実な良心的な仕事ぶりが伺える。一方、手持ちのシングルレイヤーの方はピアノの音像がふくらみ、細かなディテールも潰れ気味で、恐らくLP用に国内に送られたきたアナログマスターをダイレクトにDSD変換したものと推測される。「ピアニストを自宅に招いて演奏してもらっているよう」と言うと、あまりに月並で却って訝る向きもあろうかとは思うが、辺りを憚ることなくこう断言できるディスクにお目にかかかれる機会はそう多くはない。本SACDはマストバイだ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年11月25日

    素晴らしい演奏だ。グールドによるバッハのピアノ曲の演奏は、いずれ劣らぬ名演揃いであるが、本盤におさめられたインヴェンションとシンフォニアも実に素晴らしい。収録順も、他の大方のピアニストのように第1番からの順番ではなく、グールドなりに考え抜かれた順番に並び替えられており、こうした点においても、グールドの同曲への並々ならない拘りが感じられるところだ。同曲は、もともとはバッハによる教育用の音楽と考えられていたところであるが、グールドによる個性的な演奏によって、他のピアノ曲と同様の一流の芸術作品として見られるようになったとも言えるだろう。それにしても、演奏は超個性的。グールドの演奏の場合は、次の楽曲においてどのような解釈を施すのか、聴いていて常にワクワクさせてくれるという趣きがあり、聴き手を片時も退屈させないという、いい意味での面白さ、そして斬新さが存在していると言える。もっとも、演奏の態様は個性的でありつつも、あくまでもバッハがスコアに記した音符を丁寧に紐解き、心を込めて弾くという基本的なスタイルがベースになっており、そのベースの上に、いわゆる「グールド節」とも称されるグールドならではの超個性的な解釈が施されていると言えるところだ。そしてその心の込め方が尋常ならざる域に達していることもあり、随所にグールドの歌声が聴かれるのは、ゴルトベルク変奏曲をはじめとしたグールドによるバッハのピアノ曲演奏の特色とも言えるだろう。こうしたスタイルの演奏は、聴きようによっては、聴き手にあざとさを感じさせる危険性もないわけではないが、グールドのバッハのピアノ曲の演奏の場合はそのようなことはなく、超個性的でありつつも豊かな芸術性をいささかも失っていないのが素晴らしいと言える。これは、グールドが前述のように緻密なスコア・リーディングに基づいてバッハのピアノ曲の本質をしっかりと鷲掴みにするとともに、深い愛着を有しているからに他ならないのではないかと考えている。グールドによるバッハのピアノ曲の演奏は、オーソドックスな演奏とは到底言い難い超個性的な演奏と言えるところであるが、多くのクラシック音楽ファンが、バッハのピアノ曲の演奏として第一に掲げるのがグールドの演奏とされているのが凄いと言えるところであり、様々なピアニストによるバッハのピアノ曲の演奏の中でも圧倒的な存在感を有していると言えるだろう。諸説はあると思うが、グールドの演奏によってバッハのピアノ曲の新たな魅力がより一層引き出されることになったということは言えるのではないだろうか。いずれにしても、本盤のインヴェンションとシンフォニアの演奏は、グールドの類稀なる個性と芸術性が十二分に発揮された素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質については、かなり以前にシングルレイヤーによるSACD盤が発売され、それは素晴らしい高音質であったが、ややピアノの音が硬質であるという欠点もあった。数年前にBlu-spec-CD化がなされ、これによってピアノの音に比較的柔らかさが宿ったとも言えるが、総体としては、SACD盤を凌駕するには至っていなかった。そのような中で、今般、ついに新たなDSDマスタリングに基づいたSACD化が行われることにより、さらに見違えるような良好な音質に生まれ変わった。残念ながらシングルレイヤーではないが、音質の鮮明さ、音圧の凄さ、音場の幅広さなど、いずれをとっても一級品の仕上がりであり、グールドのピアノタッチが鮮明に再現されるのは、1964年という録音年代を考えると殆ど驚異的であるとさえ言える。いずれにしても、グールドによる素晴らしい名演をSACDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

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  • ★★★★★ 

    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2012年03月08日

    グールドの演奏はくせになる。 このCDを聴き込んで他の演奏者のCDと聴きくらべるとグルードの演奏が鼻歌とともにどこからか聴こえてきてその演奏に集中出来なくなる。 危険だが素晴らしい。

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  • ★★★☆☆ 

    古楽器奏者  |  東京都  |  不明  |  2011年07月05日

    確かに異端な演奏であり、好き嫌いが大きく分かれるであろう。単なる子ども向けのピアノのお稽古曲という観点では当然失格であるが、バッハの求めた世界へ向けて、より深く研究した上での演奏と考えれば、今なお十分に聞く値打ちのある演奏ではないか。ただ、グールドの場合は、高度な技術だけではなく、ピアノそのものもかなり改造してあるようなので、真似れば滑稽な結果が待っているだけだ。

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  • ★★★★★ 

    宇野候補  |  いばらき  |  不明  |  2008年05月29日

    この演奏は私にとっての教本!!このCD(LP時代より)のおかげで私はバッハを弾けるようになった。聴くのはつまらない?かもしれないが、弾くのは楽しい。グールドに感謝!

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  • ★★★★★ 

    k.o  |  横吹  |  不明  |  2008年02月12日

    これ以上の演奏はありません。いろいろ他の演奏を聞きましたがグールド以上のおもしろさと曲の心を表すディスクはありませんでした。音楽を理解できる方・・聞いてください。

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  • ★☆☆☆☆ 

    だめだめ  |  香川  |  不明  |  2007年04月15日

    つまらないバッハ。

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  • ★★★★★ 

    gouldbach  |  東京都  |  不明  |  2006年06月17日

    上記には記載がありませんが、オリジナルの曲目に加えて、55年のMONO録音のシンフォニア3曲(もちろん初発売)が加えられています。グールド・フリークには是非!

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