むろ  |  さいたま  |  不明  |  2008年01月12日

2007年8月のルツェルンでのライブをFMで聴きましたが、素晴らしい演奏です。ダイナミックで力感溢れる一方で弱音部も美しい。この安定感と完成度はベルリンフィルの技量あってのものか。バーンスタインのような熱い思い入れは感じないが、クールドライでもない。ラトルは今までいいと思ったことはないのだけど、これからが楽しみだ。さて本拠地ベルリンでの出来はいかが？

 

ＤＶＤが欲しい！  |  しべりあおくり  |  不明  |  2007年12月30日

これは素晴らしいコンサートでした。細かいところまで解釈しつくし、それが高度な音楽的結実に結びつくところがラトルの凄いところ、あとラトルに足らないものは細かさが繊細さに結びつかない（笑）ところだけだが、やたら細かくて動的、繊細さよりは運動性がラトルの個性だから仕方が無いか。ここまで高度に音楽的なサウンド派のマーラーは近年無かった。２１世紀型マラ９最初の名演奏。ラトルの最高傑作の一つ。問題はＥＭＩの録音だけ。ハイビジョンのカメラが入っていたからＤＶＤも発売するものと勝手に期待する。