『白鳥の歌』、他 コボウ(T)ベズイデンホウト(fp)
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2019年03月26日
どこまでも澄んだ声音に青春性を感じずにいられない シューベルトの最期の年に書き残されていたことから”白鳥の歌”と名付けられたが シューベルトにその自覚はなかった 人との関わりとその想いを歌い 一方で自己の煩悶と孤独を歌い まざまざと若き魂の揺らめきが刻まれている レルシュターブ詩の7曲は繊細で愛しさが横溢する ハイネ詩の6曲は劇性の畝りを顕にし激しい情念が漏れ出てくる 最後に添えられたザイドル詩の”鳩の使い”にはシューベルトを愛した人たちの思いが込められたようにも思う コボウの美しい発音はロマンチックに流されない 感情に惑溺しない 鮮烈な精神の飛沫を散らして駆け抜けていく姿に儚さと果てない希望の光を見る ベズイデンホウトのFpも闊達に快走している 決して重くならないソノリティがコボウの歌に伴走する 余白に添えられたハイネ詩によるメンデルスゾーン歌曲もこの延長線上で歌われている 青春の歌だ あなたも如何1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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