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ラヴェル(1875-1937)

CD ボレロ、スペイン狂詩曲、ラ・ヴァルス クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団

ボレロ、スペイン狂詩曲、ラ・ヴァルス クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団

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検索結果:8件中1件から8件まで表示

  • ★★★★☆ 

    dam  |  unknown  |  不明  |  2023年02月10日

    しばらくぶりに聴いてみましたが面白い演奏ですねえ。これは賛否分かれますね。ボレロなんて典型的ですが、自分の耳にもソロはちょっと(かなり)微妙。しかし伴奏のほうが面白い。楽器が増えボリュームが上がるたびに色彩豊かになって、最後のほうはまるで色とりどりの花が咲き乱れるよう。パリジャンの「正確に揃えろ?そんなのドイツの奴らに任せとけよ、俺らそういうの嫌いだからさ」「写実的な絵なら写真でいいじゃん?絵具使うならアートにしなきゃ」なんて声が聞こえてきそうです。昔のオケは個性があったなあ、VPOのNYCもボスコフスキー時代が好きよ、という自分なんかにはたいへん好ましいです。ただ今どきのオケの演奏を聞きなれた人には受け入れられづらいかなあ…という一般論から☆一つ減らしました。

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  • ★★★★★ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  2022年12月08日

    アンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団による、フランスの作曲家、モーリス・ラヴェルが書いたオーケストラ作品集です。 この頃のフランス・オケは非常に独特のサウンドを響かせていた頃で、本CDでもオケやソリストに全編、淡いサウンドを出しています。 ボレロやスペイン狂詩曲は数多い録音の中でも納得の出来の演奏で、名盤と言われるに相応した出来です。 これらの作品を初めて聴く人にもおすすめの音源。 録音は新しくありませんが、この作品を知るには十分な水準となっています。

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  • ★★★★★ 

    チバリスト  |  千葉県  |  不明  |  2021年07月11日

    リマスターが出るたびに買い替えをしているお気に入りであるが、今までで一番素直にソロの音が明確になったボレロを始め、何度聞いても新たな発見があるクリュイタンスの名盤。 時代背景もあるのだろうが、今後このような最高の1960年代がもっているエスプリにあふれている演奏は現れないと思う。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年03月15日

    今となっては少し重い演奏かと思うのですがこのクリュイタンス演奏盤は長く残る事になるでしょう。バックに終始小太鼓リズムに伴われた二組の小節主題を次第に色彩感で高めて行くボレロ、ゆったりしたテンポでの運びは造形的ではありますが興奮に結び付けます。スペイン狂詩曲も終曲のダフニス〜の原型とも言われる「祭り」での底を突き上げるよくコントロールの効いた色彩感も私の年代にとっては素晴らしい。興行師テ゜ィアギレフ意向とは異なったがラ・ヴァルス・・ワルツのクライマックスオーケストレーション再現も厚いけれど素晴らしいです。

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  • ★★★☆☆ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年06月18日

    誤解を招く恐れがあるので、一つ、宜しいでしょうか?私は、実をいうと、現代のオケより60?70年代のオケの方が好きなのです。勿論、技術的に優れているからといって良い音楽を奏でられる訳ではないことも知っています。一糸乱れぬアンサンブルで知られたショルティ時代のシカゴ響など、メカニックなだけで少しも音楽に温もりや香りがないと思うほどです。しかし一方で、良い音楽を表現する手段(“目的”ではない!)としての技術は不可欠であるとも思います。技術的側面と、精神的側面をどう融和させるか、悩ましいところです。それと、評論家諸氏はよく「香り高い」とか「エスプリに満ちた」などという修飾語句を使いますが、どうも「技術的には不完全である」ことを隠蔽する語のように思えて

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  • ★★★★★ 

    小生  |  日本  |  不明  |  2008年04月28日

    これ以上に感動的なラ・ヴァルスを小生は知りません。もっと縦の線や音程が揃った演奏は他にございますが、ここに聞かれる在りし日のフランスの音は何物にも代えがたく魅力的です。この頃のオーケストラは現代より技術が劣るというのはある意味そうかもしれませんが、小生は感動をもたらしてくれる技術こそが尊いと存じます。このような音を奏でる技術を持つフランスのオーケストラは1970年代を最後に絶えてしまいました。

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  • ★★★★☆ 

    AUSNAHME  |  宝塚市  |  不明  |  2008年03月31日

    「一糸乱れぬアンサンブル」などというものは、もともとフランス音楽の伝統にはないと思う。音色もリズムも、いくぶんか不統一であったほうが「粋」だというのが中世以来のフランス流の美学であろう。ゲルマン系の演奏家がフランス物をやると、「うまいんだけどどこか気詰まり」な印象を与えてしまうのも、そこに一因がある。また、そもそも60年代のオケ全般が現在に比して技術的に劣っていたことも、このCDが期待外れの感想を与えてしまう要因か。だが、ここに聴かれる薫り高い音楽は、現在では得難いものであろう。

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  • ★★★☆☆ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年02月21日

    歴史的名盤中の名盤として名高い一枚だけれども、今となっては価値が乏しいように思います。音質もいい訳ではないし、むしろギクシャクとした印象を否めません。超名曲《ボレロ》にしても、特に金管が最後までついてきておらず、ピッチは外すし息は続かないし、苦し紛れの阿鼻叫喚のように聞こえてしまいます。肝心なスネアドラムもリズムがもたつくところがあり、感心しません。「コンセルヴァトワールだから、クリュイタンスだからフランス物は凄いんだ」と手放しで絶賛するのもどうかと思います。ただし、ラヴェル入門には可。よってOK。

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