ピアノ協奏曲第1番、他 ベルマン(ピアノ)ラインスドルフ&シカゴ交響楽団
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2011年12月18日
ヴィルトゥオーゾの一人と言われているロシアの巨匠L..ベルマンと言えばリストやプロコフィエフの作品をその持前のテクニックで豪快に演奏するピアニストという「すり込み」が私の頭の中にもあり、ブラームスのピアノ協奏曲第1番への適否?についてはバックがあの厳しさで知られるラインスドルフとパワーフルなシカゴSOでもあり所謂「爆演」コンビでどちらかと申せば悲観的でありました。本盤録音は1979年、ラザレフ49歳、ラインスドルフ67歳と個人的思いにはこの青春の懊悩曲に対しては少し年が行き過ぎと言う事もありました。さて、聴き出すと第1楽章、正にラインスドルフ/シカゴSOらしくやはり重低音からのスタートでスケール感を感じさせやがて入るベルマンは・・・時にはベルマンらしい技術で豪壮さも見せますが意外と真正面に取り組みながら進んで行きます。それが単にブラームスの青春葛藤の強調に終始するのではなくこの作品の交響曲的スケール感という別面を更に聴かせてくれる効果につなげてくれます。第2楽章も結構真面目に演奏され余裕があるだけいたずらに感傷に陥っていなくて違和感には到りません。凄まじい気迫で重戦車の様に突き進む最終楽章はバックが時に前のめるものの通しては強固でピアノは共にこの楽章を堂々と見事に〆に・・・。演奏タイムが@20’55A11’28B11’34とどちらかと言えば少し速い方なのもこの演奏タイプを強調しているなと思いました。聴き終えてマァこの様なやや厳しい男らしい演奏もこの曲にあっても良いものだなぁと感じた次第で現在販売されてはいませんが素晴らしいです。私はこのピアノ協奏曲だけ入ったCDで聴いており本盤併録のベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」演奏(1979年ライブ録音、タイム@8’11A5’00B4’23)は未聴であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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素人の独白 | 不明 | 不明 | 2009年12月21日
テクニックはすごいのだろうが、全く心に響いてこない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ねこまんま | 東京都 | 不明 | 2009年06月30日
ベルマンは最近聴き始めたばかりですが、素晴らしいですね!この1番を作曲した頃のブラームスの心情に添うような、そんなピアノを聴かせてくれます。そしてシカゴ響は上手いですね〜。ラインスドルフは時に厳しい感はありますが、厚いサウンドを聴かせてくれます。「悲愴」は2楽章が美しいです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぶひ | 東京都 | 不明 | 2009年01月12日
リストやラフマニノフを奏でる時のベルマンの違った顔が見られた。 カラジヤンさんが仰るように”ブラームス”その人 その音楽を適切に表現している。 ベルマンらしく揺るぎない確かな技術力にも驚嘆するが 彼は華やかなリストもなく、ピアニストベルマンの技術披露でもなく若き日のブラームスの葛藤が十分出ている。 正統派としてオススメのCD0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カラジャン | 山口県 | 不明 | 2007年11月10日
真正面から真面目に取り組まれた演奏で、ベルマンのピアノは時に豪壮だが、それを支えるラインスドルフとシカゴSOの演奏も優れている。ここでのベルマンはあの”化け物”のようなテクニックを誇示せず、あくまでもブラームスの音楽に捧げる為に使われており、その音楽性の確かさは、共感すべきものがある。間違いの無い名演。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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