交響曲第8番、交響詩集 クライツベルク&オランダ・フィル
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2016年02月12日
知命を越えて逝った人を早生したと惜むのも失礼かもしれない 人生五十年と言われた時代もあり 長寿自慢している本邦の浅ましさに辟易とする小生であれば それは見事な一生だったと仰ぎ見るクライツベルクである 人生は短く芸術は永い ドヴォルジャークの交響曲が人間の本源に眠る郷愁を呼び起こすことは自明だ 人が愛おしさを抱く人間と共存の記憶そして自然の美へと傷ついた魂はいつもそこへ帰っていく だが ドヴォルジャークが交響曲の中に放った眼差しは常に未知なるものへと向けられていた それは希望の音楽だ クライツベルクの演奏は歌と呼びかけによって牽引される リズムを活かすが抑揚の大小で強調したりしない その姿勢は二つの交響詩でも貫かれている ドヴォルジャークが晩年に書いた交響詩は死へ通じる悲劇の描写であり辞世の歌を連想する クライツベルクの音楽は絶大な力を発揮する なんと雄々しく繊細な「真昼の魔女」と「野鳩」だろう こんな高潔な音楽と演奏を聴き取れる聴衆が今の世界に残っているだろうか 衷心より推薦する1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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バイオリン好き | 東京都 | 不明 | 2008年07月20日
やはりヤコフ・クライツベルクは凄い。 そんなに有名ではない(と思う)のだが、音楽性は素晴らしいと思う。 ユリア・フィッシャーと一緒に奏でる音楽も勿論素晴らしいが、彼自身が素晴らしい指揮者である事がこの演奏で解る。 ドヴォルザークの曲は大好きで、自分自身のイメージにピッタリ、というより思わずニタッと嬉しくて笑ってしまう程迫力もある上、しっかりとメリハリが利いた演奏で、とにかく、「音楽は音を楽しむものなんだ!」という思いが伝わってくる。素晴らしい名演だと思う。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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