交響曲全集、『森の歌』、他 アシュケナージ&ロイヤル・フィル、NHK交響楽団、他(12CD)
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2012年04月01日
アシュケナージにしてもバレンボイムにしてもピアニスト出身の指揮者は(たまたまか?)あまり好きではなく、アシュケナージの指揮にもピンとくるものがなかったが、このショスタコーヴィチの交響曲全集に関しては特に第4、6、7、9、12番が興味深く聴けた。 その中でも第4番はなかなかの演奏だ。 オマケで(?)ショスタコーヴィチの肉声が聴けるのも嬉しいが、欲を言えば一つだけでなくまだ録音が残っているはずだからあと幾つか聴きたかった。 アシュケナージは素晴らしいピアニストなのだし、ピアニストならではのアプローチということで、ショスタコーヴィチの交響曲全集を2台の(4手の)ピアノ版で録音したらさぞかし素晴らしいのにと思う。 夢のような話だがそれがアンドレ・プレヴィンとの共演だったら・・・N響つながりでいいんだけどなぁ。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ERINA | 不明 | 不明 | 2010年04月30日
ロイヤルフィルとの第5番のみ聴いての感想ですが、私の聴いた数あるショス5のディスク中で一番よかったです。新たな発見が随所に聴かれました。他の演奏とは異なるアクセントの強調や、時折金管を浮かび上がらせる吹かせ方など、個性豊かでした。全体に疾走感があり、かつ熱気を帯びた理想的な演奏ではないでしょうか。オケのテクニックにも何の不満はありません。分離のよい録音も満点。このディスクやボストン響を振ったシベリウス、N響とのベートーベンなど指揮者アシュケナージには私の好みに合う演奏が多いです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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SeaCrow | 東京都 | 不明 | 2009年09月18日
N響との3曲は、インバルなどのDENON録音でおなじみ、川口義晴/後藤博コンビによる録音。マスタリングも日本コロムビアで行っています。デッカ側に全集録音継続の意向があったとは思えませんので、アシュケナージ側の主導によるものなのでしょう。実際、そのサウンドキャラクターはDENONの録音に通ずる独特のものになっており、オーディオ的見地からはなかなか面白いものになっています。ただ、演奏についてはやはりオケの非力が目立ちます。あるいはリハが足りなかったのでしょうか。一方、「デッカ純正」である他の曲に関しては、アシュケナージ特有の軽さが、シャープさや都会的洗練といった方向に作用しており、好調時は疾走感すら感じさせます。ロシア色にこだわらない聴き手にとっては、十分に満足できるものではないでしょうか。この録音で聴いていると、RPOも世評よりかなり優秀なオケと感じます。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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lain | 千葉県 | 不明 | 2008年07月22日
3つのオーケストラを用いた全集。どれも現代的な理性を感じるアプローチ。第7番と第11番はサンクト・ペテルブルクフィルの音色が素晴らしい。第6番、第8番、第10番なども緊迫感があり聴き応え十分。それと特筆すべきは交響曲以外の貴重な作品が数多くあわせて収録されていること。録音もいいし、不満な点はほとんどなかった。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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めかぶ | 京都市西京区 | 不明 | 2007年09月01日
ハイティンクによる名演・名録音の全集を輸入盤で持っていたが、歌詞対訳付きが欲しくなって購入した。第5番はシロホンがやや埋もれがちなのが残念だが、厳寒の荒野に立って夜の果てに星を見るような孤絶感がひしひしと伝わり、特に弦のアンサンブル部分がいい。ハイティンクに比べるとオーケストラの力量差を感じるのはしかたがないとしても、第4番などは感動的な熱演であり、ショスタコへの共感の深さではむしろ上回るだろう。 楽曲解説は興味深いが翻訳が稚拙で、部分的には明らかな誤訳だ。一柳冨美子氏の歌詞対訳は大変優秀なものである。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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