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チャイコフスキー(1840-1893)

CD 『白鳥の湖』ハイライト フィストゥラーリ&コンセルトヘボウ管弦楽団

『白鳥の湖』ハイライト フィストゥラーリ&コンセルトヘボウ管弦楽団

商品ユーザレビュー

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年05月14日

    私はLP時代からA.フィストラーリの名をバレエ音楽「白鳥の湖」演奏指揮者としてのみしか知っておりませんでした。本当は協奏曲伴奏指揮のみならず色んな曲を1950年代から収録していたらしいのですが・・・。その「白鳥の湖」の録音は本盤1961年彼が54歳の時ACOを振っての抜粋版(13曲、トータルタイム45’43)の他に先ず1952年LSO(ヴァイオリンはA.カンポーリ)を振ったモノラルものと1973年オランダ放送O(ヴァイオリンはR.リッチ)を指揮したフェーズ4ものと三度ほぼ十年毎に収録しており抜粋版本盤以外の二つは一応演奏時間に約一時間半をかけた全曲版ということで何れも各々当時のDECCA録音の素晴らしさを誇った音質が楽しめたそうです。「白鳥の湖」の音楽は色々編曲があり知られているだけでも10種類以上・・・場合によっては筋書きそのもの自体もハッピーエンド型と悲劇型があるそうですね。よく演奏される組曲版は演奏時間は24分前後が多いし、本当の全曲版ならば二時間半位時間がかかるのですがフィストラーリはじめ大概の「全曲版」というものはかつてのLP収録用なのか結構曲の省略、順番不同とか適当に編集されての全曲版だそうです。その点、本盤は初めから抜粋版となってやや選曲に偏りがあるものの一応バレエ進行順の運びになってACOの独特なくすんだ音色がフィストラーリのポルタメントをかけつつテンポを揺らせて引き締めていくリードと相俟ってロシア演奏者には聴かれぬエレガントさを味わえます(尤もバレエ音楽指揮者素地としてのフィストラーリはロシア系イギリス人ではありました)。さて本盤でのヴァイオリンはACO首席奏者のS.スタリークという人で「オデットと王子バ・ダクシオン」ではチェロとの掛け合い独奏の聴き処をちゃんとポイント押さえして甘い切なさを官能的であると共に気品をも失わないで表現しているのはメルヘンチックなこの曲に真に相応しく思われました。〆は組曲版とは異なって「ドリゴ終止」と少し珍しい演奏となっております。最終曲「情景・終曲」でのティンパニーや管楽器の音の捉えはいささか古くなつたとは言え単に迫力では片付けられないDECCA音質そのものです。全体としてACOのビロードの様な肌触りなので大向うを張る様なダイナミックさはありませんが流れといいリズムといい繰り返して申し上げるなら「エレガントな」演奏です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    ぼん  |  神奈川県  |  不明  |  2010年07月13日

    1970年代半ば、当時あまりバレエ音楽が好きではなかったのですが、大好きなコンセルトヘボウの演奏ということで購入。以来この演奏に心酔していたのですが、CDがあまり音質がよくないということで購入をみあわせていました。ですがあらためてこうして聴くとやはりいいものはいい。フィストラーリにとってもコンセルトヘボウにとっても後世に残る素晴らしい演奏だと思います。そういえば当時このLP購入直後にそのフィストラーリが来日。このLPを聴いてなければあぶなく聴き逃すところでした。そういう意味でも自分にとってかけがえのないアルバムとなっています。

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  • ★★★★☆ 

    Mickey  |  埼玉県  |  不明  |  2010年04月12日

    宇野功芳氏が絶賛したフィストゥラーリ〜コンセルトヘボウによるステレオ初期の名盤のCD化。我々がイメーージする最も白鳥の湖らしい白鳥の湖である。デッカによるアナログの名録音で捉えられた、むせかえるような往年のコンセルトヘボウの美音も聴きもの。CD化は何故か音が薄くなってしまっているので、フォン・デメヤン氏、つよしくん氏がご指摘のように、この録音を愛する人は是非、エソテリック製のSACDで聴いていただきたい。ハイブリッドのCD層でも結果は一聴瞭然。十分星5つの評価だが、4つの評価は通常のCDの場合。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • ★★★★★ 

    天使  |  宮城県  |  不明  |  2010年01月06日

    62年、72年はLP、そして今回はCDでこの演奏を求めました。高校生、大学生そしてリタイヤ後。私の人生には欠くことのできない演奏です。最初のLPは盤面のラベルの色が変わるくらい聞き込みました。もちろん現在でも健在です。これと並行してロンドン響とのモノのLPも愛聴しています。これは2枚組の輸入盤でした。これも健在です。62年当時はどちらかというとアンセルメ・スイスロマンドの演奏がもてはやされていたことを覚えています。コンセルトヘボーとのこの演奏はドラマチックで壮大。ロンドン響との演奏は滋味豊かでほのぼのしたものがあります。今回私が求めたCDは普通の音質のCDです。音質的にはやはりLPの深さにはかなわないように私の耳には響きます。でも、コンセルトヘボーの演奏の素晴らしさには言葉もありません。五つ星以上です。

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  • ★★★★★ 

    フォン・デメヤン  |  東京都  |  不明  |  2009年12月08日

    私もつよしさん同様、エソテリックのSACD新マスタリングで聞き直しましたが、本当に素晴らしいSACDでした。演奏は今更云うまでもなく、現在でも代表的名盤だと思います。是非沢山の人に聞いてもらいたいSACDです。(決してメーカーの回し者ではありませんよ!)

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年11月07日

    チャイコフスキーの白鳥の湖にはあまたの名演が目白押しであるが、やはり、フィストゥラーリの古典的な名演を忘れてはいけないだろう。COAもいかにも北ヨーロッパならではのくすんだ音色で、フィストゥラーリのタクトにぴったりと併せている。フィストゥラーリの素晴らしさは、シンフォニックな華麗さを基調としつつ、あくまでもバレエ音楽であることを認識させてくれる点にあるだろう。眼前で、バレエを踊っている様子を彷彿とさせてくれる。音質は、ステレオ初期ではあるが、英デッカならではの鮮明なもので、通常CDでもかなりのレベルであるが、最近、ESOTERICからSACD化されたものは一段と素晴らしいもので、信じ難いほどの高音質だ。

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  • ★★★★★ 

    絢音  |  千葉県柏市  |  不明  |  2009年07月08日

    フィストラーリは白鳥の湖を十八番としていて、全曲盤など他にもあるが、演奏、録音ともこのCDがベストだし、もちろん最新のゲルギエフ盤も含め、全ての白鳥の湖のCDの中でも他を大きく引き離す超名盤だと思う。魅惑的でいじらしささえ感じさせるオーボエの美しさ!この頃のこのオケのオーボエはウィーンフィルと並んで世界最高だった!勢いのあるエレガントなヴァイオリンも素晴らしい。そして終曲におけるティンパニの強打とヴァイオリンの上昇音型、ホルンの最強奏!更に現代の最新録音にも勝る真に音楽的な録音の素晴らしさ!

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  • ★★★★★ 

    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2008年02月29日

    LP時代から「白鳥の湖」の廉価盤の定番として、根強い人気を持っていた録音。入手困難になって久しく、寂しい思いをしていたら、このシリーズからヒョッコリ再発になっていたとは・・。お薦めポイントは、papagenoさんのコメントでほぼ網羅されていると思う。一人でも多くの方に聴いて頂きたい一枚だ。

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  • ★★★★★ 

    papageno  |  エジプト  |  不明  |  2007年05月13日

    とにかく聴いてみてください! 録音は約半世紀前のものとは信じられないくらい鮮明で、間接音も実に豊か。コンセルトヘボウのサウンドも、ドイツとフランスの良さをブレンドしたようなコクのある響きが美しく、フィストラーリの指揮が、これまたリズムといい、情緒といい、スケールの大きさといい申し分なし。選曲のセンスも抜群で、「よき曲、よき演奏、よき録音」のお手本のようなCDです。インターナショナルでは初CD化、日本盤も長く廃盤ですから、ぜひ一家に一枚。この名盤がカタログ付で冗談のような安い価格で買えるのですから!

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