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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ヴァイオリン・ソナタ第5,7,9,10番 メニューイン(2CD)

ヴァイオリン・ソナタ第5,7,9,10番 メニューイン(2CD)

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    一人のクラシックオールドファン  |  Hyogo  |  不明  |  2013年02月05日

    神童と言われた時代から大指揮者との共演も多くこなしとにかく戦前でのY.メニューインの活躍は今の時代の私達には想像もつかないくらいの「もてはやされぶり」だったらしくそれだけに彼の演奏収録は多岐に亘るレパートリーで残っております。ただ同じ曲の繰り返し再録も含め余りにも多くの収録数であるのと特に1960〜1970年代それも体調の関係か音色の魅力が今ひとつで凡演に終わり勝ちであった為大演奏家の割にはセールスポイントがボケてしまっていた様に思われます。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタについても実に収録回数が多く他の演奏家の盤に後塵を拝する傾向があったのではないでしょうか。代表曲である第5番「春」と第9番「クロイツェル」についてP協演者記録を見てみますと第5番→1934年H.メニューイン(タイム@9’55A6’27B1’07C6’35)、1951年A.バラー(同未確認)、1953年L.ケントナー(同@7’20A6’41B1’10C6’27)、1957年H.メニューイン(同未確認)、1970年W.ケンプ(同@10’32A6’24B1’31C7’27)、本盤演奏1985年J.メニューイン(同@10’26A6’26B1’18C6’54)、第9番→1934年H.メニューイン(タイム@12’22A15’23B7’05)、1951年A.バラー(同未確認)、1953年L.ケントナー(同@11’59A15’40B7’09)、1959年H.メニューイン(同未確認)、1970年W.ケンプ(同@14’52A16’07B9’46)、本盤演奏1985年J.メニューイン(同@12’31A16’16B7’17)と言った具合で記載もれやミスもあるかも知れませんが長い演奏歴からもたらされるものでありましょう。ただ後半において指揮活動、音楽祭の主催、音楽学校の設立、平和運動などヴァイオリン以外での活躍も目立つようになり演奏そのものを先述の様に飛びついて聴こうと言うほどには私自身至らない状況でありました。そうした処で本盤演奏はHMVレビューによりますとヨガの成果ですっかり回復した技巧で69歳のY.メニューインが息子のJ.メニューイン(34歳)との協演を果たしたものです。正直今まで述べた経緯もあってそんなに期待はしなかったのですが実は私自身が彼がヨガを始めた年代と同じ頃に簡単なヨガ教室に通い出した事もあってちょっと寄り道気分で聴いて見ますと結構生々しく太線での展開で先ず親近感が感ぜられた事・・・それはこの演奏から「優しさ」が汲み取れた事と濃淡ある美音は時には深みある色気さえ漂わしてこの親子共演は一つの成果をあげている様に思えました。勿論回復したと言ってもテクニック万全というわけではありませんがそれをカバーする何かキャリアの底深さをも聴いた思いであります。本盤他の収録曲第7番(同@8’07A10’45B3’39C5’52)及び第10番(同@10’28A7’09B2’01C9’22)は聴いておりませんので当面OKランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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