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ベートーヴェン(1770-1827)

SACD 交響曲第3番『英雄』、他 ド・ビリー&ウィーン放送交響楽団

交響曲第3番『英雄』、他 ド・ビリー&ウィーン放送交響楽団

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年08月01日

    ベーレンライターのスコアを見ながら聴いた 楽譜の指示が忠実に再現されている こういう姿勢の指揮者が増えていることを歓迎している 20世紀までの指揮者の独善には辟易としていた 指揮者編曲版の演奏を真髄だ名演だと宣う聴衆にも呆れていた 作曲というものが何か分かっていない 真に命を削る仕事なのだ それでも書かずにいられない魔に取り憑かれ幽鬼のようになった作曲家の不運を偲べ そうならばスコアを勝手に弄くり回す独善など出来るか スコア通りじゃ個性がなく誰がやっても同じになるかと言えば然にあらず そこが音楽の面白いところ もしわたしが指揮したら もっと中低音部を浮き立たせたろう f, ff はもっと鳴らすだろう と”もっと”が随所に付く ド・ビリーの創り出すサウンドは一体にソフトだ 末尾に入っている”序曲”にも同じ傾向が見られる 未だにピリオド・スタイルがどうだこうだと言う声が聞こえてくるのは残念だ 過去の所謂名演に心を縛られている人には分からないだろうか ベートーヴェンが何をどう書いたのかを識る歓びが如何にスリリングでワクワクさせられるものだと言うことが 解き明かす歓び以上に”クラシック”を聴く意味は無い いい演奏だった あなたも如何

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  • ★★★★☆ 

    春奈  |  東京都  |  不明  |  2009年09月10日

    基本は速いインテンポを主体とした演奏で、かつてのレイボヴィッツやシューリヒトを連想させる。しかしリズムに弾力がなく、どこかのっぺりとした印象があったり、表現レベルではイマイチな印象を受ける。エロイカには昔から名盤が多いので、手放しで評価できない。フィナーレはかなり速いテンポ設定であり、全曲中でもっとも満足した楽章。やる気と熱気は感じるが、まだ音として上手く出ていないのではないか?しかし全体的には好印象でレベル自体は高めだと思う。

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  • ☆☆☆☆☆ 

    zawa  |  京都府  |  不明  |  2009年04月25日

    ワクワク、胸が躍るような演奏です。しばしばレビューを書かせていただいていますが、わたくし結構辛口でなかなか最高点はつけないんですよ! ベートーヴェンは、たまに聴くと”凄い!”と思うんですが、私にとって好きな作曲家とは言い難い作曲家でした。しかし、このビリーの演奏で病みつきです。いわゆるピリオド奏法と現代のオーケストラの集大成がここにある、ひとつの答えじゃないでしょうか。 録音もいい。これからもこのコンビでどんどん録音してもらいたいですね。

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  • ★★★★☆ 

    ティーレマンのおっかけ  |  茨城  |  不明  |  2008年07月12日

    この演奏は賛否両論あってしかるべきと思います。と申しますか、ベトには永遠に相容れない『重厚』と『軽快』という2つの要素があると考えます。前者はいわゆる昔ながらの名演タイプ、後者はピリオド系若しくは室内楽的アプローチや、クライバーに代表されるようなスポーツカー路線。さて、ド・ビリーのこのアプローチはというと…ピリオド系のようでいて、室内楽的で、どこかクライバー路線のようなものも感じさせる。このように書くと中途半端なように聞こえますが、いずれもが高いレベルでブレンドされていまして、良く聞き込んでみると相当な名演なんじゃなかろうか?と感じます。このような演奏は物真似的な付け焼き刃では到底実現出来るはずもなく、やはり手兵とのコミュニケーションが相当うまく機能しているのでしょう。良く耳を澄ませなくても分かるのですが、ド・ビリーはメロディの裏のラインを強調しますので、ともすれば何をやりたいのか分からなくなりがちですが、『ベースを底上げする』効果とでも言いましょうか、大変美しい響きが生み出されています。そうかと思うと、フィナーレのコーダに代表されるように随所に炸裂するティンパニなど、我々の耳を刺激する瞬間にも事欠かない

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  • ★★★☆☆ 

    kensan  |  福井県  |  不明  |  2007年10月29日

    締まった演奏で好演だが、これを最高とするのはいかがか。正確で迫真の演奏だが、このこじんまりとした演奏に「ノー」を突きつける人も少なからずいると思う。

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  • ★★★★★ 

    くりたん  |  奈良県  |  不明  |  2007年10月09日

    テンポは速めだが、ひとつひとつのフレーズに意味を持たせ全くダレル事がない。漫然と聴く事を許さない演奏「英雄」愛好家には、たまらない魅力がある。一瞬、あのクライバーが「英雄」交響曲を指揮すればこんな表現もあったかなと思わす面も。Vnの両翼配置も魅力の一端を担っており、この才能豊かな若きマエストロの懐の深さを感じる。とにかく「英雄」と言う複雑な曲の内容を損う事なく明解に表現した演奏は希少であり録音も良くSACDでこの価格は信じ難い気がする。「英雄」を聴き尽した人にも、これから「英雄」に親しみたい人にもお薦めの名演!

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  • ★★★★★ 

    Edgar  |  東京都  |  不明  |  2007年01月25日

     ブックレット裏面の写真からも伺えるとおり、ド・ビリとウィーン放送響の関係はとても良好のようだ。この信頼関係の良さは演奏にも現れている。  解釈は、ピリオドアプローチも取り入れた現代的なものであるが、ド・ビリ独特の音量バランスと軽快なテンポ、響きの厚さを見事に両立させており、何度も繰り返して聴きたくなる素晴らしい演奏に仕上がっている。  録音もクリアで、SACDの良さを存分に味わえる水準である。

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