管弦楽曲集、トリオ・ソナタ集 カメラータ・ベルン、ホリガー、他(5CD)
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Mr.Liu | 東京都 | 不明 | 2009年11月10日
かつて「オリジナル楽器でなくてもここまで出来る」と 絶賛された盤であることは認めよう。しかし 古楽器による演奏が主流となった今日、このような バロック音楽の語法を無視したアーティキュレーションと フレージングでの演奏は、聴いていて欲求不満になる。 ゼレンカの特有の和音も、メッサ・ディ・ヴォーチェを用いてこそ 効果的な響きを得られるのではなかろうか。 そういうわけで、折角ゼレンカの世界を楽しむのであれば バロックオーボエを使用したaccantの パウル・ドムブレヒト&マルセル・ポンセール盤 または、DAS ALTE WERK のアーノンクール盤をお薦めしたい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mitsuruy | 東京都 | 不明 | 2009年07月06日
1972年〜77録音ということは、古楽の研究がまだまだ序盤だった頃なのだろうか。 やはり現代の若い世代のピリオド楽器奏者達が奏でる音よりは、モダンオーケストラの演奏に近い感覚を受ける。 しかし当時としては最高の面々との事で、ゼレンカの管弦楽集が購入し易い価格で聴けると言うことでは、今でも貴重なものなのだろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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顕 | 岐阜県 | 不明 | 2009年05月25日
ゼレンカというバロックの作曲家の音楽は少しも悪くない。しかし、こうした音楽を聴くと、ゼレンガを含め、あまり有名でないバロック作曲家の音楽とバッハの音楽のレベルの差の大きさには全く驚かされる。マラソンに例えるとバッハが先頭を走り、100メートル遅れてヘンデル。1万メートル離れてゼレンガら、ということになるだろう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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とっさん | 京都 | 不明 | 2009年02月27日
30年程前ここに収録されている管弦楽集のLPが出た時は、タックウェルの超絶高音テクニックに度肝を抜かれ、バッハでは絶対こうならないと思われる長調から短調への急変化や半音階進行に驚いたりで耳がテンになり、終始笑うしかないという状態で聴き通した記憶があります。今回もまた笑みを抑える事ができませんでした。名人たちに加え、カメラータ・ベルンの颯爽とした演奏は全くもって魅力的です。LP時代、この団体で「マンハイム楽派の音楽」というセットものが出ていて愛聴していましたが、これもブリリアントさんに出していただきたいものです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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グラシル・たけちゃん | 埼玉県上尾市 | 不明 | 2008年07月30日
私にとってのゼレンカの器楽作品の魅力とは、あの独特の気味の悪さである。木管楽器を主体とした土臭い音楽に魅かれる。長調の曲でも、優雅に始まったかと思えば突然短調の闇に転じたり、淡々とした通奏低音が突如半音階で降下を始めたり、一筋ではいかない。ホリガー他、ゼレンカを得意とするメンバーによって作った魅惑の録音である。一部は後に再録音しているが、むしろ野暮ったい雰囲気の当盤に好感が持てる。いつまでも忘れられない作品集である。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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