3 Ballets, Etc: Abbado / Lso
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Bartokian | 東京都 | 不明 | 2023年03月19日
DGのアバド全集を入手して久しぶりに聴いた、「春の祭典」についてレビューします。この録音(クロイドン、フェアフィールド・ホールズ、1975年2月)を、1970年代前半のアバドの指揮スタイルのコンテクストに置いて考えたいと思うのです。この「春の祭典」の演奏には、こちらもよく知られたLSOとの録音、ベルク「管弦楽の3つの小品」(デナム、アンヴィル・フィルムスタジオ、1970年12月)との類似性を強く感じます。ベルクでは、すべての楽器の音が峻厳に屹立していて、音楽の横の流れよりも縦の独立した響きを重視しているように感じられるのですが、この「春の祭典」でも印象はほとんど同じです。第1部冒頭のファゴットのソロから、第2部序奏の管・弦の冷え冷えとした響きを通って、最後に(やや遅れて)裂ぱくの気合いで打ち下ろされる大太鼓まで、アバドは独特のモダニズム美学でこのストラヴィンスキーの作品を解釈しています。同じ時期にLSOと録音したチャイコフスキーの交響曲第5番(1970年12月)やブラームスの交響曲第4番(1973年3月)を、アバドは全く別のスタイルと音色で指揮しています。それにしても、当時のLSOはいろんな録音会場を使っていますね。この2枚組は4カ所、1980年代中頃のラヴェル選集はなんと5カ所で録音されています。まさに「流浪のオケ」です。演奏家も録音技師もさぞかし苦労が多かったことでしょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古き良き時代 | 大阪府 | 不明 | 2020年02月16日
ハルサイについて。 最高の演奏・録音でした。 実に細部まで見通しがついており、切れ味鋭いハルサイです。 録音もアナログの究極と言ってよいホールトーンの美しさと鮮明さが印象的です。 小生の学生時代には「ハルサイは録音がポイント」と言われていましたが、今もって最高録音は、ショルティ・シカゴ、デービス・コンセルトヘボウ、アバド・ロンドンと全てアナログ時代の傑作だと思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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k.k | 大阪府 | 不明 | 2017年09月04日
一気に3大バレエを聴きました。ブーレーズ、デュトワ盤で3大バレエを持っていましたが、比べてもアバド盤は他のレビューにもあるように標準的で良好な演奏。これは楽団との相性が良い関係であったからでしょう。私が、このコンビの演奏を始めて聴いたのは、プロコフィエフのロメオとジュリエットでした。アバドは、ウィーン・フィルハーモニーよりロンドン響の方が伸び伸びと活躍していたと思います。ロンドン響もケルテスからプレヴィン、アバドと良好な指揮者との関係のもと、数々の名盤が録音されています。このストラヴィンスキーもそのうちの1枚でしょう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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聖オーガスティン | IRELAND | 不明 | 2012年12月31日
このLPが出た頃、祭典に夢中になっていて何枚もレコード買ったけれど、自分のベストはアバドだった。メータ、マゼール、デイビスといろいろ聴きくらべたが、今ではDVDも出てバレエも見られるとやはり映像を観ながらが一番いいかも。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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たけちゃん | 福島県 | 不明 | 2008年08月30日
レビュー未だひとつも無し、ですか。このセットってあまり話題に上がらないみたいですね。私、アバド氏とロンドン響のコンビ大好きなんです。で、このストラヴィンスキー。斬新さに欠ける?その御指摘、多分当たりです。他を凌駕する特徴的、圧倒的爆演、という演奏ではないでしょうね。ただ私はこの演奏すご〜く安心して聴けるんです。アバド氏の、最良の意味でのバランス感覚を感じ取ることができます。版にこだわるのでなければこの収録曲、この価格というのも魅力だと思います。私のお気に入りは「プルチネッラ」。なんとまぁ美しい・・・。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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