主題と変奏、他 高関健、野平一郎
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ブルノのおっさん | 北海道 | 不明 | 2017年05月19日
冒頭の龍笛風のフルートの音をきいて間もなく、購入して正解だったと確信した1枚です!雅楽を西洋音楽に取り込むことは、松平作品以外にも試みられていますが、彼ほど細部まで忠実に(特に琵琶や箏の模倣には驚かされました)表現しえた人はいないのではないかと思います。セリーを採用した左舞や右舞などの作品を聴いても、何となく雅やかな雰囲気をもたらすためにのみ雅楽を織り込んだのではなく、あくまで雅楽そのものに内在する精神、そしてその本質に迫るような音楽です(これを聴き終えた後に実際の演目(盤渉調越天楽、長慶子など)を聴いてみると面白いと思います)。アルバム発売から大分経てからの投稿となってしまい恐縮ですが、ナクソス日本作曲家選輯の中でもお気に入りの1枚です。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レインボー | 不明 | 不明 | 2010年10月30日
この作曲家の作品はこのCDで初めて知ったのだが、冒頭のピアノとオーケストラのための主題と変奏が、なかなか聴きやすくて、面白い。 野平氏のピアノも良い。 一方、他の曲は現代音楽に近く、やや難解かなと印象ですがなかなか個性的です。 高関&大阪センチュリー交響楽団も好演、そしていつもながら、片山氏の解説もすばらしい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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プゼロ | 大阪府 | 不明 | 2006年05月26日
高関/大阪センチュリー響のコンビは定期演奏会で積極的に現代音楽を取り上げたことで、関西の音楽シーンに多大な貢献をした。 その高関の素晴らしい統率力と構築は、このCDで十分に示されている。それに応えた大阪センチュリー響の音色と機敏さは、他のオーケストラでは聴けない素晴らしさだ。オーケストラのきらめくような粒だった音色が松平の傑作の魅力を十二分に表現している。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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豊後梅 | 大分市 | 不明 | 2003年10月28日
日本的美の普遍性と未来性を考える好個の素材。雅楽の音を知らない外国の人々には、いったいどのように聞こえているのであろうか?0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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トゥラケムス | 東京都 | 不明 | 2003年07月26日
日本が世界に誇るべき真の芸術家、松平頼則の厳しくも洗練された音世界が堪能出来る一枚。この一枚のためにこのシリーズはあったのだと言い切ってしまおう。カラヤンが指揮した「主題と変奏」よりも、「左舞」や「ダンス・フィナル」がお勧め。このオリジナリティと強度は比類がない。演奏、録音も素晴らしい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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