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ハイドン(1732-1809)

CD オラトリオ『天地創造』全曲 アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

オラトリオ『天地創造』全曲 アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年01月04日

    交響曲や弦楽四重奏曲のジャンルでほぼ一定の達成感を見たハイドンは晩年宗教曲の方に傾倒して行くのですがこの「天地創造」はミルトン「失楽園」を題材として特にヘンデル「メサイヤ」に触発され当初大量なスケッチを単純・直截化すべく慎重に作曲された開放的な安定した穏やかさが特徴の正しく大家の作品に出来上がっており結構聴き易い曲だけに演奏盤も多くアーノンクールについては1986年VSO(なお、合唱団は本盤と同じ)を振った旧盤と本盤2003年アーノンクールが自ら育てたCMV50周年記念ライブ演奏盤があります。アーノンクールと言えばほぼ本盤と同じ組合せメンバーで2010年秋の日本での「天地創造」公演が話題になりましたね。本盤アーノンクールの演奏はかつての衝撃的な要素はさすが74歳での指揮なのか少しマイルドになり分り易く申しますと以前の激しい強弱さから後者つまり「弱」フレーズに印象的場面が多い様に思いました。極端なのは第三部最終曲の「アーメン、アーメン」の「メン」の箇所の歌わせ方等にその余韻的特徴が出ているのではと思いました。演奏タイムとしては第一部、第二部(創世記第一章、第1日〜6日分)77分半、第三部(アダム&イブ)28分半とやはり時間的にはそう違和感もなく運んでいます。第一部「混沌」・・・各管楽器の古楽器の美しさが特に私は好きですし、又、この出だしは演奏とは別に全くハイドンの才能による本当に傑作だと思います・・・、本盤は三人体制の独唱陣でレッシュマン(S36歳)、シャーデ(T38歳)、ゲルハーヘル(B34歳)という比較的同年輩若手の布陣で出来の凹凸具合が割りと少なく思われました。「混沌」後のB出だしは静けさすら伴い第5曲(トラック単位・・・以下同)の合唱合間のSの感情表現も嫌味がありません。第7曲「泡立つ波を轟かせて」では穏やかなBと自然描写の巧みさがよくブレンドされています。同じく第一部第11と14曲のよく整理された合唱が詰めで忙しく入れ込むのも面白いです。第二部第5曲「若々しき緑に飾られて・・・」は例の三重唱なのですが如何にも楽しげ且つ力強さがこの曲の特徴。第12曲「大いなる業は成りぬ、全てのものは仰ぎ見る」での合唱〆には前述の「弱」フレーズが表れています。第三部第2曲二重唱は快いテンポを保ち温和さと緊迫感の程よい混ざり具合ですね。第4曲S,B二重唱フィーリングにはそのバロック的演奏雰囲気がアーノンクール指揮を再確認した次第。最終曲については先に少し触れました。本盤演奏はアーノンクールのいつも変わらぬ綿密な検討を経ての演奏であることととにかくライブ故なのか一気に聴かせてくれる演奏であります。私自身VPOを振った1960年代後半録音のミュンヒンガー演奏盤もおっとり目で好きですし朝比奈が大フィルを振った1975年ライブLP盤もその武骨さに聴き入った一時期もかつてありました・・・いい曲ですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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